漂流の果てに思うこと。
こんばんは。社会起業家/中小企業診断士の浜俊壱(shun1.hama)です。
このnoteでは、
「社会起業家/中小企業診断士っていいですね。」
「どうやったら独立できるんですか?」
「どうやったら経営は上手くできるんですか?」
「何をどういう風に考えているんですか?」
と、よく聞かれることを
自分の人生の棚卸しや日々考えていることの言語化を通してお伝えしていきます。
noteを書き始めて、今日で975日目。3,000日チャレンジ達成まで残り2,025日。
今日も朝からランニング。暑さが厳しいですが、続けることで感じる体調の良さもあります。
はじめましての方はこちらもご覧ください↓↓
さて、本日のテーマは「漂流の果てに思うこと。」です。早速書いていきたいと思います。
積極的休養を取ることの意義
ここ数年、走りっぱなしだった私ですが今年の6月から7月にかけて、意識的に空白の時間を取るようにしています。
さぼりと言えば、さぼりです。
ですが、私はこれを積極的休養ということに位置づけることにしました。
なぜか?
これまでやってきたことの延長線ではこの先に進化はない。
と、感じているからです。
そのためには、自分自身の考えであったり体力をバージョンアップする他ありません。
ですので、通常の業務は任せる体制を整え、思考の整理、身体のメンテナンス、インプットや五感で感じることに時間を割くことにしました。
流れに身を任せて
そんな中で私が最近、気に入っているものがあります。
それは、SUPフィッシングです。
![](https://assets.st-note.com/img/1721827446845-uFDDgD7mlM.jpg?width=1200)
こんな感じに、SUPボードの上に釣り道具を乗せて、手漕ぎで大海原へ向けて出発です。
家の目の前が砂浜の海岸線ということもあり、SUPに空気を入れたらすぐにGOできます。
周りには何も視界を遮るものがなく、上を見ると空が広がっています。
そのため、釣りをしなくても十分、気持ちはリフレッシュされます。
そんな気持ちで波が穏やかな状態で、のんびりボードの上で過ごしていると何やら雲行きが若干怪しくなってきました。
次第に風が吹き、波も徐々に高くなってきます。
そして、潮の流れは沖方向に向かっている状況。
「まだ、大丈夫かな?」と、思っていると元々、海岸から300mくらい離れていた場所からあっという間に流されていきました。
ということで、早急に釣りを辞め、海岸へ戻ろうとオールを握って方向転換を試みたところ、さらに風が強く吹き始め、波も湾内にも関わらず白波が出る時化模様に。
SUPの先端を沖方向から海岸へ180度、方向転換をしようとしたところ、ボードが波と平行になり思いっきり揺れる始末。
何とか、方向転換をし海岸線に向けて波をかぶる形で進みだそうとオールを一生懸命漕いでも、前に進むどころか逆方向に流されます。
先ほどの方向転換の際に全力で漕いだことで、喉が乾きます。
持ってきたペットボトルのお茶の蓋を開け、水分補給。この調子で飲んでいるとあと5回くらいしか持ちません。
「あ、これは無理だな、、」と悟りました。
不可抗力への対処
さて、そんな状況の中、天候は益々悪化していき回復の兆しが見えません。
一方で、荒れていく天候の中で私の心は妙に穏やかになっていました。
「これは、流れに身を任せるしかないな」
そんな心境で対処方針を決めました。
・これ以上、沖には流されないようにする。
・転覆だけは避ける。
次は具体的な行動あるのみです。
沖に流されないようにするために、進行方向右手に向かう必要がありました。
そこで取ったのは、釣り用の水くみバケツをアンカー代わりに使う作戦です。
正直あまり期待していなかったのですが、強風で煽られていた船体が潮流の方が穏やかだっため、水くみバケツが重しとなり、沖ではなく海岸方向に緩やかに進行方向が変わっていきました。
転覆を避けるためには、波に抗うことはしないことです。
そのため一切オールを漕ぐことを辞めました。
事実上の漂流です。
リスク管理の実践
ここまで対処が整ったことで最悪は回避できる状態が整いました。
あとは、どこに不時着するかの算段を立て、状況を外部へ知らせるかです。
SUPに乗る際に、スマートフォンは必ず携帯するようにしていました。
もちろんライフジャケットも着用しています。
これは、最悪ケースとして今回のような漂流のケースを考えていたためです。
スマートフォンがあれば外部へ連絡することができます。最終手段の海上保安庁への連絡もできます。
(もちろん、お世話にならないようにあらかじめ対応しておくことが必要ですが)
また、ライフジャケットは転覆した際に、冷静な対処ができるよう必要です。
水分も持ち合わせていたことも、漂流時の水分補給も想定していたためです。
つまり、最悪の事態は回避できる準備をしていた、リスクへの想定をしていたことが、実際にイレギュラーの事態が起きた時でも冷静に対処できたことの要因だと思っています。
逆に今回のケースで致命的だったのは、事前に天候予測をみていなかったことです。
天候予測を見ていて、この後に風が強く波が高くなることを知っていたら、そもそもSUPをしようなんてことは思わなかったでしょう。
夏は水の事故が増えたり、先日も10時間以上、漂流して救助された方のニュースも耳にしました。
最悪に備えて準備すること、事前に調査することの重要性。
これらをまさかSUPを通して考えさせられるとは思ってもみませんでした。
ちなみに、今回は身内に連絡をして、漂流の事実と不時着する場所を伝えて車で迎えに来てもらうという迷惑をかけることで事なきを得ました。
助けてくれる人がいることの有り難さも痛感です。
まさか、自分がということは考えていないと本当に一大事になることでしょう。
きっと、仕事でも同じではないでしょうか。
あなたはどう思いますか?
・・ということで、今日はここまでです!
最後まで読んで下さりありがとうございました(^^)
明日も皆さんにとって、良い一日となりますように!!
まとめ
・積極的休養で、自分自身の考えでや体力をバージョンアップする。
・不可抗力への対処は、不必要な抗いは控え、現実的な対処方針と具体的行動が大事。
・最悪に備えて準備すること、事前に調査することは万が一の時の結果を左右する。
・助けてくれる人がいることは思った以上に心強い。
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