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みんなが見てるこの世界はどんな色?

久しぶりに色弱の話をしようかな,と思います.
22,23年間,色覚異常とともに生きてきて,色々なことがありました.
一番大きなイベントは防衛大学校を色覚異常で不合格になってしまったことかな,と今でも思っているわけですが,ここ最近自分のことで気付いたことがありました.

自分だけかもしれないですが,色覚異常の人って,理解してくれている友達とかが傍にいる時は特にですが,「これ何色?」ってめっちゃ聞いちゃうんですね.

口癖なんじゃないかと思うくらい聞きまくる.
それで,なんでなのかなぁ,と思い始めてから結構経ったんですが,最近一つの考えに落ち着きました.

一言でいえば,間違えたことを言いたくないから.
咄嗟のタイミングでもし色で指示をされたときに,パッと反応できるようにしたいからなんじゃないかなぁ,と思っています.

自分が認知している色と一般の人が認知する色のずれを少しでも正しておきたい,という思いが根底にはあるような気がする.

僕は色覚異常であることを別に隠していないし,隠すつもりもないのですが,中にはいじめなどに繋がる可能性があることから色覚異常を隠して生きている人もいるそうです.

色の知覚は完全に主観であり,誰もが同じ色として認識しているわけはなく,多少の個人差はあるはずです.
色覚異常者はその差が人よりも濃く出てしまっただけだと考えています.

どうしたら色覚異常者,健常者を区別することなく生活をしていくことが出来るようになるのでしょうか.
長い時間はかかるでしょうが,人生をかけて挑戦してみたいテーマの一つでもあります.

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