せんせーなんさい?の質問に対する回答、みんなどうしてる?
生徒から「せんせーなんさ〜い?」と聞かれる距離感で関係が構築できていること自体は、先生として素晴らしい結果である。
しかし「年齢の公開禁止」をルールとしているところも多い。特に個別塾はその傾向が強いようだ。
もし若い先生が正直に答えてしまうと生徒から保護者に伝わって、「年齢が若い=キャリアが浅い」と、不安感を抱く要因になってしまうからだ。
とくに大学生講師が直面する問題で、嬉しい反面、どうやって返して良いものか、小さな悩みのタネでもある。
キャリアを偽ってはダメ
20歳なのに25歳であると明言してしまうと、最悪の場合、キャリアの虚偽、詐欺にあたるかもしれない。
スーツを着ている大人をみる子供の年齢感は5〜15年のギャップがある。20歳の学生講師であれば生徒からは25〜35歳くらいに思えてしまう。
その背景を踏まえた上で、生徒に踏み込まれない返答を行う必要がある。
100歳!
定番の切り返し。ありえない年齢を告げて、それをゴリ押して強引に乗り越える手法。
メリットとして、短く決まった回答なので、頭を使わずに回避できる。
デメリットは、真面目に回答してくれないことに対して不満を持つ生徒がいるかもしれないことである。
何歳に見える?
・・・生徒「〇〇歳!」・・・じゃあ、それで!!(ニヤリ)
生徒も〇〇歳くらい?と思っている傾向が強いので、それを逆手に年齢を決定する手法。
不適な笑みを浮かべることで疑念を抱かせる。ハッキリと回答することは避ける。
そして生徒はめんどくさくなって聞くことを諦める、といった流れ。
18歳以上だよ!
ウソはついていない。ということがポイント。30歳未満と答えても可。
他にも「20代だよ」「未成年ではない」「お酒は飲めるよ」など抽象的な回答であれば効果は同じ。
それ以上聞いてくるなら「それを知ってどうなるの?」と質問返しをしてもいいだろう。
個人情報保護砲〜!
先生の年齢はプライベートなもの。個人情報にあたる。そのため、無理に答える必要がそもそもない。
小学生なら「個人情報保護砲!」を放つと良いだろう。きっと、笑ってくれるはず。きっと。
これは先生の個人情報をバリアする効果があるとか何とかいって、頑張って乗り切ってくれ。保証はしない。
大人の事情で答えられない!
高校生にもなれば理解はあるし、そもそも聞いてくる高校生はあまりいない。
もし聞かれた場合は素直に答えられない旨を伝えるが無難。
変に茶番を仕込んでもダルいだけなので「想像に任せる!」「20歳ってことにしといて!」などサラッと流して空気を読ませる。
指導で活かせるかもしれない?
生徒の「先生は何歳?」と言う質問。なんてことない質問が時に大きなトラブルに繋がったりもする。
しかし、その生徒が興味を持って質問していることは良い傾向だろう。
どういった回答がその子が納得するものなのか?という視点で回答をぶつけてみることが、普段の指導のヒントになるかもしれない。
ぜひご自身のキャラクターにあった様々な回答を用意して、とっさに答えられるようにしておくと良いだろう。
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