【暫定】日本映画賞まとめ
みなさんこんにちは。今年も日本の映画賞の季節がやって参りました。
ということで現在発表されている映画賞をまとめていきたいと思います。
現在受賞結果まで発表されているのは報知映画賞、日刊スポーツ映画大賞、ヨコハマ映画祭、TAMA映画賞で、ノミネートまで発表されているのが毎日映画コンクールです。
受賞は2ポイント、候補は1ポイント、新人賞受賞は1.5ポイントとします。
また、毎日映画コンクールは今年から演技賞における男女の区別を廃止しましたが、ここでは便宜上それぞれに振り分けていますのでご了承ください。
作品賞
ヨコハマ、TAMAで受賞した『夜明けのすべて』が現在トップです。それを追いかけるのはまさかの『侍タイムスリッパー』という展開に。日スポを受賞しています。
それい続き3ポイントで追随するのはTAMAで受賞した『ぼくのお日さま』、3賞で候補にあがった『十一人の賊軍』と『あんのこと』です。『悪は存在しない』が思ったよりも存在感がないのが気になりますね。
監督賞
ここでトップを走るのはヨコハマで受賞した『あんのこと』入江悠です。それに続きTAMAで新人賞を受賞した『ナミビアの砂漠』山中瑶子が追いかけます。3賞で候補にあがった『十一人の賊軍』白石和彌と日スポを受賞した『侍タイムスリッパー』安田淳一が続きます。
まだこれといったフロントランナーがいない印象、『Cloud クラウド』黒沢清や『悪は存在しない』濱口竜介といったビッグネームが思ったより苦戦しています。
主演男優賞
ここでも飛び抜けた存在がいません。現状トップはヨコハマを受賞した『十一人の賊軍』仲野太賀、『PERFECT DAYS』役所広司と日スポを受賞した『侍タイムスリッパー』山口馬木也です。『侍タイムスリッパー』強いですね、ここまでとは思いませんでした。
続く3ポイントで追いかけるのは『ぼくが生きてる、ふたつの世界』吉沢亮、『正体』横浜流星です。
個人的には『夜明けのすべて』松村北斗がとてもよかったので伸びて欲しいのですが…
主演女優賞
ここではTAMAで受賞した『ナミビアの砂漠』河合優実が一歩抜け出したでしょうか。『あんのこと』の主演もつとめ大活躍の一年でした。
続いてヨコハマを受賞した『52ヘルツのクジラたち』杉咲花、報知を受賞した『ミッシング』石原さとみ、TAMAを受賞した『夜明けのすべて』上白石萌音、日スポを受賞した『九十歳。何がめでたい』草笛光子が追いかけます。
受賞がばらけている印象、ここも一応河合優実がフロントランナーですが安心はできないでしょう。
助演男優賞
ここも受賞がばらけています。ヨコハマを受賞した『ぼくのお日さま』池松壮亮がトップ、次いで日スポで受賞した『大いなる不在』藤竜也が続きます。報知で受賞した『かくしごと』奥田瑛二、2賞で候補にあがった『正体』山田孝之が続きます。
『Clond クラウド』奥平大兼、『あんのこと』佐藤二朗が個人的には印象に残っている助演俳優なので頑張ってもらいたいところです。
助演女優賞
トップを走るのはヨコハマを受賞した『本心』三吉彩花、日スポを受賞した『正体』山田杏奈、報知を受賞した『正体』吉岡里帆です。『正体』が思ったより強いですね。それに続き『ぼくが生きてる、ふたつの世界』忍足亜希子、『一月の声に歓びを刻め』カルーセル麻紀が追いかけます。
ここも差がなく、絶対的なフロントランナーが不在の状況です。
ということで現在の日本の映画賞を振り返ってみました。全体的に差がない印象、「今年はこれ!」という映画がない気がします。あえて言えば『侍タイムスリッパー』でしょうか。どれだけ伸びるのかたのしみですね。