女性下腹ダイエット
女性の気になる下腹
下腹部にお肉が付く原因と対策をダイエットトレーナーがお伝えします。
全体的にはスリムな体型なのに、なぜか下腹だけぽっこりお腹。
そんな下腹部のお悩みの原因と対策を解説していきます。
下腹が出る原因は食べ過ぎより
ぽっこりと下腹が出てしまう原因は、食べすぎで太っている、というだけではありません。
いくつかの原因の中で、自分に当てはまるものがあったら、その原因に合わせた解決方法で的確に対処していきましょう!
1.筋力の低下
下腹が出る原因の一つとして、筋力の低下が挙げられます。
お腹の広い範囲にあり、天然のコルセットと呼ばれる腹横筋の筋力が低下すると、内臓が支えられずにお腹がたるんでしまいます。
また、内臓を動かす役割をする平滑筋が疲れていると、食べ物の消化に時間がかかります。胃や腸に長く食べ物が留まっていると、その重みで内臓が下がり、お腹が出てきてしまいます。
そして筋力が低下すると、姿勢も崩れやすくなるため、余計にお腹が出て見えるということも起こります。さらに、血流も悪くなることで脂肪が付きやすくなります。
2.骨盤の開き
骨盤が常に開いた状態になっていると、内臓の位置が下がり、下腹が出てしまいます。 足を組む癖があったり、猫背など姿勢が悪いと骨盤に影響してしまうので注意しましょう。
3.皮下脂肪、内臓脂肪
ぽっこりと出たお腹の肉「皮下脂肪」が原因。
もっともシンプルで分かりやすい原因です。
皮下脂肪は、残念ながら1度ついてしまうと落ちにくいのが特徴です。
お腹がつまめない場合は「内臓脂肪」の可能性があります。
内臓脂肪は、内臓の周りや腸を固定する腸間膜につく脂肪のこと。
内臓脂肪は、皮下脂肪と比べて代謝活性が高いとされています。
そのため、食事や運動によってうまくカロリーを消費すれば、皮下脂肪よりも落としやすい脂肪であるといわれています。
4.冷えによるむくみ
むくみには、筋肉の働きが大きく関わっています。
筋肉には、収縮・弛緩を繰り返すことで血液を心臓に戻すポンプのような働きがあります。
この作用が衰えると、血液が心臓に戻りにくくなり、血行が悪くなるため、むくみを引き起こすのです。
骨盤周りの筋肉が冷えることにより動きが悪くなれば、血流が滞り、水分や老廃物がたまってしまうことになります。冷え性の人は要注意ですね。
5.便秘
腸内環境が悪く、お通じが良くないことも下腹が出てしまう原因になります。
また、先ほどもあった腹横筋は、便をスムーズに送り出すことにも関わっています。便秘対策のためにも、筋力が必要です。
まずは、自分のお通じのリズムをチェックして、自分が便秘なのかどうかを知っていくことから始めると良いでしょう。
ぽっこり下腹解消エクササイズ
では、それぞれの原因に合わせた対策法をご紹介します。自分に合った方法を見つけ、無理のない範囲で行ってみてくださいね。
お腹を鍛えるエクササイズ①
椅子に深く腰掛けた状態で行います。まず鼻から息を吸い、口から「ふ~っ」と吐きお腹をへこませていく。限界まで吐き切るのがポイント!手をお腹に当ててお腹が固くなっているのを確認しましょう。さらにそこから「ふっ!!」と最後のひと息を吐きさらにお腹をへこませます。これを5~10回行います。
お腹を鍛えるエクササイズ②
仰向けなり、脚を真上に上げた状態で膝を伸ばします。腕は体の横にまっすぐ置き、手のひらを地面に向けて体を支えます。このまま膝を伸ばした状態で地面ギリギリのところまで足を下ろし、また元の姿勢に戻ります。これを20回行います。腹横筋が鍛えられるので、便秘解消にも効果的ですよ。
基本の食事
ダイエットのためにと過度な食事制限を行い栄養不足の状態が続くと、筋肉量や代謝が落ち、逆に痩せにくい体になってしまいます。
正しい食べ方をすることで、カロリー摂取と消費量を高い水準に保つことができますので、ぜひ覚えておきましょう。
まず大切なのは、朝食をきちんと摂ること。朝食を食べることで体温や基礎代謝が上がります。
そして食事の内容も大切で、血糖値を上げる「糖質」と、体温や代謝をアップさせる「たんぱく質」の二つを必ず摂るようにします。時間がない日は、納豆ご飯や卵かけご飯でOK!さらに余裕があれば、具沢山のお味噌汁も付けると良いですね。
そして、夕食でも炭水化物は摂りましょう。夕食で炭水化物抜きにしてしまうと、翌朝までのエネルギーが不足することによって代謝が落ち、太りやすい体の原因になります。
ただし糖質は単独で摂るのではなく、食物繊維が多いものと一緒に摂ることで血糖値の急上昇を防止します。食物繊維が多く含まれている、麦ごはんや雑穀入りのごはんを選ぶと良いですね。
是非ご参考ください(*^^*)