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肌のスーパーヒーロー「皮膚常在菌」


目には見えないけれど、
私たちの体にはたくさんの菌が生きている。

人間の体の細胞の数は
37兆個なんて言われてる。
人間の体の細菌の数はそれをはるかに超えて
100兆個以上なのだとか。
世界的な名誉のある偉い学者さんが
YouTubeで語っていたのを覚えている。
「もはや、人間は菌で出来ていると言っても
過言ではない」と。
私たちは、菌と共存して命が成り立っている。
例えば手に「ばい菌」といわれるような菌が
付いたとしても、
善玉に値する皮膚常在菌は
それをやっつけてくれる。
そしてそうやって体は守られてきた。
菌とは生涯、上手く付き合うべきなのだそう。


皮膚再生医などの皮膚のスペシャリストや
有名な美容家の書籍から教わったことは
皮膚常在菌を活かすことの重要性。
これが何より本質だと思う。
皮膚常在菌は善玉菌、悪玉菌こそあれど
バランス良く保ってさえいれば
どの人の肌にとっても
それはそれは逞しい味方なのだ。

このことを正しく認識できるかどうかが、
どんなスキンケアをするかの分かれ目であり、
どんな肌を育めるかの
最重要ポイントであることを知った。


肌質はある程度は
生まれ持った素質だけれど、
日々のお手入れの影響を相当に受けている。

市販されている大半の商品、
メディアで紹介されている商品の殆どのものに
界面活性剤と防腐剤が配合されており、
界面活性剤は皮膚のバリアを壊し、
防腐剤はその品質保持の為に配合され
肌を守るヒーローである常在菌までも
やっつけてしまうということ。

その本質から言えることは
ケミカルなものとの関わり度合いが深いほど、
相性によっては肌の耐力は弱くなり、
様々なトラブル要因を持つようになってしまう。
もちろん化粧品はその成分の持つ効力など
メリットも多々あるのは事実だろうけれど
デメリットについては
商品を売りたい企業やマーケター側から
明らかにされることはほとんど無い。

化粧品やコスメは
多種多様な広告マーケティングにより
大多数に必要なものとして認識され
肌に柔らかくダメージを与えつつ
同時に効果、効能、快感を与えて
長く愛用され続けていく。




美容師を15年以上やってきた。
毎日お客さまの髪をシャンプーする私の手は
洗われることがとても多い。
カラー剤やパーマ液などケミカルな商材に
触れてしまう機会も多いのが現実。

手はコンプレックスだ。
私は40代だけれど、同年代の女性の手より
明らかに皺っぽくて
まるでお婆ちゃんの手みたい。
そのことが、化学的なものに触れ
肌が洗われ続けることの末路を
立派に証明してくれている。

自分の肌がデリケートである現実が
目の前にわかりやすくあったこともあり、
私はまずはメーク落としと
洗顔料を使うことをやめることにした。

「洗浄剤で洗うこと」は
皮膚の角質を落とすことであり、
それは皮膚バリアを壊すことを意味している。
そして肌は乾燥を招き、乾燥は老化を招く。
トラブルを回避するには
そのマイナス要因と極力出会わないことが
とても大切だ。
もとからバリアが薄いのだから
(もとい、さらに自分で薄くしてきた)、
これ以上壊さない選択をした。


皮膚常在菌は誰もが生まれながらに持っている
最高にオーガニックでお金のかからない
どんなに高価な美容液よりも優秀な美容液。

私にはそれを使わない選択肢はなかった。


だいぶ弱くなってトラブル続きの
自分の肌を守ってあげたい。
とくにメーククレンジングといわれる類のものは
一刻も早く止めるべきと多くの著者が記していた。
クレンジング剤には界面活性剤を防腐剤の配合量が
断トツに多いからに他ならない。





こんな経緯でたくさんのコスメが
私の日常から消えていきました。
私は美容師という接客の仕事であるので
すっぴんというのも難しく、
毎日メークをしています。
では、メーク落としと洗顔料を使わずに
どうやってお手入れしているのか。
今回お伝えしようと思いましたが、
思いの外、皮膚常在菌の話が長くなってしまい
その具体的な方法についてはまたの機会に
お伝えしたいなと思います。


最後まで読んでくれてありがとうございました。
本当に少しずつですが、
スキを頂けるようになってとても嬉しいです♡

私の経験や視点を共有することで
読んでくださった方の毎日が
少しでもハッピーになれたのなら最高!
そんな思いを込めて発信していきます。

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