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ヒーローショーに見る男性性の輝き

こんにちは!
心理カウンセラー修行中の俊(しゅん)です。

先日、数年ぶりにプロレスを観戦してきました。
会場は「聖地」後楽園ホール。
コロナ禍での観客席の「声出し禁止」期間など業界全体が辛かった時期を経て、今ではかつての熱気が完全復活していました。

そこで、男性性の圧倒的な輝きを見せつけられたのです。

女性性の輝きのように煌びやかでキラキラとしたものではなく、男性性のそれは燃え盛る爆炎の閃光のようでした。シャイニーング!!

男性性について研究中の今、これを題材に記事を書いてみたいと思います✊


ヒーローはどう振る舞うか

僕は人からプロレスの魅力を尋ねられた際に、「究極のヒーローショー」と表現しています。
子どもの頃、仮面ライダーやウルトラマン、戦隊シリーズなど、特撮ヒーローが大好きでした。そして彼らが目の前で活躍するヒーローショーに父親に連れて行ってもらった時のことは、今でも鮮烈に覚えています。

正義のヒーローが悪役と闘い、困っている人を助け、平和を守る。
努力、友情、勝利の三原則。

そんな、勧善懲悪の王道、そして週間少年ジャンプのテーマとも言える要素が、プロレスにも組み込まれているのです。

そのヒーロー像に、男性性の一部であるパワフルさや信念を貫く意志の強さ、何事にも動じない器の大きさを感じたのでした。
当然、身体も相当に鍛えていますしね😎
パワー!


さて、プロレスに散りばめられた特徴についていくつかご紹介したいと思います。

まずは入場。
選手たちにはそれぞれ固有の入場曲があります。
その曲のイントロがかかっただけで、観客は誰が登場するのか理解して、
一気にボルテージが上がります。
自然と感性と拍手に包まれる会場。

そして、入場曲をバックに登場してくるレスラーたち。
堂々とゆっくり現れる選手、颯爽と走りリングに駆け上がる選手、力強い気合を吐きながら練り歩く選手。

「あぁ、入場曲やテーマ曲って、いいなぁ」

自分も何かテーマ曲決めたいと思うほどに、その演出は素晴らしいです。
まさしくヒーロー。
(ヒーロー然としたレスラーを、「ベビーフェイス」と呼んだりします)

栄光のライトに照らされるヒーロー

一方で、プロレスには「ヒール」と呼ばれるレスラーたちも存在します。
対戦相手を挑発したり威嚇したり、試合でも反則技を使い、卑怯な勝ち方も厭わない。観客からのブーイングも、意に返しません。
彼らはヒーローの前に立ちはだかり、強烈な技で痛めつけたり、多勢に無勢で攻撃をしかけてきて、ベビーフェイスをピンチに陥れます。

そんなピンチにも、ヒーローは必ず道を外れずに対抗します
反則技に反則技で返すのではなく、自分の持つ「決め技」を放って相手に打ち勝つ。
プロレスは相手をリング上にホールドしてからレフェリーが3カウント数えることで勝敗が決するのですが、観客全員が一緒になって
ワン!ツー!スリー!!
とカウントを叫ぶシーンは、現場にいると鳥肌モノです。

この、周囲を巻き込んで全体を引っ張っていく力強さに、すごく男性性を感じました。

最近では、一見ヒールのような性格を持ちながらも、闘い方や勝ち方はベビーフェイス的という「ダークヒーロー」が第三極としてよく登場して、活躍してます。
(映画や漫画でも同じような傾向が見られますよね)
これは、綺麗な善玉だけじゃ共感できないよ!という社会の要請が表出しているように見えて、面白いなあと思います。

勝利を収めた後、ヒーローは観客の歓声に応え、リングを降りてからも客席前を通りながらハイタッチしたり手を振ったりしてくれます。
多くの人から支持を得るというのは、嬉しい反面、プレッシャーを感じたり強迫的な精神状況に陥ることもあり得るものです。
ただ、ヒーローはそれら全てを引き受けて、笑顔で返します。
ただ強いだけではなく、「受け取り上手」でもあるのです。
だからこそ、それらをうまくプラスのエネルギーに変換できる。
ここは男性性/女性性を問わず、とっても大事なことです。
僕らも見習いたいところですよね。

ユーモアも大事

一方で、プロレスの試合では観客席が笑いに包まれることもあります。
おとぼけキャラや、試合中におかしな行動を取る選手たちも居ます。
彼らのパフォーマンスは観客に愛され、会場全体の高揚感に寄与しています。

笑いって、人間にとってプラスのエネルギーとしてとても重要だと思います。
辛いことも、笑い飛ばせるような人にこそ、レジリエンスは宿るのかもしれません。

我らが師匠の根本裕幸さんも、笑いの力を大事にしていて、それが僕ら弟子にとっても魅力に感じるポイントでもあります。
カウンセラーですから、凄く深刻だったり悲しい相談もあるのですが、師匠のブログではそんなネタにも必ずユーモアを盛り込んだ回答をしていて、全体的に柔らかく解きほぐしてくれるように思います。
僕もそうありたい…!!と思います。

ぜひ師匠のブログも読んでみてください👇

「強さ」とは何か

プロレスを通して男性性の象徴としてのヒーロー像に触れてきましたが、とても大事なこととして、「強さ」の捉え方にも言及したいと思います。

ヒーローは常勝連勝かというと、決してそうではありません。
手痛い敗北を喫することも、珍しくないことです。

特に、タイトルのかかった試合では熱戦が繰り広げられる分、敗北した際のショックは観客を含め大きくなります。
チャンピオンベルトを巻くことができるのは1人だけ。
その頂点を目指して、多くのレスラー達は競い合います。

「強さ」とは、
・負けた時に再び立ち上がることができること
・困難な状況でも鍛錬を継続できること
・自らを応援してくれる人たちに感謝を示すことができること

なのかもしれません。
それらが出来るレスラーは、勝敗に関わらず大きな人気を博します。

男性性の結晶たるプロレスラーのヒーローたちを象徴として捉えながら、引き続き自分の中の「強さ」を見つめなおしていきたいと思いました。


いかがだったでしょうか。
今回、この記事を書きながら、自分の中でも磨いていきたい部分を再確認できました。
師匠から、男性性を伸ばす手段/ツールとして
・筋トレ
・スーツ
・腕時計
などをお勧めされたので、いずれも俄然興味を持ち始めており、今度はそちらについても執筆できればと思います。

それでは、また別の記事で。

心理カウンセラー 俊(しゅん)



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