八ヶ岳と蓼科山を仰ぎ、蕎麦と馬モツ煮を食す
例年、少なくとも1度は蓼科に出かけます。
名古屋から中央道で3時間余り、全長8km以上の恵那山トンネルを抜けるまでは結構運転ストレスがありますが、その後は左に(木曽駒など)中央アルプス、右に(北岳や甲斐駒など)南アルプスを眺めながら伊那谷/伊那盆地を北上する旅になります。
長野県、いや信州で、人の住む場所のほとんどは川に沿った細長い盆地であり、その幅によって人口が決まっているように思えます。伊那谷は天竜川に沿った、比較的幅広の豊かな地です。
その終点である諏訪湖のすぐ東側に八ヶ岳連峰と蓼科山が位置します。
note内で、
「八ヶ岳の魅力って?」
と尋ねられたことがありますが、
・連山なので縦走できる(一座のみ登っても良い)
・多様性(岩場が険しい峰も比較的緩やかな峰も)がある
・(連山全体としては)独立峰なので、周囲の山々(北・中央・南アルプス+富士山)をパノラマのように眺められる
── でしょうか。
高速を降りると、こんな感じで八ヶ岳連峰が迫ってきます。
まあ、偉そうなことを言っても、私が八ヶ岳を縦走したのは、高校1年の時(ワンゲル部夏合宿)の1度きりですが。
麓の辺りは何度もウロウロしています。
蓼科に来ると蕎麦が食べたくなります。
到着した日に入ったのは、手打ちそば 一八:
十割蕎麦と二八蕎麦の選択は、やや迷いましたが、二八を選択、野菜天ぷらと馬モツ煮も頼みました。
蕎麦の量は少なく、あれれ、と思いましたが、HPの写真でもやはりこんなものでした。八ヶ岳山麓の契約農家の蕎麦を使っているとのことなので、希少なのでしょう。
お蕎麦は量は少なかったものの(しつこいかな?)風味があり、美味しかったですね。丸抜きし、石臼挽きしたそば粉ということで、上品な味わいでした。
それから、馬モツ煮がなかなかの絶品でした。
名古屋でモツ煮といえば赤味噌ですので黒みがかった色ですが、さすが信州、当然白味噌です。
モツが豚でなく馬、というのも産地・信州ならではです。
未来のクルマは馬!と先日記事に書きましたが、このクルマ、食べることもできるのがすごい!(眉を顰める動物愛護家の方もいるでしょうが……)
さて、宿の露天風呂からは正面に八ヶ岳連峰を眺めることができます。
蓼科山は八ヶ岳連峰から大きな沢などを隔てて北側(上の写真では左側)にあり、ほぼ単独の丸みを帯びた山です。
写真に登場する蓼科山のほとんどはすぐ西の白樺湖から撮られたものですが、今回は南から:
いつもはこの辺りをウロウロして帰ってきますが、今回は戸隠まで足を伸ばしました。
戸隠の神社と蕎麦については、また、どこかに書くつもりです。
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