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いつの日か~名優ユル・ブリンナーさん~
私がユル・ブリンナーさんのことを初めて知ったのは
私のトラウマ映画である「ウエストワールド」でのこと
映画「荒野の七人」(1960)は今になってもちゃんと見たことがないので
私と氏の出会いは映画ウエストワールドが今のところ最初で最後ということになる
子供の頃の私にとってユル・ブリンナーさんは
チャールズ・ブロンソンさんと並び
渋顔の男の象徴だった
ユル・ブリンナーさんは日本のテレビCMにも出演していた
なので日本でもお馴染みのスキンヘッドの俳優さんだった
フジカラーのテレビCMに出演されていて
お正月バージョンのCMでは大凧に乗って空に舞い上がっていた
ハァッピィーニューイヤー♫フゥジカラー♪のコーラスと共に
テレビの視聴者に向かって
「ア・ハッピーニューイヤー(A Happy New Year)」と低い声で語りかけていた
そのCMをテレビで見る度に私は映画ウエストワールドのことを思い出し
複雑な想いに駆られていたのだった
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これをユル・ブルーノフォビアとでも言うのであろうか
はたまたガンマノフォビアか
この先、映画「荒野の七人」を見る機会に恵まれた時
そこに出演していらっしゃるユル・ブリンナーさんは
私には映画ウエストワールドのあのロボットガンスリンガー406号にしか見えないのであろう
未来のテーマパークのロボットガンマンは皆ユル・ブリンナーさんの姿をしているに違いない
その姿は頼もしくもあり
そして恐くもあって
何より人間の思う通りに何でもうまく行かないことの戒めの象徴として存在するのではないか
いつの日か
ユル・ブルーノフォビアをそこで懐かしく味わうことを楽しみに。
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