ブランディング思考11./イノベーター理論(キャズム)
イノベーター理論/キャズムとは
僕らのブランディングやリブランディングでは、いつも少し未来の価値観を想像し、ヴィジョンやアイデンティティを設定するので、どうしても生まれるキャズム。
イノベーター理論における「深い溝」という意味で、新しいブランドや商品やサービスを浸透させる際に発生する障害、乗り超えるべき溝、谷のことです。具体的にいうと、イノベーター理論におけるイノベーター・アーリーアダプターを「初期市場」、アーリーマジョリティからラガードまでを「メインストリーム市場」とし、これらの間にはキャズムと呼ばれる大きな溝(市場に製品を普及させる際に超えるべき障害)が存在しており、これを乗り超えることが市場を開拓するうえで重要だとする理論をさします。
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クリエイティブやデザインについて関係する、経営者/デザイナー/ディレクターやマネージャーなどに向けて、ブランディングやデザインを表層的に捉えるのではなく、ビジネス視点や本質的ブランド価値を考え、「クリエイティビティ(感性)」と「論理的思考」の僕なりの考え方を書いていますので、なんらかのヒントになると嬉しいです。
ブランディング・シンキング/川上シュン
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ブランディングとデザインは密接に関連しています。それぞれ異なる役割と範囲を持っていますが、ブランディングがブランドの「本質」や「戦略」を定…
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