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SNSって、単なる道具なんですよ…

とあるSNSでこんな記事がシェアされていて、目にとまりました。

SNSですね。みんながビクビクしていますよ。私自身はSNSをしていないので静穏な生活を維持できていますが、それでもひょっとしたことから始めてしまうのではないかという不安があります。
(引用:哲学者エリザベート・バダンテール「SNSで自由に発言することは無理なのです」)

まぁ、この一文を見て、この記事は読むだけ無駄な駄文でしかないと僕は判断しました。(あくまで僕の主観ですけどね)
他人から見聞きしただけで書かれた文章は、全くもって読む価値はないと僕は思っております。それは、結局のところ、何も知らずに無責任な文書を書いているのに等しいですから、これは自由(liberty)ではありません。

Liberty means responsibilty.
That is why most men dread it.
(George Bernard Shaw,)
自由は責任を意味します。
だから、たいていの人間は自由を恐れるのです。
(バーナード・ショー・アイルランドの哲学者)

結論から言えば、「SNS」とはコミュニケーション・ツールにすぎないのです。ツール=道具です。
道具は、使い方を間違えば、大変なことになります。
「包丁」は、プロのシェフが使えば、目ためも素晴らしいおいしい料理が出来上がりますが、使い方を間違えば、簡単に人を傷つけたり殺すための武器に早変わりします。
「自動車」も、遠くに人や荷物を運ぶことができ、幸せな生活を送るのに大変便利な道具ですが、その一方で「自動車」によって、毎日、何人かの人が命をなくし、不幸になってしまう家族がいることも事実です。
「包丁」も「自動車」も決して自由(Freedom)に使って良い道具ではありません。

「SNS」にも、当然マナーやルールがあります。ただ残念なことにしっかりと明文化されたルールやマナーはありませんし、使い方を教えてくれる料理学校や教習所もありません。
登場して20年にも満たないまだまだ過渡期の道具なので、これからもまだまだ大なり小なり事件や事故を起こし、人は過ちに気付き反省しながら、SNS文化を形成させていくものだろうと思います。

最近、MyDearest株式会社のCEO岸上健人さんが書いたnoteの記事には、冒頭のエリザベート・バダンテール女史の意見とは、真逆の事が書いてあります。

「フラット」という言葉は、まさに糸井重里さんの「インターネット的」に出てくる3つのキーワードの内の一つで、非常にインターネットらしい概念です。
インターネットは、年齢、性別、立場などを無意味にし、まさに「フラット」な世界を作り出す力を持っています。

そして、SNSについてこんな一文が書かれています。

SNSの普及により、よりたくさんの見知らぬ人の個人的な気持ちが見えるようになった。これによって、人は自分と全く関係のない匿名の誰かの気持ちを知り、共感できるようになり、さらに優しくなった

このnoteも、SNSの一つです。そして、僕は自由(責任を持って何度も推敲しながら)に自分の意見を書いています。
ここでは、いろいろな人の意見を見聞きして、色んな事に気づかされたり、共感したり、それは違うじゃないの?と考えたり、コメントを使ってコミュニケーションをとったりすることは、大変有意義なコトであることは、皆さんは、分かりますよね?

何度も言いますが、「SNS」は、使い方さえ間違えなければとても素晴らしいコミュニケーション・ツールです。
昔なら自分の行動できる範囲だけの限られた、とても狭い地域社会の中で一生を過ごさなければなりませんでした。それがSNSを使えば国境を越えて世界中の人と瞬時で繋がり、情報を交換したり共有することすら可能になります。もちろん上手に使いこなせばという条件がつきます。
そして使う側が、攻撃的な使い方をすれば、とても残念な恐怖の道具になります。しかしそれは「包丁」や「自動車」と本質は変わらないのです。

最後に、アメリカの教育者・哲学者・著作家であるウィリアム・アーサー・ウォド氏の名言を拝借して、このとりとめない自由な駄文を締めたいと思います。

The pessimist complains about the wind;
the optimist expects it to change;
the realist adjusts the sails.
(William Arthur Ward)

悲観的な人は、風向きに文句を言い、
楽観的な人は、(風向きが)変わると期待をし、
現実的な人は、帆の向きを風に合わせる。
(ウィリアム・アーサー・ウォード)

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