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これが「努力」というものだ!

『ダッシュ勝平』のオープニングの歌詞かよ!」

 というツッコミで…誰が分かるというのか(苦笑)。

 そんな…昔の曲を思い出すようなニュースを先日見かけた。

 2か月で100本ってことは、1日に1.6本のコント書いている計算になるのかな。
 いや…普通●●「そう」だよね?

「M-1で優勝したい!」
「キングオブコントで優勝したい!」
「R-1で優勝したい!」
「何かの賞レースを取りたい!」
「もっと面白くなりたい!」
「人気者になりたい!」
「金持ちになりたい!」
「モテたい!」 …etc

 と本気で思っているなら、普通●●「これ」ぐらい努力するよな?

 先月に書いたネタだけど…

 改めて「月に1本しか新ネタ作らないような若手漫才師なんて、お笑い芸人を辞めてしまえ!」と思えてきた。

ネタは作らない
(自分で考えるの面倒)
芸を磨かない
(一発芸も無い)
SNSやらない
(存在を主張しない)
舞台の出演告知もしない
(チケット売る気がない)

 全部が全部「ない」のに、金・地位・名誉が欲しいって…どんだけアタマに蛆が湧いてるねんって話。


 ただ、これだけ暴言を吐くと…わりと【ブーメラン】がこちらに向かって飛んでくるのが目視できるようになる(苦笑)。
 というのも…

「今度、ぜひ企画会議やりましょうよ!」など局Pなどに積極的な営業をかけてない。
「それ自分が企画書にします!」と仕事を引き取っていない。

 という現実がありながら

「将来の収入が不安!」
「仕事(レギュラー)が減ってる!」
「作家仲間やPに企画会へ誘われなくなった!」

 などとのたまうとは…。
 上記の苦言と照らし合わせると

「当たり前だろ!
 山川、お前も圧倒的に「努力」が足りてないじゃん!!」

 という【超特大級ブーメラン】が飛んでくるのは当然か。


 ただ、1つだけ言い訳させて下さい。。

2018年までわりと頑張ってたんっす。
ただ、頑張りすぎて「とある病気」の症状が出てしまって…泣く泣く企画会議を辞退せざるをえなくなってしまったんす。

 忘れもしない【2018年7月28日】。
 関東に台風が接近して天気が荒れている中、『サンジャポ』のロケでホリエモンを直撃するため外出の準備していた矢先…。
 ふと、人生初の「立ちくらみ」が起きた。
 目の前の景色がグルングルンして…10分ぐらいトイレの便座から立ち上がれなくなってしまっていた。
 その時は安静にして症状が収まったものの、その後も何度か立ちくらみを起こすようになっていた。

 さすがに心配になり病院へ行って診察してもらうと

@@@@@病の疑いありですね」
※あえて病名は伏せています

 とのことで…。
 命に関わるような病気ではなかったが、その後の仕事に大きな変化が起きた。
 というのも「企画会議」に出席出来なくなってしまったからだ。
 なぜなら「企画書を作れなくなってしまった」ため。


 というのも…。
 俺のような若手作家のポジションだと、先輩作家やプロデューサー・ディレクターが会議で出したアイデアを「企画書に仕上げる役」が回ってくる。
 いや…むしろ企画書の作成を引き受けることで、その企画会議への【参加切符】を得ているのだから当然と言えば当然の話だが。

 で、そうった企画会議を行っているのは…1箇所や2箇所どころではない。
 各局や付き合いのある制作会社を含め、日々様々な場所で「新企画」を考え、企画書を作り続けていかないといけないのだ。
 なので、締切が重なると1日に2〜3本とかの企画書を仕上げないといけなくなる。
 そうなると寝ている暇なんて無くなるわけで…。

 それでも「新規の仕事を得るため!」と頑張って時間をやりくりしていた。
 2018年当時は【リモート会議】なんて無かった世界線なので、2時間ほど仮眠して会議の現場に出て、その後企画書や台本作って…という毎日の繰り返し。
 が!! 20代の若手作家ならともかく、中年若手作家の連日徹夜は…さすがに体が悲鳴を上げた。


 今でこそ、体調は元に戻った(かのように見える)が、再び「企画書作成地獄の日々」に戻った時…正直言うと現状の体力に自信が無くなっている。
 20代の頃のように「二徹、三徹なんて余裕だぜ!」というわけにはいかないのが中年放送作家なのだ。

 普通は「そう(中年若手)」なる前にステージを上げ、自らはアイデア出しに専念し企画書の清書は後輩に任せる…というポジションへと移行しなければならなかったのだが、自分にはそれが出来なかった。
 そのため、年齢が上がっても「若手」のポジションで企画書を書き続けないといけなくなってしまっている。

 なので、現在はコソコソと…「出来る範囲」でしか企画会議には参加出来ていない。
 ゆえに、アタックするチャンスが減っているから、新規の仕事もなかなか増えない現状ってことで。


 「体力」とか「がむしゃらさ」とか…。
 そうした猪突猛進でいけるのは若い時だけの特権であり、ふと考えると最強の【スキル】でもあると思っている。
 その【スキル】が効いているうちに、なぜ「努力」をしないんだ…というお話。

「俺はあの時になんでもっと努力出来なかったんだ」

 という『後悔』が未だに残っているから、せめて2022年を生きる若い人には「体力のあるウチに死ぬ気で頑張れ!」と伝えてあげたい。


 そんな俺の『反面教師』になる教材が!

 こちらの有料マガジンなので、放送作家志望者で気になった方はぜひ!



最後に告知ぶっこんでくるんかいw

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