汗が止まらない失敗談
こんにちは。理系院生の日記です。
今回は、自分が経験した汗が止まらなかった失敗談をお話ししようと思います。今思えば何でそんなことしたんだと思いますが、当時の自分の考えの若さを実感しております。
状況説明
幼少期からサッカーをしていたため、高校もサッカー部に入部しました。自分が入学していた高校は進学校で中でも「文武両道」をモットーにしており、勉強も部活も頑張るという意識高い系あるある高校でした。
この場合、文武両道とは言え、勉強メインで部活は人並みに頑張る高校でしょって思われる方が地球の大多数を占めていると思いますが、実際は勉強も二宮金次郎並み部活も本田圭佑並みに追い込むハードすぎる高校でした。中でもサッカー部は、朝練や夕練があり5時30に起床と21時30帰宅という働き方改革に乗り切れていない状況でした。
鬼の走り込み
部活を通して何が一番きつかったかというと、連帯責任制の走りでした。これは、指定されたランニングコースに指定時間以内に全員が入らないともう一本走るという鬼畜トレーニングです。言うなれば、ドS監督による「温室育ち高校生のメンタル強化ライザップ」でした。
そして、これは毎回の練習のメニューの一環ではなくて、練習の最後に行う紅白戦で力を出し切った後に行うため、体力0に近い状態から本当に0になりそうな搾りカスまで残らない状態に毎度追い込まれていました。
冷静沈着・鬼の監督
そんな厳しい環境を無の表情で作る鬼監督ですが、怒るときは非常に冷静になぜそうしたのか、なぜそうしようとしなかったのかなど理詰め監督なんです。むしろその場だけ怒鳴られた方が我慢すれば良いので、感情に任せる監督の方が耐えられるのですがこの監督は一味違いました。また、声がとても低くて目をスナイパーのように標準を合わせて、理にかなっていない点を見つけたらすぐに狙撃するマジなスナイパー鬼監督いや教官と言った方が正しいかもしれません。そんな教官にボールが一個消えたとき、部日誌が回らなかったとき、ビブスを忘れたとき、様々なシーンで友人なんかも狙撃されていました。
色々話しましたが、外面が怖くて冷静に理詰めしてくる監督です。
オワタと思った瞬間
そして、自分が狙撃される順番がついに来ました。
状況としては、朝の英語の単語テストがあり、ボーダーラインを越えられず、放課後に居残り勉強させられることになってしましいました。
ちなみに、放課後の練習に遅れると何が待っているかというと、めちゃめちゃ怒られた後に朽ち果てるまで走らされます。。。
それを聞いたら、勉強せずに練習に行かねばという自分の防衛本能が働いたんでしょうね。気づいたら練習場にいました。(笑)
その日は監督にバレルことなく練習できたのですが、後日に英語の先生に呼び出され狭い個別面談室で少し怒られました。ここまでなら良いのですが、その先生が「担当の先生呼んどいたから」と言いました。てっきり担任かと思っていた自分を戒めたいです。来たのは通称雪原スナイパー。そう鬼監督です。
この瞬間、「あ、学生生活オワタ。」と思いました。もう思考停止状態で、気絶した方が楽なんじゃないかという状況です。
止まらない汗
鬼監督が来て、氷点下1000000度くらいその場が凍り付いたんじゃないでしょうか。これはやばい、どうにかしたくても逃げられない。
そして、監督が発した第一声が「よう。何でサボったんだ?」です。内心、監督が怖いからですなんて言えない。そして、自分の最初の言葉がすべてを決める、この言葉に人生がかかっていると思い、絞り出した答えは、「練習への欲求に負けました」です。走ってもないのに額から汗が滝のように流れる状況。
すると監督は少し嬉しかったのか、「やることやってから練習しろ」や「自分のケツは自分でフケ」と言って終わりました。
あれ生きて帰れると安堵しました。類を見ないスナイパーからの生還を果たしました。
この経験から
この経験から言えることは、自分の失敗はそのあと取り返せることです。というのは冗談で、目先の失敗を後回しにしたら後に自分に返ってくることです。もし、練習に遅れてでも居残り勉強をして、その日のうちに状況を説明して誤っていたらもっとすんなり事が済んでいたかもしれません。
その日から、自分の失敗や失敗しそうなときはしっかり清算やリスクヘッジするようになりました。
この経験がとても自分の危機察知能力を高めているのではないかと今では考えています。
皆さんも失敗は隠さず、誰かに話したり早めの清算をお勧めしましす。
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