人生、甘くない!
はじめに断っておくが、この記事に明確な主旨はない。ただ、今頭の中にある思考、感情の擾乱を書きなぐるだけである。
今日、塾講師のバイトの面接、筆記試験があった。塾講師のバイトの面接はこれが初めてでなく、2週間ほど前にも他の塾で受けていた(なぜ2つ目の塾の面接を受けなければならないかは察して欲しい…)。
今日の出来事について書く前に、前回の初めてのバイトの面接について話しておきたい。初めてのバイトの面接とあって、はじめは緊張して言葉につまずいたり日本語がぎこちなくなったりしたものの、後半で話が軽く盛り上がったので帰り道に「これは受かったな…」と自信満々で帰ったものである。
それだけに、不合格通知を目にしたときの失望はここ数年で一番衝撃的なものだった。面接を担当していただいた塾長には、「水曜日までには合否をお伝えします。」と聞き、月、火…と待つが連絡は来なかった。水曜日になって、「もし仮に面接に落ちていたとしたら、塾側としても月曜日に速攻で『慎重な審査の結果、不合格とさせていただきました。』と連絡するのは失礼になるのではないか」「合格の場合はともかく、落選のメールは最終日でなければ来ない、もしかしたら落ちている可能性もあるのでは?」と不安になり、結果としてそれは杞憂で終わらなかった。実際のところ、そういう遠慮ゆえだったのかは知らないが。
落選メールを見たその日の残りの時間は自暴自棄に過ごし、それから数日経ってようやく精神が落ち着いたところでなぜ落ちたのか、何がいけなかったのかを考え始めた。当時のメモを見返してみると、彼は
①志望理由などを正直に書きすぎた(没個性的でもいいから、無難にいけばよかったのかも) ②部活でシフトに入れないときがある ③正しい敬語を使えていなかった(体に染み込んだ体育会系敬語)
と考えたらしい。今にして思えば、③が最も致命的だったと思えてくる。塾講師は個人の学力より前提としてコミュニケーション力、人に伝える能力が必要とされるから、それができていない人を雇うことなんてしないだろう。
今日は、その反省を踏まえての二度目の面接だった。
当然、現時点で結果は通達されていない。それでも、なんとなく「今回も落ちたろうな…」と思う。
筆記試験は免除で、適正検査も特段変なことを書いた覚えはない。やはり、面接である。
志望動機やシフトなどの事項を確認されたあとに、「コミュニケーションはあまり得意ではない?」と、聞かれてしまった。緊張していたとはいえ、なるべく流暢に話すよう細心の注意を払ったつもりだが、やはりその道のプロには筒抜けらしかった。そのやり取りを境に、面接の残りの応答、帰宅途中の電車、バス、徒歩の中で自分の「コミュニケーション能力」についていろいろ考えた(友達にLINEで相談していたら電車を一駅乗り過ごした)。
「成績が足りない」「タイムが切れない」は、努力する方法が比較的はっきりしていていい。「コミュニケーション能力」は、違う。どうすればいいかわからない。それから、「僕は手先が不器用だから、そういった仕事には携わらないようにしよう」というように「僕はコミュニケーションが苦手だから、~」というわけにいかない。それだけこの能力は普遍的なものだからである。面接で聞かれたことに対してこうも考え込むのもどうかと思うが、これは軽視していい問題ではないと思う。
やったことがないことへのチャレンジのつもりで挑んだバイトだったが、想像以上にうまくいかなった。人生って、やっぱ甘くない…。
これまでの失敗を無駄にしないためにも、なおさらここで引くわけにもいかない、どのみち就活が待っているし。それでも、ここは闇雲にいろんな面接に特攻するのではなく、一度時間をおいて考えてみたい。
ではまた。