アンカリング効果で売上アップ!「見せ方」ひとつで変わる消費者心理
商品の値段って、ただの数字に思えるかもしれませんが、実はその「見せ方」ひとつで売上が大きく変わるんです。
これを活用したのが「アンカリング効果」という心理学の法則です。
アンカリング効果って何?
アンカリング効果とは、最初に提示された数字や情報が、その後の判断や選択に強く影響を与える現象のこと。例えば、セールで「通常価格:10,000円、セール価格:7,000円」と表示された商品があると、最初に目にした10,000円が「アンカー(基準)」となり、7,000円が「お得に感じる」んです。
どうやって使われているの?
この効果は、特に高級ブランドやセールスでよく使われています。
例えば、高級レストランのメニューでは、最初に高価な料理を載せることで、他のメニューが相対的に安く感じられるよう工夫されています。同様に、ネットショップでも「定価」をまず見せてから「割引後の価格」を提示することで、消費者に「今がチャンス」と思わせることができるんです。
アンカリングの成功例
有名な例では、あるオンライン書店が2つのオプションを提供しました。
一つ目はハードカバーの本が30ドル
二つ目はそのハードカバーに電子書籍が付いて40ドル
この場合、ほとんどの人が40ドルのセットを選びました。しかし、最初に「電子書籍のみで30ドル」と提示していた場合、40ドルのセットはそれほど魅力的に見えなかったはずです。
最初に提示される「アンカー」がいかに重要かが分かりますよね。
日常にアンカリング効果は応用できる?
個人ビジネスでも、アンカリング効果を活用できます。
例えば、サービスの価格を提示する際に、最初に一番高いプランを紹介し、その後に標準プランや安価なプランを見せると、標準プランが魅力的に見えるんです。これでお客様は「良い選択をした」と感じやすくなります。
最後に…
アンカリング効果を上手に使えば、商品の価値をより魅力的に見せることができます。次回の価格設定やキャンペーンで、このテクニックをぜひ試してみてくださいね!
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