「現実的な結婚」と「理想の恋愛結婚」
「誰とでもいいからさっさと結婚しろ!」
これは実際にあった発言です。
背景を説明すると、娘は35歳。有名大学卒で海外留学経験もあり、ベンチャー企業に努め、役職は部長。仕事が面白くてやり甲斐がある。休日は男友達と一緒にキャンプへ行ったりと独身生活をエンジョイしている。
そんな娘に対して超現実主義のバツイチ母が放った一言が冒頭の言葉です。
この言葉を聞いてショックを受ける方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、これも現実です。その後、母親は「そこそこ金持ちの男を捕まえて結婚して子供を作り、さっさと別れて帰って来い」とまで言い放ちました。
この母親の考えを【現実的な結婚】とするのであれば、「好きな人と結婚したい」「恋愛を経てから結婚したい」と考えるのは【理想の結婚】といえるでしょう。そして、この二つは相反する真逆の考え方です。
皆さんはどちらの結婚をお望みですか?
男性でも、女性でも、この質問に明確に答えを持っていないと、結婚への道のりは迷走してしまいます。
なぜなら、【現実的な結婚】は冒頭で紹介した母親の目線で行うからです。
今回は女性目線で考えてみましょう。
もし【現実的な結婚】を考えている女性ならば、以下の通りに考えるでしょう。
・男は金を持っているか?
・実家はいい場所にあるか?
・社会的地位はあるか?
何故これらを重視するかと言うと、結婚してから安心して子育てができる環境を用意するためです。そして、旦那が浮気して別れても、女性が十分な養育費を手にすることができるからです。この考え方が嫌な方もいるでしょう。わかります。
逆に【理想の結婚】を求める人は、以下の通りに考えるでしょう。
・恋愛を経てから結婚したい
・相手にとっても幸せになれるような結婚をしたい
・家族が反対しても自分が選んだ相手と結婚したい
特に注意すべきは二つ目の相手を気遣う心です。【理想の結婚】を求める人はいい人が多く、相手の幸せも求めます。もし自分が相手にとって最高の相手ではないと感じたら、身を引いてしまうこともあるのです。この辺は【現実的な結婚】を考えている人からしたら絶対に理解できませんね。
しかしながら、頭でわかっていても、思った通りにできないのが人間です。
現実的な結婚を考えていた方が、やはりもう少し納得した形で結婚したいと考えたり、理想の結婚を考えている人が相手の資産を気にされたり・・・と迷ってしまうのです。
二つの全く違う視点で考えると、答えが出なくなってしまいます。
だから、思い切って決断しましょう。
自分はどちらの結婚をしたいのか?
END
明日は、恋愛の誤解について考えてみたいと思います。
では、また明日お会いしましょう。