【プロフィール・ポートフォリオ】積み重ねの大切さ #250
テレビやラジオなどの企画を考えたり台本を書いたりする放送作家が綴るエッセイ風note。
よく、noteで「自己紹介ページは大切です!」みたいな投稿を見かけるが、昨日…そのことがスゴ〜〜〜く身に沁みる『事件』が勃発した。
サッカーの元日本代表で、現在はアゼルバイジャンのプレミアリーグ『ネフチ・バクー』でプレイ。
傍ら、実業家としても活躍する本田圭佑さんがツイッターYouTubeチャンネルの放送作家を募集していた。
…酔ってたんだよ。
そう…酔っていたんだよ。
記憶無いんだよ。
でも…「立候補するのは自由だから」とリプしてしまったのよ…。
朝、ふと目が覚めてツイッターを開いて愕然。
自身のあまりの無謀さに呆れてしまった。
で、ソッコー削除。 ←チキン
いや、だってさ!
カツオさんとか、超バリバリバリバリの売れっ子放送作家とかが立候補している中、元バスケ部の補欠で「サッカーは…好き」ぐらいの中年オッサンが名乗りを上げるなんて、、無謀にも程がある。
確かに”立候補”するだけなら自由だよ?
それにチャンスを掴みに行く姿勢は大事だと思っているし。
ただ……
身の程を知れ
と酔っ払って記憶の無かった自分を殴りたい。。
あまりにも失礼すぎる。
例えるなら…50歳のいちフリーターが、実業家として成功を収めた堀江貴文さんや前澤友作さんに
「実績も地位も名誉も無いただのフリーターだけど、あんたたちと一緒に仕事がしてみたいんで…ちょっと会ってくんねえか? だってほら、俺、人生の先輩だしさ〜」
とDMしちゃうぐらいの失礼さだ。
もう、顔面蒼白よ。。
うん…。
反省はした。
ここからは冷静になって、ちょっと分析。
今回、放送作家を募集した本田圭佑さん(のスタッフ)が応募者を選考する際、おそらく応募してきたツイッターのアカウントのプロフィールをチェックしたり、より気になればググッて「この作家、どんな番組を担当しているんだろう?」ってチェックするよね?
その時に「プロフィール」なり「ポートフォリオ」がしっかりしていないと、多分「今回は無かったことに…」ってなるのは明白だよな〜。
【サッカー選手のYouTubeチャンネルの放送作家を募集】
って応募かけているのに…
こんなサッカーにまるで関係ない…ただ「(一応)プロの放送作家」というだけの引っ掛かりだけで応募されても…と採用担当だったら思うはず。
せめて、トップの写真がサッカー関係だったりとか、スポーツ番組を担当していたりとか、趣味でフットボールやっていたりなどしないと…
「こんなのに任せて大丈夫か?」
ってなるのは火を見るより明らかだ。
打ち合わせで会話をしていて
「2002年の日韓ワールドカップの時にさ…」
みたいな話題が出た時、「えっ? 日本でサッカーのワールドカップが開かれたんですか?」と口にしちゃうみたいな。
そんな最低限の知識も無いヤツが、視聴者の心を掴むナレーションなんて書けるわけがない!
「ポートフォリオ」もそうで。
今回、ツイッターだと「投稿」がポートフォリオに当たるが、俺のタイムラインは…芸能ゴシップやら日々のくだらない日記ばかりが投稿されていて、まるでサッカー感が無い。。
つまり、何が言いたいかって言うと
「いざっ!」て時のために、日々の自身のブランディングが大切である!
ということ。
もし自分がサッカーが三度の飯より大好きで、サッカー寄りのプロフィールにして、サッカーがらみの投稿を頻繁に行っていたら、それが【履歴書】となり、もしかしたらKeisuke HondaのYouTubeチャンネルの担当作家になれていたかもしれない。
俺は「いざっ!」って時のための準備を怠っていた。
だから辞退した。
失礼すぎるもんね…こんなキャラ重視のオッサン放送作家に立候補されても。
例えばだけど、”イラストレーター”の人が自身のSNSに作品ではなく「安倍政権批判」や「東京五輪反対」「北方領土返せ」みたいな投稿ばかりしていたら…。
「この人にデザインを任せて大丈夫か?」って思わない?
だって、現代社会における【履歴書】代わりにもなるSNSに「作品」を載せてないんだよ?
そんな簡単なブランディング出来ない人を…少なくても俺は、お金をかけて雇いたいと思わないかな〜。
そう思うと…改めてnoteでも、自己紹介の部分、そして日々の投稿の内容が
【名刺】
【履歴書】
になるのだと痛感しまくった。
そんな土曜日の朝。