MUP)week31-2
『資産運用スキル・株式投資』
前回の続きで、株式投資での儲け方からはいっていきます。
✔︎株主配当
株主総会で、株主への配当金額が決まります。企業がその年度に1億円の利益を残したとすれば、利益を会社にプールしておくのか、株主へ配当に回すのかは株主総会で決まります。
いずれにせよ、利益は全て株主のものですので、株を買えば株主になり、その株の保有数と配当価格で配当額が変わります。
「あまり儲からないのではないか」と思われがちですが、意外と配当割合が大きいものがあるので参考までにどうぞ!
✔︎株主優待
株主優待とは、『株主に株を持ち続けてもらうための優待』のことです。
これは、株式会社が株主に株を売って欲しくないからです。株が売られてしまいますと、株価が下がって企業価値も下がってしまうためです。
株主優待では、食品券やクーポンがもらえるのが有名です。このような施策を行っているのは、アメリカ企業では少なく、日本企業の方が行っているイメージです。
✔︎キャピタルゲイン
株で儲ける中で、多くの人がイメージする差金での利益の出し方です。
株価100円の時に買い、株価200円になった時に売れば100円分の利益を得ます。これをキャピタルゲインと言い、逆に損失を出した場合は、キャピタルロスと言います。
株価というのは絶対に上下するのが条件ですから、誰でも儲けることが出来ます。
しかし、株式投資を始める中では、自分自信の心理と向き合う必要があります。例えば、10回サイコロを振った時に8回偶数の数字が出たとします。その後、もう10回サイコロを振ると結果はどうなるでしょう。
この考えは株式投資でも同じで、株価200円から150円に下落した時、この後もう50円下がるわけではありません。過去に50円下がった事は結果として置いておき、現時点での株価がその企業にとって一番正しい価格なのか判断する必要があります。
✔︎株価は下がっても儲かる??
安く買って高く売るだけでは、みんな儲けてみんな損するタイミングは一緒になってしまいます。
そのほかに、高い時に借りておいて安い時に買い戻して返すことでも利益を出すことが出来ます。これを空売りと言います。
❶まず自分が証券会社から100株借りてきます。
❷そして自分が取引相手に100株を100円で売ります。
この時点で自分は、証券会社に100株借りていて、100円所有している状態です。
❸株価が100円→70円に価格減少した時に、自分は70円で取引相手から同じ株を買い戻します。
❹そして証券会社に借りていた100株を返却します。
すると、最終的に自分の手元には30円分の利益が残ります。これが、空売りでの利益の出し方です。
大不況の時に、資産家が株で儲けるのはこの空売りを利用しています。
なので、株は上がっても下がっても儲かる人がいるということです。
では次回は、株式投資で欠かせない『情報『タイミング』『方法』について紹介して行きます。
今回も読んでいただきありがとうございました。
Buon Viaggio!