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【映画感想】ブラックアダム
チーム作品としての面白さ
予告編やポスターの情報をほとんど入れずに見たので、鑑賞前のイメージとは違い、いい意味で期待を裏切ってくれました。
単独作品1作目ということで、見る前はドウェイン・ジョンソンがブラックアダムになるまでのオリジンストーリーに振り切ると思っていましたね。なので、アベンジャーズやX-MENを彷彿とさせるチーム作品としての面白さを感じれたのは非常に良かったです。
ただ、各ヒーローの単独作品を作ったあとのアベンジャーズを知っているだけに、ブラックアダム以外のキャラのバックグラウンドを知った上で、見たかったと思ってしまいます。
個性豊かなヒーロー
ヒーローが個性豊かで見ていて楽しかったですね。
ヒーロー映画はこれまでたくさん実写化されてきましたが、風を操るヒーローはいなかったはず。
ドクターフェイトはドクター・ストレンジとは違う独特な世界観の魔術使いで魅力的でした。というかピアース・ブロスナンがイケオジすぎて惹かれましたね。007/ダイアナザーディが好きな筆者としては、渋みがましたピアースに大満足。
ホークマンはブラックアダムとは対照的でしたが、彼がしっかりアイデンティティが描かれていたからこそブラックアダムの信念もわかりやすかったかなと。ふたりの関係性が絶妙でした。
巨大化するヒーロー:アトムがアントマンにしか見えなかたのが少し残念。彼こそ背景をもっと知りたかったですね。
改めて振り返ると、魅力的なヒーローが多かっただけに、ブラックアダムの単体映画に収めてしまったのがもったいない感じ。
ブラックアダムに注目すると…
これまでドウェイン・ジョンソンが主演を務める作品はありましたが、今回のような物理的に最強キャラはなかったでしょう。彼自身が肉体的に強さを感じるのもあって、ブラックアダムとの相性は良かったかなと。
ただ、最強すぎるがゆえに、緊張感はなかったですね。序盤でブラックアダムが傷を負うシーンがありましたが、どうせすぐ治るんでしょと思ってしまいました。
またヴィランがそこまで魅力的ではなかったので、ストーリーとしての面白さはあまり感じられませんでした。
スーパーマンが登場したときもそうですが、最強キャラが出るときのヴィランはどうするのか、どういう展開にするのかは課題かなと。