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ここは一体どこなのか~星新一NHK~

タイトル:地球から来た男
初出  :「野性時代」1974年5月創刊号

産業スパイなどという職業は今でも存在しているのだろうか

そもそも今よりもずっと前の時代のことだとしても

そんな職業があったのかどうかは怪しい

それが職業なのか肩書なのかすらもわからない

なんともシンプルなこの話

原作が1970年代ともなればそれもそうなのだが

思い返して見るにつけ

徐々に深みが増してくる

主人公の彼が接する人々は優しい人達ばかりで

周囲の人々からの反応では真実に達することは難しそうだ

そこは一体どこなのか

テレポートの概念がない世界で

人間をテレポートさせる装置が実在するのかと

少しずつ戸惑ってくる

主人公も

見ている私も

そこは一体どこなのかと

この話は意外と深い

それもこれも彼の思い込みなのか

そうではないのか

思い込みとは恐ろしいものだ

滑稽なのか悲しいことなのか

全ては本人次第

そう言えば私もいつか地球からこの星へとやってきた気がしないないわけでもない気がしてきた

なので、

高良健吾氏も会員になっている「地球人の会」に近々に参加させて頂こうかと思う

これからネットでググってみる

でも元いた地球にそう帰りたいわけでもないのよね

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