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chatGPTでのアポメールは先に相手情報をまとめさせろ!

改良!chatGPTでの営業メール


前回の記事でご紹介した通り、私はChatGPTを使って営業メールを作っています。その結果、通常の倍以上のアポイント成功率を達成することができました。
ただ、追記として。といより本当は前回のエントリーで言うべきだったことを忘れていたので、ここでまとめておきます。

まず、ChatGPTはまだまだ不完全です。前回のメールでは同じプロンプトの中で直接アポイント先のURLやPDFを読み込ませましたが、現状ではあまりおすすめできません。
正直なところ、ChatGPTの精度はまだ完全には信頼できるレベルには達していません。特に、URLやPDFから直接情報を抽出する場合、その結果は必ずしも期待通りにはならないことがあります。



解決先としては、まずChatGPTにURLやPDFの内容をまとめさせるという方法です。そして、そのまとめた情報を元にメールを作成してもらうというものです。

これにより、ChatGPTが提供する情報の精度を一定のレベルに保つことができ、より質の高いメールを作成することが可能になりました。


例えば、前回ご紹介したトヨタへのアポイントメールも、実際にはこの方法を用いて作成しました。そのプロンプトは以下のようなものでした。

#命令書 営業のアポイントメールを下記の#制約条件 に基づいて作成して下さい。
目的はアポイントをとることです。
#制約条件 * こちらはABC商事、メールの送信先はトヨタ自動車です。
*トヨタ自動車はこちらのURLを参照してください。
https://global.toyota/
*トヨタ自動車のビジョンや今後の方針については以下のURLを参照してください。
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/39013179.html?padid=ag478_from_pickup
* 必ず、先方に対する敬意を示すために敬語を正しく用いる。
* 突然のメール、失礼しますと必ず冒頭にいれる。
* * ABC商事の強み
▼いろんなことを効率化できるソリューションを持っている。
* メールを読んでいただいたことに関し感謝の言葉を入れる。
* 必要であれば、メッセージの目的や要件を明確にするため、私に質問を返す。
* #出力形式 に基づいてメッセージを出力する。
#状況 * 私の名前: 「shunpei」 * 目的: 「商談へのアポイントをとること」
#出力形式 そのままメッセージを出力する

これをそのまま出力すると、

突然のメール、失礼いたします。私の名前はshunpeiと申します、ABC商事の営業担当でございます。

まず初めに、皆様のビジョン「人々の生活を豊かにする、新しいモビリティ社会を創る」に深く感銘を受けました。また、皆様が掲げる「地球環境の改善」に対する取り組みについても、大変素晴らしいと感じております。

私どもABC商事は、様々な業務を効率化するソリューションを提供しております。これらのソリューションは、トヨタ自動車様のビジョン実現に向けた一助となることでしょう。具体的な内容につきましては、ぜひ直接お話させていただきたく存じます。

お忙しいところ恐縮ですが、近日中に商談の機会を設けていただけますと幸いです。日時等、ご都合の良い条件をお知らせいただければと思います。

メールをお読みいただき、誠にありがとうございます。何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

何卒よろしくお願い申し上げます。

なんか弱いでしょ?
そこでまずはURLをまとめさせました。

トヨタ自動車の新体制方針説明会では、社長の佐藤恒治氏が新体制の経営ビジョンと目指す未来について語りました。新体制のテーマは「継承と進化」で、トヨタのクルマづくりの原点を大切にしつつ、新たな挑戦を進めていくとのことです。

トヨタの強みとして、クルマづくりの原点を大切にし、お客様の笑顔のために必死に努力する姿勢が挙げられます。また、社長自身が「クルマをつくり続ける社長」でありたいという強い意志を持っていることも特筆すべき点です。さらに、「チーム経営」を重視し、世界37万人のトヨタの仲間と一緒に全員でクルマをつくるという姿勢も強調されています。

一方で、トヨタが直面している課題としては、クルマの未来を変える必要があり、そのためにはカーボンニュートラルと移動価値の拡張という二つの大きなテーマがあると述べています。具体的には、クルマのライフサイクル全体で2050年カーボンニュートラルの実現に全力で取り組むとともに、多様な選択肢を追求し、電動車の普及を進めることが挙げられています。

また、新たな価値を提供するために、クルマは電動化、知能化、多様化が進んでいくことで、社会とつながった存在になると述べています。これにより、他のモビリティと連動したシームレスな移動体験や、社会インフラとしてのクルマの新しい価値を提供できるようになるとのことです。

以上のようなトヨタの強みと課題を踏まえて、トヨタは「クルマが進化した先にモビリティがある」というビジョンのもと、モビリティ・カンパニーへの変革を進めていくと述べています。

でこれをメールにさせると以下のようになるわけです。

トヨタ自動車株式会社 殿

突然のメール、失礼いたします。私の名前はshunpeiと申します。ABC商事の営業担当をしております。

先日、トヨタ自動車の新体制方針説明会の内容を拝見し、トヨタ自動車が目指す未来に深く感銘を受けました。特に、「継承と進化」をテーマに、クルマづくりの原点を大切にしつつ、新たな挑戦を進めていくという姿勢は、私たちABC商事の理念とも共鳴するものでした。

私たちABC商事は、様々な業界で効率化を実現するソリューションを提供しております。トヨタ自動車が目指すカーボンニュートラルの実現や、多様な選択肢を追求し、電動車の普及を進めるという課題に対し、私たちのソリューションが一助となると確信しております。

是非とも、トヨタ自動車様とABC商事とのパートナーシップについて、詳しくお話しする機会を設けさせていただければと思います。お忙しい中恐縮ですが、ご都合の良い日時をご教示いただけますと幸いです。

この度は突然のメールにお時間を割いていただき、誠にありがとうございました。何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

なので、まず、順番としてはURLやPDFを読み込ませてまとめさせてください。その後、メールを作成すればOKです。

有料&必要なプラグイン

ChatGPTを活用する上での注意点として、まず重要なのは「無料版ではなく有料版を使用すること」です。無料版のChatGPTはバージョン3.5であり、一方、有料版は最新のバージョン4.0となっています。

月額20ドルの投資が必要ですが、その価値は十分にあると感じています。

なぜなら、バージョン4.0からはWebを読む機能が追加されているからです。これにより、相手のURLを貼ってその内容を読み込むことが可能になりました。これは無料版ではできない機能で、営業メール作成において非常に有用です。

また、ChatGPTを最大限に活用するためには、以下の2つのプラグインが必要です。

  1. WebPilot: このプラグインは、指定したURLのWebページを訪問し、その内容を取得する機能を提供します。これにより、ChatGPTはWebページの内容を理解し、それを元にメールを作成することが可能になります。

  2. ChatWithPDF: このプラグインは、PDFドキュメントから情報を抽出する機能を提供します。これにより、ChatGPTはPDFの内容を理解し、それを元にメールを作成することが可能になります。

これらのプラグインを活用することで、ChatGPTの可能性をさらに引き出すことができます。食べログのプラグインとかもありますが、ぶっちゃけいらないです。この2つがあれば最低限はOK。

これらのツールを使ってChatGPTと共に作業を効率化、いやむしろ全部やってもらいたい…頑張ります。

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