目標を達成するには?目標の効果とは
目標を達成できずにへこんだ経験はないですか?
皆さんは今まで「目標」という言葉は聞いたことがあるのではないかと思います。
どこで聞いたでしょうか・・学校でしょうか。会社でしょうか。親からでしょうか・・
「目標」に対してはどのようなイメージをお持ちですか?いいイメージをお持ちの方もいれば、逆にいいイメージを持っていない人もいるかもしれません。。
私が会社員時代に、仕事の目標を自分で決めてその目標に向かって仕事をするということがありました。
自分で立てた目標をみんなの前で発表させられました。そこで上司から自分で宣言したことは達成しろと言われました。
目標を強制的に宣言させられて達成できなかったら嘘つき呼ばわりされる。なんてこともありました。。
目標を達成できずにへこんでいる同僚の姿を何度も見てきました。
果たして目標を立てて結果的にへこんでいるのだとしたら、目標を立てる意味はあるのだろうか?
目標ってなんのために立てるんだろう・・
目標を効果的に活かせるためにいろいろと調べてみました。
目標とは?
そもそもまず目標とはなんだろうか?
目標と目的という言葉があります。
まずはそれぞれの目的と目標の違いについて辞書で調べますと、
目的とは・・実現しようとしてめざす事柄。行動のねらい。最終的に実現したいと目指している事柄。
例:「温泉に行ってリフレッシュする」これが目的
目標とは・・行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準。目的を実現するためにやらなくてはいけないこと
例:「温泉の旅費のために10万円貯金する」これが目標
次に目標に似ている、「ノルマ」について考えてみましょう。
ノルマとは達成しなければならない作業量や成績のこと。
目標との違いは達成したからといって評価されるものではありません。
「やるべき」「義務感」が発生する意味が含まれています。またやらされるもの。受動的な意味も含まれています
目標:「やるべき」「義務感」はなく、達成したい目的のために立てるものです。能動的なものです。
目標はなぜ立てるのでしょうか?
目標を立てろ!目標を立てた方がいい。と会社の上司や学校の先生から言われたことがある方は多いのではないでしょうか?
そもそも目標を立てる目的について考えてみましょう!
1つ目が目的を達成するために、何をどれくらいしたら良いかを明確にするためです。
行うことをその場での思いつきのようなアドリブで行わずに済むといった利点があります。
2つ目が、チームを組んでいたり仲間がいる場合、チームメンバーや仲間が目的達成のために同じ方向を見て動けるようになります。
3つ目が目標を立てることによって、行動計画を立てることができます。
目的を達成するために目標を設定します。目標を達成するために行動計画を立てることとなります。
会社で立てる目標についてですが、その実体は会社にとっての利益のために、従業員にプレッシャー、ノルマを与えるのが大半です!
自分の目的ではないところから目標をたてる(実質的なノルマを与えること。)義務感を与えることはラストスパートを追い込むのに似ています。短期的には力を出すことが出来ますが、長期的には続かないですし、とても疲弊してしまいます。
アドリブの危険性について
アドリブの危険性について、実際にあった話しを紹介します
コリンズさんの有名な書籍、ビジョナリーカンパニー4に出てくる言葉「20マイル行進」と言う言葉があります。ビジョナリーカンパニーはサイバーエージェントの藤田さんの書籍の中で、起業前に読んだときに感銘を受けたという内容の書籍です
その「20マイル行進」とは、とにかく「20マイル行進」毎日するということです。
南極大陸を目指したアムンゼンは「毎日20マイル進むことを決め」雨の日も風の日もとにかく1日1日20マイルは進むぞと着実に進み結果を得たと言う話が出てきます。雨の日も風の日も、体調が辛い日も楽な日もとにかく20マイルだと。
その一方で、「その日の限界まで進む」という方法で南極大陸を目指した人は何人もいたそうです。調子いい時はガンガン進んで、調子悪い時はそんなに進めないがその時のベストを尽くす・・その時のベストを常に出すという方法で進んでいきました。
その方法で目指した人の中で、南極に辿りついた人は1人もいなかったそうです。
この方法は一見良い方法のように思いますが、その日その日をアドリブで全力で行うことよりも、1日1日必ず決めた距離を進むという方が成功しやすいということです。
効果的な目標を立てるのに必要な「見積力」
そもそも実力以上の目標を立てても達成できません。目標を達成するために計画を立てますが、実行できない計画を立てても目標は達成できません。
目標を立てるのにあたって、適切な目標を立てる必要があります。目標を立てるのに自分の実力を適切に見積もる「見積力」が必要となります。
見積力をつけていくためにも、目標を1度も立てたことが無ければまず目標を立ててみましょう。そこで自分の目標に対する見積力が分かります。
目標が達成できなかった場合
目標が達成できなかった場合に、自分の努力が足りないとか根性がなかったという理由で終わらせてしまっては、目標はこれからも達成することはできません。
なぜ達成できなかったかを分析しましょう。
確実に言えることは、目標に対する計画が間違っていた。または計画に無理があった。ということです。
計画が間違っていた場合はそもそもその計画を達成しても目標が達成されないということですので、計画を見直しましょう。
計画に無理があった場合は、自分の計画を達成する能力ではその計画は達成できないということです。計画を自分が達成出来る計画に立て直す必要があります。
自分の能力に合わせた計画では、立てた目標が達成できない場合は、達成ができない目標を立てていたということですので、目標を下げる必要があります。
計画を立てる時に、自分のスキルを途中で上げることを見越した計画を立てることはOKです。ですがその場合もスキルを途中で上げる計画もしっかり立てましょう。
アプローチ
目標を立てて、目標に対する見積力を上げていくことです。
今すぐにやることは
達成したい目的に対して、目標、計画を立てていきましょう
目標は1年後、半年後、3か月後、1か月後、今日と遠い目標から、近い目標を立てて、その行動計画を立てます。
目標は日々見直し、今日の目標に対して達成したかどうかを観察します。
達成できた場合であっても、目標がぬる過ぎないかどうかを観察します。
達成できなかった場合は、
①その計画が達成できなかった理由を書き出します
②その計画は無理があるので、計画を見直します
最後に
達成したい目的があっても、目標を達成できないと挫折してしまいます。
目標を達成できるスキルを身に着け、目的を達成できるようになると、人生がガラリと変わります。
目標がぬる過ぎるといけない理由は別コラムにて説明します。