「明鏡止水」を本気で実践した話(「呼吸」と「殺気を消す」話)
土曜日お疲れ様でした!楓です。
また、あまりに五輪書は抽象度が高いため、二天流の稽古3週間申し込みました!お金は相当かかったけど…必ず無料です…そこのスタンスは絶対崩しません。
取材力は足を運ぶ力なので…いやほんとに…
今回はタイトルの通りです。「明鏡止水」を実践したらこうなった、という話です。ご興味ありましたら是非!
今回は飛び込み稽古をさせていただきました。お相手が私の事を理解している状況は非常に不利なためです。
特段意識したのは、「呼吸(具体的には鼻呼吸)」と「足捌き」のみです。
2024/06/12追記:なぜ鼻呼吸を意識したのかについては、今後書こうと思っています。
呼吸については「お相手が一番試合でやられるとつらい」やりかた(見取り稽古で必ず確認)で、悟られないように「左足を一寸近づける」だけです。
まあそのだけがどんだけきついのか、はみなさまの想像にお任せします…
・やってみた感想
「これは強い」本気で思いました。
5段の方どころか、7段の先生まで、化かしました(これはかなり嬉しい…我ぼめで申し訳ない…ただひたすら嬉しいのです)
稽古場は、殺気を巻くスタンスと分かったので、それを逆手に取る技法です。
・具体例(主催の方の剣風を崩した話)
主催の方はかなり小刻みに動きます。
「この人のリズムに合わせると負ける」と思いました。
やってみたこと
上記(明鏡止水の具体例)を踏まえた上での気攻めのあとの下段攻めです。とことん耐えました。(下段攻め→中段を繰り返し、本筋は中段のため、あえて「釣り」とでも言いましょうか。)
そうすると、相手もリズムが狂うため、わたしの空気に呑まれ、「本当に動けない」状態が続きます。
そうなったら相手は痺れを切らして打ってきます。そう仕込んでいるため、その場で合わせ技、または出端です。相当捉えました。
(何回Vを見てもそうなので、これを批判するのは無理がある…)
稽古の後で、お話しを聞いてみたら、「技術とかテクニックの話」で、「いんや、それは合わせられた側が言ってもどうしようもないです」というお気持ちです。
・7段の先生の場合
お礼を伝えに行ったのちに「わたしの真意をわかってない」事は、とてもよく分かるお話のされ方だったので、思わず「こういう事です」と伝えたら「それは相手に伝えなきゃ」という事で、「それをお相手が伝えてくれる本試合、あるのかな…」という感想です。
ただ、本物の若造(20後半)でここまで行けたのは、本当にすごいと思っているのも本当です(重ねて我ぽめで申し訳ない…ただひたすら嬉しいだけなのです…ご容赦を)。
・逆に困難だったお相手
実力差がありすぎる(段位を持たれていない)お相手です。呼吸をどうあわせていいのか、本当にわからなかったです。
・次に向けての計画(反省と実践)
ただ、この状況だけでスタンスを固めるのは、とても勿体無いとも同時に思うため、試行錯誤をしてみます。足捌き、体捌き、踏み込み、またまだ詰めが甘いと思うばかりです…
そのため、もう一度基礎稽古と向き合い、加えてラダーに取り組んでみます。体捌き等はむしろ基本稽古を本気で取り組もうと決心した次第です。ここで息切れした方がいいとも思っています。
2024/06/15追記
気攻めを意識した稽古をやります。今の状態は、確かに「ただ弱そう」にしか見えないから侮られた、としか思えないのも事実です(昇段審査の際に気をつけなければならない)
基礎力が常道です。もう結末基礎に尽きる。ここを疎かにするひとは伸びないのを自覚しています。
また、そのためのトレーニング用として、小中高生のために指導初期の頃から生徒たちのために買っているものがあります。負荷調整可能(10-100kg)で、しかもカウンター付きなので、少しの成功体験を与えるのに便利です。
ご参考にどうぞ。(素振りをやるには握力から。10-20kgくらいは最低欲しい。これは今までと矛盾した発言ですが、超初期のかたには仕方ないけど事実です)
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