和菓子の再解釈
2021/9/15
「和の果子の再構築」
本日は、和菓子について僕が考えていることを
今週末のポップアップのコンセプトにも関係している点に沿ってお話しします✨
ちょっと長いので、時間がある時にでもお読みください💦
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今回のテーマは、「和の果子の再構築」。
今までとは一線を画すほどのアップデートです。
お気づきかもしれませんが、”和菓子”ではなく、
”和の果子”としているところに、今回のコンセプトの全てが詰まっております。
この数ヶ月間、日本古来の文化や美意識や、全国各地に存在する一流と呼ばれるものを沢山体験してきました。
その中で改めて気づいたんです。
「日本の美意識は素晴らしい」
グローバルな世の中に変化していく中で、
日本人として、そのアイデンティティを軸として持つべきだと思いますし、
”正解”に価値がなくなった時代では、
何らかの美意識が、”自分らしさ”という武器になります。
その1つの提案として、日本の美意識というものを、”和の果子”を通して表現していきたいと思ったんです。
“和の果子”としている理由は大きく2つ。
1つ目は、「和の美意識のある菓子を和菓子と呼ぶ」という再解釈をしたからです。
最近の和菓子は、様々な食材がこれでもかと組み合わされているものも多く、
洋菓子の”足し算”による構成が増えてきました。
勿論それらもとっても素敵なのですが、
日本の”引き算の美学”を表現するために、
僕は余分な足し算を避け、引き算によって豊かなお菓子を構築します。
ここで注意するのは、自分の作品にとって必要な足し算までは削ぎ落とさないということです。
小豆だけドンッ、と言う感じにはしませんのでご安心を(笑)
日本の美学を提案するというコンセプトを強調するために、「和の〇〇」とさせていただきました。
2つ目は、「菓子の起源に想いを馳せるとともに、地球や健康にとって良いものを創る」ことを目指すからです。
“菓子”はもともと”果子”という字が使われていました。
文字通り、果物(久多毛能)や木の実(古能実)のことを果子と呼び、
他の食材とは区別して扱われていたんです。
人間が甘いものを欲する時、実際は糖分が不足しているのではなく、ビタミン類が不足しているというのも、ここに由来しています。
ビタミンが不足した時、フルーツを食べるように仕向けるため、糖分(フルーツの甘さ)を求めるようにしたんです。
また、フルーツは血糖値の上昇を抑える働きをしますし、とても健康的です。
実は、現代人が最も不足している栄養素を補うために必要なのが、フルーツとナッツなんです。
そのフルーツとナッツを主役に置いたお菓子を作ることで、
菓子の起源に想いを馳せるとともに、健康にとって良い果子を創ることができます。
食べていただく方が元気で豊かな日々を送れるような食材を使い、
日本の美学を改めて提案するアートとして、
”和の果子の再構築”を表現いたします。
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それでは、良い一日をお過ごしください🙌
※同世代の人達に向けた、言葉遣いとなってますこと、ご容赦ください。
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Don't have a good day, have a great day!!