![ダウンロード](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/13601095/rectangle_large_type_2_2729337a1d19ff433eebd468fb90088a.jpeg?width=1200)
安定志向という言葉の定義について思うこと
「安定志向」この言葉に対してどのような印象を持つだろうか??
「大企業に勤めているサラリーマン」、「公務員」、「資格勉強中の人」
など様々思い浮かべると思う。
その時に共通する点は、組織や資格がゆるぎないものである(と思われている)ということだ。
日本が潰れない限り公務員は安定、資格さえ取得できれば手に職をつくことができる。
果たしてそうだろうか??
僕が金融機関に勤めていた時、税理士と仕事を一緒にする機会が多かったが、当時freeeやマネフォワードが世に出てきた時でSMB(小規模事業主)が徐々に、税理士に高いお金を毎月払うのが馬鹿らしくなった、ということで取引が減らされる、ないしは切り替えられるということが起こっていた。
僕が通っていた大学は弁護士、会計士、公務員を目指す人が非常に多く、特に会計士などは大学1年生の頃から平日午後6時から9時まで毎日勉強をして、在学中に資格取得を目指すという学生も多かった(9割以上が途中で挫折していたが)。
まさに青春を捨てる勢いで勉強に励んでいたが、彼らは、入学のセミナーで会計士になれば「手に職をつける」「平均年収1400万円」という言葉に希望を見出し、それをモチベーションに頑張っていた(人が多かった)。
その努力に対して僕は尊敬の意を持っているし、その時の成功体験は社会に出てからも役に立てると感じている。
ただ、本テーマである、「安定」ということについては、疑問符である。
実際に会計士や弁護士の中でも給料の差は能力によって差がどんどん開いているし、場合によっては大企業で新卒で入ってずっといる方が生涯賃金は高いかもしれない。
また弁護士がロースクール行って司法修習した後に、実務に最短で入れると仮定したら26~27歳くらいで社会に出るということになるが、
それよりは22歳で社会に出て5年間揉まれる方が成長できるし、市場価値は高いのでは??とも言える。
組織に依存する限り安定は得られない
僕の個人的な意見を述べさせてもらうと、自分が何かに依存している状態でいる限り安定を得ることはできない。なぜなら先が見えない時代において、昨日正解だったものが今は不正解になるということが往々にして起こるからだ。
会社についても、僕が新卒で入った時はメガバンクや証券会社に入社することはエリートとみられていたが、この5年の間に予想もしない会社が競合になり(LINEやメルカリ)、市場の業界構造がガラリと変わりつつある。
公務員も終身雇用が云々みたいな議論が出てきている。
この5年間でこれだけの変化がある中で10年後、20年後はどうなっているか??これについては誰も予測できない。
そうなった時に真の安定は??と考えると、自分自身が身1つで稼げることなのではないか?と感じている
究極の安定は自立した個人として稼ぐこと
どのような状況になったとしても自分が求められること、それが究極の安定だと感じている。
それは自分で事業を起こして必要とするのが「お客様」かもしれないし、組織に属しているままの人であれば「雇う側」があなたを必要とする、というケースかもしれない。
いずれにしても自分に市場価値というものが付いていなければ求められることはない。
では市場価値とは何か?といえば稀少性とマーケットニーズだ。
市場に数少ない能力を持つ1人になり、その能力が人から求められるものであれば、市場価値が高い人材とみなされる。
例えば英語ができるだけの人だったら稀少性はないかもしれないが、英語で不動産の営業ができる日本人、ということであれば稀少性が高くなるかもしれない。
そういう意味でいくつかの自分の能力を棚卸して、それを組み合わせることで市場価値を生み出すことが可能になると考える。
その際に自己分析、弱みや強みの把握をする作業が必要になるので、日々自身に問いかけていくことが大事だと思うし、毎日を真剣に時間を大切に過ごしていくこだと思う。
いいなと思ったら応援しよう!
![syunta〜社会人3年目までに身につけたい考え方・知識〜](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/79376341/profile_3a53fc1cb1e4c823fdd61360c961e085.jpg?width=600&crop=1:1,smart)