⑯ 「文章を書く」=「自分を見つめなおし、自分を知る」ということ
いろいろ本などで紹介されていますが、文章を書くって、とても大切ですよね。
私が考える文章を書くメリットと、学校教育でこんなことを大事にしたら?と思うことを書いていこうと思います。
もちろん、もうしているよ!という方もいらっしゃいますと思いますが、悪しからず。
● 文章を書くことのメリット
文章を書くことのメリット、それは「自己を客観的にみることができる」だと思っています。
文章を書くって難しい、でも、自分の素直な気持ちがわかるなぁ、
そんなことを思いながら今文章を書いています。
今何を考えて生きているのか、何を大切にしているのか、どんな価値観で生きているのか、好きなものは、苦手なものは、など多くのことを知ることができる。
だからこそ、子どもたちには文章を書いてほしいと思っています。
● 学校教育で取り入れていけたらと思うもの
子どもたちは、小学校、中学校、高校の間に身体的にも、精神的にも大きく成長していきます。
様々な経験の中で感じたこと、思ったこと、これが子どもたちの価値観を形成していきます。
また、どんな出来事や、どんな場面で、どんなことを感じ、どんなふうに学んだのかを把握することで、人格が形成されると思っています。
だからこそ、文章を毎日書く。
そんなことを徹底的に行うことが学校教育で大切だと思っています。
自分の言葉を表現することが苦手な子どもが多い、というのも理由の一つですが、
自分の気持ちが分からない、自分の気持ちを表現できない子どもがとても多い、これが私が、文章を書いてほしい一番の理由です。
感想文を書くときによくあるのが、「先生たちはこんなん書いてほしいんでしょ?」みたいな模範的すぎる文章を書くことです。
でも、やっぱり、本来の目的を考えたときに、本心を書いていかないと意味がないと思ってしまいます。
「模範的な答え」ではなき、「自分の思い」を書く、そこを学校教育では徹底していく必要があると感じています。
それを繰り返せば、自分の気持ちを表現できるようになるではと思っています。
そのため、
何のために文章を書くのか、どんな効果があるのか、を説明をし、「何を書いてほしい」というのはこちらが提示せずに、子どもの気持ちを素直に書くように促す、
そんなことが大事だなぁとつくづく思う、今日この頃です。
私の個人的な思いですので、まったく違う考えをお持ちの方もいらっしゃると思いますので悪しからず。