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どこまで「初心者」を相手にすべきか? 【ノート術】

 書店へ行った際、ビジネス本コーナーの平積みで発見した。

欲しい本はネットの中でしか買いにくい世の中…

奥野宣之さん、新しいノート・メモ術の本を出したんだ」

 奥野さんと言えば!

 俺のノート術における「心の師匠」である。
 この『情報は1冊のノートにまとめなさい』を読まなかったら、今日こんにちまでノート(術)は続けられていなかっただろう。

 この霜月ヨウカさんというYouTuberも奥野さんの影響を受けた1人のようで…

 俺も含め、ノート術における「奥野チルドレン」は今も多数存在していると思われる。
 それぐらいノート術界隈に与えた影響が大きな1冊のはず。


 で!

「最新作か…どんなの書いてるんだろう?」

 と手にとってパラパラしてみて愕然。

「まだタスクがどうのこうのとか言ってるの?」

 と。
 ただ、よーく調べてみたらコンセプトが「中高生ぐらいの年代に向けた初心者用のノート術」の本であるみたいだった。


 でもさ…最近、書店に寄るとノート術本が置いてある棚を必ず見るようにしているのだが、そこに並んでいる書籍のほとんどが…

初心者向け


 に書かれたような内容ばかりでワナワナ&モヤモヤとしている日々が続いている。
 手元に「モヤッとボール」があったらバケツごと伊東四朗さんにぶっかけたいぐらいに。

 【タスク管理】とか【読書ノート作成】とか【四領域の活用】とか…もういいのよ。
 そういう【ごく当たり前】なテクニックについては、もう十分に情報収集しまくった。
 俺が求めているのは「その未来さきを書いた書籍」なんだけど、、そういうのは無いものかね?


 これは自画自賛じゃないけど…

 せめて、こういう「ノートを含めた活用法」を提案しまくるようなノート術の書籍が欲しいのだが。

 以前に1冊だけ見かけたような気がするが、「天才たちのノート術」みたいな書き方で、自分のノート術に取り入れるのが難しいような内容だった。
 成功者はアイデアをこうまとめてます…みたいな内容が数人分掲載されている感じの書籍。
 ただこれは、自分が求めている内容のベクトルが若干違っている感じ。


 あとぶっちゃけ言うと、最近《手帳術&ノート術系YouTuber》で面白い人がいない。
 レコメンドされてくる動画がみぃーーーーーーんな、誰かのパクり企画のパクり企画、みたいな粗製乱造の内容で。
 10〜20分の動画を2倍速で見て、10〜20人に1人ぐらい「ん!?」と引っかかるテクニックが見つかれば御の字の状態。
 効率が悪すぎる。

 誰か…超絶参考になりまくる「オススメYouTubeチャンネル」があったらご享受ください…。
 もう

「私の手帳タイム」
「無印良品の文房具を紹介」
「積みロルバーン紹介」
「トラベラーズノートのセットアップ」
「紙博の戦利品」

 とか…100万回ぐらい手垢の擦られた動画、見たくないんですわ…。
 その人のファン以外は全く興味ない内容だし。


 そもそも【ノート術】は、仕事とか勉強などの進め方に困った人が(調べて)見るから「初心者」に向けたレクチャーも必要なのかも知れないが…。
 だったら、もうちょっと「棲み分け」が出来ないものかね?
 《初心者向け》や《上級者向け》みたいにランク分けするとかさ。

 自分はデコレーションしないし、マステにも興味ない…。
 かつ、「ToDoでタスク管理をしようぜ!」といった『ドラクエ』で言うところの「ホイミ」や「メラ」レベルの魔法を詠唱している勇者パーティー、もう要らんでのですわ。
 「メラゾーマ」「マヒャド」クラスの魔法を唱えられる賢者を求めているわけでして…。

 なかなか難しい「こじらせフェーズ」、もしくは「ノート術の迷宮」に迷い込んでしまったものだな…。




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