ちびっこうべ ゆめのまち
全7回にもおよぶワークショップを終え、いよいよちびっこうべの本番、ゆめのまちがオープン!10月7日、8日、13日、14日の4日間、会場となるKIITOが人で溢れかえります。
この記事はぼくが参加する子どものためのワークショッププログラム
「ちびっこうべ」の連載記事です。
http://kiito.jp/chibikkobe/
自分が子どもの頃にあったらどんなによかったか!という、この素晴らしいプログラムのことをもっとたくさんの人に知ってもらいたいと思い、そのワークショップのスタートからゴールまでを書いています。
今回が最終話となります。
まずはおさらい、ということでデザイナーチームのワークショップの様子をまとめた動画が完成しましたのでご紹介させてください。
あかん、もうなんか泣けてくる。。。
もちろん建築家チームのまとめも
シェフチームのまとめもあります。
お時間ある時にじっくりごらんくださいませ。
ゆめのまちオープン
さてさて本題へ。前回の記事でも書いたとおり、シェフ、建築家、デザイナーチームのこどもたちはそれぞれ自分のお店のスタッフとなって働きます。お客さんは当日会場へ遊びにくるこどもたち、その数は1日あたりかるく1,000人を超えるほどです。
開場時間前から長い行列が!たくさんの人がちびっこうべを楽しみにしてくれています。
ぼくの受け持つ2班「とりじゃが8939」、あわただしく開店準備を進めます。こどもたちが自主的に手持ち看板を作ってくれていました、その場で考え行動する姿がなんとも頼もしいです。
厨房ではシェフチームが調理を開始。お客さん、たくさん来てくれるでしょうか。
あ、そうそう、我が2班のお店の全貌をまだお伝えしていませんでした。このような感じになっております。
カラフルなカゴをアスレチックのように積み上げて、上からはたくさんの装飾をぶら下げています。天井が低い立地を考えたつくりとなっています。店内をなるべく広くつかい、イートインスペースを設置しつつも、入り口から出口までの導線がちゃんと確保されています。
さて、いよいよまちがオープンしたようで、お客さんが続々流れ込んできました。
ゆめのまちでは誰でも仕事をすることができます。ハローワークで仕事を紹介してもらってお金を稼げばたくさん遊べて美味しいものが食べられます。
職を求めて人が溢れる様子は、大人の社会の縮図のようでもあります。
そうこうしているうちに、おっ、店には行列が。順調に売れているようで安心しました。
大きな声を出し宣伝をする人、注文を受ける人、お客さんを誘導する人、と、ちゃんと役割をつくって営業できています。自分たちのちからでつくったお店だという自覚があるので、本当に一生懸命です。もうぼくら大人の力は必要ありませんね。
このちびっこうべのまちではいろいろな仕事や娯楽があります。そしていたるところでたくさんの出来事がおこります。とてもここには書ききれないので、詳しくは公式インスタグラムにお任せすることにします。
ちびっこうべ Instagram
https://www.instagram.com/chibikkobe/
デザインの視点でゆめのまちを見る
せっかくなので公式インスタグラムとはちょっとちがう視点、デザイナーチームの担当者としてまちを眺めてみました。言葉でしだすととんでもなく長くなりそうなので、写真のみで。
以上、最後はデザイン工房でのワンシーンでした。
ゆめのまちにたくさんの人がいる以上、そこにはデザインの力がまだまだ必要です。「デザインってなに?」 ひとりでも多くのこどもたちにこうした学びの機会があればと願っています。
最後に
4日間のゆめのまちのオープン期間を終え、今こうして「ちびっこうべ2018」に関するまとめの記事を書いています。
最終日、担当した班のこどもたちとお別れの挨拶をしました。「じゃあね、バイバーイ!」と、いつもと変わらぬ元気に手を降って帰っていくみんな。ちょっとしんみりしてしまいそうになるのは大人だけかな。
寂しい気持ちはありますが、2年後、4年後、とこのプログラムが続く限り、またきっとこの場所で会えるでしょうから、挨拶の言葉は「またねー!」で、いいね。
この「ちびっこうべ」というワークショッププログラムを通して様々なクリエイティブに触れた子どもたち、自分たちのちからで店やまちをつくる体験をした子どもたちがこれから大きくなったとき、きっと神戸のまちは今よりももっともっと素敵になると信じています。
そんなこれからの未来を担っていくこどもたちと、クリエイターとしていつか一緒になにかできたらいいなぁ、というのが今のぼくの夢のひとつでもあります。
こどもたち、関わってくださっているクリエイターさん、サポーターさん、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。みんな大好きです。
そしてこの記事を読んでくださったみなさまにも、感謝申し上げます。どうもありがとうございました!
http://kiito.jp/chibikkobe/
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