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【エニアグラム】タイプ9の頑固さと怠惰

はい、頑固。春眠ねむむです。

タイプ9と言えば人に合わせて柔軟で人当たりがいいイメージがありますが、同時に頑固な性格の持ち主でもあります。

まあ性格には頑固というより意固地ですが……何にせよ、一種の頑固さを持ち合わせていることには変わりありません。

今回は、この頑固さについて私なりに触れていければなと。


タイプ9は結構頑固

タイプ9は非常に頑固な性格を持ち合わせている人たちです。

基本的には人に合わせて柔軟、というかかなり受動的に行動するのですが、ある時急に頑固になっていうことを聞かなくなる時があります。

実際、「テコでも動かない」という事態に直面した人、タイプ9と接したことがある人なら結構多いのではないでしょうか。

というのもこの人たち、一度決めた……もとい決まったことを覆すことが嫌いな人たちなのです。

この辺りはタイプ6ともよく似ていますが、実際の思いとか考え方を見てみるとちょっと違う。

ニコニコしながらも、絶対に譲らないところがある。そんな不思議な人たちです。

タイプ6との違い

タイプ9もタイプ6も、ともに変化を嫌い、強固に現状にしがみつく人たちです。

ですが、その内側は全くの別物と言っても過言ではありません。

タイプ6のそれは、道への恐怖からくるもの。つまり、変わることが怖くて仕方ないので今にしがみつくわけですね。

ではタイプ9はというと……正直なところ、表向きは特に理由などありません。

強いて言うなら、「今あるものを手放したくない」と言うところでしょうか。

タイプ9と変わることへの抵抗

タイプ6もタイプ9も、いざ変わるべき時が来ると「今に満足しているから」という理由で変化を拒否します。

この場合、タイプ6は不満があったとしても、変わって悪くなるくらいならと消極的に現状維持を選択します。

ですがタイプ9は、全く違うんですよね。

タイプ9のそれは、本当に現状へえの満足感……というか、変えるという行いに対するエネルギーを出し渋る思いから変化を拒絶します。

人間、変わろうと思えば多くのエネルギーを消費します。

唐突に方向転換するにも、動いていたものを唐突に止めるにも、止まっているものを急に動かすにもエネルギーを必要とします。

タイプ9はその現状を変えるエネルギーを使うことに強い抵抗を覚えるわけですね。

本能タイプの否定点

タイプ8、タイプ9、タイプ1の3タイプは、センターという三つ組の中では本能センターに属しています。

本能センターは特にエネルギーを多く溜め込んでおり、リソのエニアグラム基礎編では「狩り」にたとえられています。

その本能センターの中でも真ん中に位置するタイプ9は、その本能センターの中でも否定点と呼ばれるもの。

これが何を指し示すかというと、つまるところ「狩り」、すなわち人の基本である生命エネルギーを完全に抑え込んでいる形になるわけです。

そのために人に合わせるわけですが、同時にこの「エネルギーの否定点」「出し渋り」が変化への拒絶官として現れることもあるわけです。

エネルギーの否定点だからこそ、変化という最もエネルギーを使う行動を拒絶する。この側面があるのも否定できません。

積極的現状維持

タイプ9の現状維持は、タイプ6のそれと違い非常に積極的です。そうしなければ、余計なエネルギーを消費してしまうからです。

そのため、今を変えることに対しては強い抵抗を示します。

なので、タイプ9の現状維持は結構積極的なことが多いんですよね。自ら進んで現状維持を選択しています。

現状から離れてしまうと、せっかく今あるものを失ってしまう……という思いもあるでしょう。

ですがそれと同時に、「自ら動くのもエネルギーを使う」「自分の力で動くことがしんどい」という怠惰の心が存在していることも事実です。

やり方を変えようとしない

タイプ9が頑固になるまでのメカニズムについて、先ほどまでお話ししてきました。

ではタイプ9が頑固になったとして、どのような行動をするのか。それについて考えてみましょう。

タイプ9の頑固さ。それは頑ななまでの現状維持という形で表出します。

タイプ9は受動攻撃が多いタイプであると言われています。その受動攻撃こそが、積極的な現状維持という方法なのです。

タイプ9は一度でも「こうなった」という結果が出れば、頑なにその結果を守ろうとします。変えることはエネルギーを使うからです。

例えば働き詰めになっていると「安め」と言われても休まなかったり、逆にゆったりしていると急ぐべき場面にも必死に抵抗したり……といった具合に、変わるべき場面で適切に変わることを拒絶する姿が見受けられるのです。

こんな具合に、タイプ9はとにかく場面が変わる瞬間に頑なに抵抗します。

その抵抗に仕方が、「頑固になること」というわけですね。ある意味、下手に反逆されるよりめんどくさいかもしれませんね。

まとめ

というわけで、今回はタイプ9の頑固さについて、主に囚われの怠惰の方面から解明していきました。

ご覧の通り、タイプ9は非常にめんどくさい頑固なところがあります。

普段は愛想が良かったりぽやっとしていたりして、とても付き合いやすいタイプ9。ですがその裏では、こういう頑迷不動岩のような一面があることも覚えておくとよいでしょう。

といったところで、今回は記事を締めたいと思います。

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春眠ねむむ
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