高見澤秀介 | 生成AI × 資産運用

27歳 | (同)Novalis 代表 | 日本とカナダの大学を卒業後、資産運用会社の…

高見澤秀介 | 生成AI × 資産運用

27歳 | (同)Novalis 代表 | 日本とカナダの大学を卒業後、資産運用会社のBlackRockに入社→4年を経て創業 | 【生成AI × 資産運用】個人投資家向けポートフォリオ管理ツール「Lambda」を開発中(https://lambdafinance.ai

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自己紹介 | 生成AI×資産運用で会社作った話

■ ざっくりプロフィール現在27歳で会社を経営している高見澤秀介と言います。三重県に生まれ、その後埼玉、イギリス、東京などを転々としながら幼少期を過ごしました。転勤族の家庭だったため、2年ごとの引っ越しが当たり前で、小学校高学年になる頃には転校先での自己紹介にも慣れたものでした。中学・高校時代はテニスに夢中で、朝6時からの練習を始め、夜遅くまで打ち込んでいました。 ■ テニス少年、株に出会い、カナダに飛ぶそんなテニスガチ勢だったのですが、大学のテニスサークルは少し合わず、

    • 【2024年10月第2週】強い米経済とインフレ、外貨準備高で見るドル高円安の行方

      先週はマーケットにとってポジティブなニュースが多かったですね。特に注目されたのは、ISMサービス業景況指数が54.9と予想を上回る数値を記録したことや、非農業部門雇用者数が前月比+25.4万人と大幅に増加した点です。また、失業率も0.1%低下して4.1%となり、アメリカ経済の底力が改めて示されました。これらのデータは短期的には米国株の上昇やドル高円安の流れを促進する要因となり、米国株を買っている投資家にとっては朗報となっています。 個人的には雇用者数が後々下方修正されないこ

      • 【2024年10月第1週】パウエル議長の発言と日銀短観を読み解く

        9月は市場のアノマリーにより、株価が下がりやすい月でした。特にFOMCや自民党総裁選など、多くのマーケットイベントが重なり、ボラティリティが高まっていたと思われます。まだ9月最終日の取引が月曜日に残っており、先日の総裁選で選ばれた石破新総裁の影響が反映される日になるでしょう。今回は10月第1週、来週のマーケットイベントや重要な経済指標について見ていきたいと思います。 時間がない人向け要人発言🇺🇸9/30 (月) パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言 月曜日には、石

        • なぜ「利下げ」したのに米株高で円安に進んだのか。

          予想以上の利下げにマーケットの反応は9/17に行われたFOMC(連邦公開市場委員会)は波乱の連続でしたね。私が記事を書いた9月13日時点では、0.25%の利下げ確率が85%、0.5%の利下げは15%という見方がコンセンサスとなっていました。 しかし、直前になり「0.5%の利下げが来るのではないか」という話が広まり、結果としてFRBは本当に0.5%の利下げを実施しました。FRBは今後も段階的に利下げを進め、年末までに累計で1%の利下げを行うことが予想されています。大幅な利下

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          Ray Dalioが分析した2024年度最新版"The Great Powers Index: 2024" - 日本の展望

          Bridgewaterを創業したRay Dalioが世界の主要24カ国の力関係を分析した2024年度最新版のレポートを9月10日に公開しました。これは読まなければならぬと使命感にかられたので、ここにそのまとめを書きます。 レポートの原文に興味のある方はこちらからアクセスできます。https://economicprinciples.org/downloads/DalioRay_Power_Index_Appendix.pdf レポートの主な評価指標レポートでは、24の主要

          Ray Dalioが分析した2024年度最新版"The Great Powers Index: 2024" - 日本の展望

          【YouTube動画公開】FRBの金利引き下げが示す米国経済の行方とは?

          「FRBの金利引き下げ」について詳しく解説した動画を公開しました。経済ニュースで頻繁に耳にする「景気後退」や「金利引き下げ」というキーワードが何を意味するのか、そして現在の米国経済がどのような状況にあるのかを説明しています。 🔗 動画はこちらからご覧いただけます: FRBの金利引き下げについて解説 動画の内容概要景気後退とソフトランディングの分岐点 現在、米国経済は大規模な景気後退に向かうのか、それとも「ソフトランディング」と呼ばれる緩やかな経済安定に向かうのか、その行

          【YouTube動画公開】FRBの金利引き下げが示す米国経済の行方とは?

          2024年9月第3週の注目経済・政治イベント

          時間がない人向けのポイント🇺🇸9月17日-18日: 連邦公開市場委員会(FOMC)2024年9月17日から18日にかけて、アメリカの連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されます。この会合は、FRBがアメリカ経済の金融政策を調整する重要な場となります。最近では、インフレが緩やかに抑制されつつあり、労働市場の動向も踏まえて、政策金利の引き下げが焦点となっています。 足元のインフレ動向が注目される理由の一つは、アメリカの消費者物価指数(CPI)の動きです。FRED(連邦準備銀行

          2024年9月第3週の注目経済・政治イベント

          2024年9月第2週の注目経済・政治イベント

          時間がない人向けのポイント🇺🇸9月10日(火): 大統領選テレビ討論会2024年アメリカ大統領選挙に向け、9月10日(火)にフィラデルフィアの国立憲法センターで大統領選討論会が開催されます。共和党のドナルド・トランプ前大統領と、民主党のカマラ・ハリス副大統領が直接対決する初の機会となり、大きな注目を集めています。 討論会は90分間にわたり行われ、各候補者が主要な政策について討論します。形式としては、司会者が質問を投げかけ、各候補者が2分間で回答、その後1分間の反論が許されま

          2024年9月第2週の注目経済・政治イベント

          【9月FOMC】FFレート利下げは景気後退のシグナルとなるか

          時間がない人向けのポイント①FOMCとはFOMC(連邦公開市場委員会)は、アメリカの金融政策を決定する非常に重要な機関です。FOMCは、経済成長や物価の安定を目指して、金融政策を策定・実施します。この委員会はFRB(連邦準備制度理事会)の下で運営されており、年に8回の定期会合を開き、必要に応じて追加の会合が行われることもあります。 FOMCの主要な役割の一つは、フェデラル・ファンド金利(FFレート)の調整です。FFレートは、銀行同士が短期的な資金を貸し借りする際の利率であり

          【9月FOMC】FFレート利下げは景気後退のシグナルとなるか

          2024年9月第1週の注目経済・政治イベント

          9月5日(木): 米国ISM非製造業景況指数発表9月5日(木)には、米国ISM非製造業景況指数が発表されます。この指数は、米国の非製造業セクターにおける景況感を示す重要な経済指標で、供給管理協会(ISM)が全米の375社の非製造業企業の購買担当役員を対象に実施するアンケート調査に基づいて作成されます。アンケートでは、受注、在庫、雇用、価格など10項目について、「増加・良くなっている」「同じ」「減少・悪くなっている」の三者択一で回答されます。 注目ポイント 景気の先行指標

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          NVIDIAの売上8割を占めるデータセンター事業とは

          2024年8月28日、NVIDIAの2025年度第2四半期(5-7月期)決算が発表され、マーケットの注目を集めました。売上高は前年同期比122%増の300億ドル(約4.35兆円)を記録し、予想を上回る好調な結果となりました。 売上の内訳を見ると、データセンター事業が全体の87%を占め、前年同期比154%増。前四半期比でも16%増の263億ドル(約3.81兆円)に達し急成長していることが分かります。この急成長を遂げているデータセンター事業についてさらに深掘りしてみたいと思いま

          NVIDIAの売上8割を占めるデータセンター事業とは