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深夜の完食図鑑・210食目 「海鮮かき揚げ丼」

 静岡路の行きは「カレーおかわりし放題」の朝定食を食べた。

 ただこの時は「嫌な予感」がして満腹には出来なかった。
 その予感は的中し…万が一、満腹にしていたら【何もない】…道がいりくんだ海の近くの草原でWC地獄に襲われていただろう。
 トイレ行くにも砂利道を車で10分ぐらいかけて走らないといけないような場所だったからな…あれは危なかった。
 (元々はその後の大盛り飯フォアグラ対策だったが)


 で、その帰り道…。
 安心してトイレへ行ける状態で寄ったのが『魚河岸丸天』という海鮮を主に扱うお店。

 ラーメン店を探していたけど、いいお店が見つからなく。
 「とあるメニュー」のビジュアルに心を惹かれた社長さんが「ここにする!」と鶴の一声で決定。

富士店の入り口

 ただ、土曜日の午後なのに、駐車場に車が1台しか止まっていなかったのがちょっとだけ気になった。

 ガラガラの店内に入り、色々と注文。
 で、目的のモノとは…コレ!

メニュー

 「海鮮かき揚げ丼」だ。
 この”そびえ立つかき揚げ”の姿を社長さんが見てみたいと思ったようで…。

 前菜をつまみながら本命をしばし待つ。

刺し身

 あ、この「イカの沖漬け」はめちゃくちゃ美味しかった!

イカの沖漬け

 で、本命が着丼!

真上からのショット
斜め下からのショット
横からのショット

 おー確かに高い!
 インスタ映えするww
 「特許取得済」とのことで…それって”揚げ方”かな??
 円柱にすると中まで火が通らないから、その揚げ方が特許なんだろう。


 昔…『ミスター味っ子』という料理漫画(&アニメ)で「特大かき揚げ」が出てきたのを思い出した。
 漫画の中では座布団を重ねるように…1枚ずつかき揚げを油に入れて最後にまとめて重ねて特大サイズにする…という手法を取っていたが。

※第17話の「カキアゲ天丼」の回


 こちらは中が中空になっていて、それで火を通している感じだった。
 横に倒して食べるらしい…。

天つゆをかけながらいただく

 味の方は…確かに美味しい!
 海鮮系の具がふんだんに入れられている!

 が!!!!
 それも4〜5口目まで…。
 その後は「状態」が激変!
 なんてんだろ…一言で言えば

「油が胃に重たい」

だ。

 ちなみに、TBSの『せっかくグルメ』で紹介された際は…

味は意外にもあっさりしているので、パクパクと食べ進められます。

 と紹介していたみたいだが、どこかじゃ!!
 具が無い部分がわりと多く、正直後半は「かき揚げ丼」ではなく「天かす丼」を食べている感覚に近い印象。
 それとも、油が重たいのは「俺の歳のせい」なのだろうか?
 後半がめちゃくちゃ苦しかったぞ。
 しかも、そういう時に限ってライスは大盛りにされているし(苦笑)。
 イカの沖漬けとか刺し身とかで味変しながら何とか食べきったけどさ。

 これ「ひつまぶし」じゃないけど、魚で取った「だし汁」を用意して、お茶漬けみたいにして食べられるようにした方が絶対にお年寄りに優しいって思う。
 ほら…「かき揚げそば」だとツユで最後まで簡単に食べ切れるじゃん!?
 あんな感じ。

フードロス削減

 完食!
 ごちそうさまでした。

 お値段がちょっと高いので、ファミリーで気軽に来られるようなお店じゃないね…(苦笑)。
 お客が少ない理由が分かった。
 子供の小さい家族だったら『ガスト』とか『サイゼリヤ』に行くか…。


 ところで!!
 丼についてきた「あら汁」なんだけど…。

下が俺の

 俺のだけ「あら汁」じゃなく「あら出汁入り汁」になってるのはなぜ??
 身はどこ??

 こんなことで抗議するのもバカバカしかったので、黙って「あら出汁入り汁」を飲んで退店したけどさ。



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