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MUP)week28

『資産運用スキル・経済投資編』

 投資は未来のため??いえ、投資は今現在の自分自身のためにやるものです。未来が安泰で幸せであるために、今の自分の行動が大きな影響を与えます。

 そのスタンスだけおさえて『経済投資編』に入って行きます。

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✔︎証券会社とは??

 投資において必ず耳にするのが、証券会社です。「証券会社のやっていることは?」と聞かれて、すぐに答えが出てこない人が多いかと思いますので、まずは証券会社が何をしているのか説明して行きます。

 実際に、証券会社は以下のような業務をこなしています。


①委託売買業務(ブローカー)

 売りたい人とか痛い人を繋げる業務です。在庫は持たず、仲介役として仲介料を受け取りながら販売します。


②自己売買業務(ディーラー)

 株主から証券を買い取り、在庫を持ち、中間マージンを乗せて販売します。

 もし、買いたい人が2人いる時に1人しか売りたい人がいなければ、1人分在庫が足りなくなります。その時のためにディーラーを担う人は予め、在庫を持っておくようにしています。

 収益損失をなくすために、証券会社としては在庫をストックしておくディーラーの役目は結構重要です。


③業務引受

 国や自治体がお金が必要になった時に、国債(債権)を発行します。会社であれば社債を発行します。その債権を買ってくれる人を探す業務を依頼されるのが業務引受の人達です。


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 しかし、もし債権を買ってくれる人を見つけられなかった場合、業務引受(証券会社)は残りを買い取らなければなりません。

 証券会社にも主幹事会社があり、その下にもまた幹事会社があります。どんどん下に多くの証券会社が連なっているので、主幹事会社が持っている投資家だけでなく、その下にある幹事会社の投資家にも商品が届くようになっています。

 ちなみに主幹事会社は書類作成やめんどくさい手続きなど多くの仕事を担っているので、工事現場に似たビジネスモデルになっています。


④募集・売出し業務

 こちらで取り扱う商品は、業務引受とは異なり、買い取る心配がありません。売れ残りは返品できるわけです。



✔︎証券会社は手数料ハンター??

 証券マンは昔、取引所に出向いてそこで株の売買などを行なっていました(場立ち)。また、個人宅への電話セールや訪問販売が主流でした。


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 (場立ち)

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 現在は、ほとんどがオンラインでお取引になるので、昔より手数料は抑えられるようになりました。

 昔は約3%もの手数料が取られていましたが、今では無料もしくは数百円になっています。これは、投資家としてはとても投資がしやすい環境となったと思われます。

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 なので、年4〜6%の利益を出せればいいと言われている投資の世界で、3%もの手数料を取って行くオフラインでの投資は避けるべきです。証券マンは実績のために言葉自在に誘惑して行きますが、手数料が小さく抑えられたネットで投資を始めるべきです。


✔︎証券マンの巧みなセールススケジュール

 営業の上手い証券マン達は、巧みな売り方をしています。それは、銘柄Aや銘柄Bを会社全体として推して売る時期をずらす方法です。同じものを同じ時期に売る複数売りです。


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 はじめに、全員で銘柄Aを大量に売りまくれば、銘柄Aの価格は上昇して行きます。これは、市場の流れを無視して無理やり価格を上昇させたものなので、すぐに価格は下落します。

 すると次に銘柄Bを大量に売りまくって、銘柄Bの価格は上昇し、銘柄Aは更に減少、もしくは元本割れの可能性も出てきます。

 時間が経てば、銘柄Bも同様に価格が下落してきて、証券マンは次に銘柄C、銘柄D、、、と次々に新しい銘柄を販売して行きます。

 次々とトレンドが変わり、価格が上昇しているものばかりに気を取られて、手元の銘柄は増えているようで実は減っている方が大きいという状態に陥ります。

 ここで発生しているのが、多大な手数料です。証券会社はこの手数料で儲けています。

 全員がそうではないですし、彼らも真っ当に仕事をしているだけですが、証券マンやファイナンシャルプランナーには気をつけて下さい。


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 今編は以上です。次回は、投資として始めやすい債権についてお話しして行きます。

 今回も読んで頂きありがとうございました。

   Buon viaggio!



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