僕が #バリバラ HSC特集に長々メッセージを送った理由
なんか今日ものすごくNHKさんに取り上げられていて、滋賀放送局のクルーが弊団体のフリースクールに取材に来られた様子が滋賀の夕方のニュースに流れた直後、20時からはEテレの「バリバラ」という番組で自分のコメントを紹介してもらいました。
実はバリバラのディレクターさんから「メッセージを採用しました」という連絡をいただくまで送ったことを素で忘れるほど、べつに何が何でも採用されたい!と思って送ったわけではありません。
ただただこうしてHSCのことを取り上げてもらえるのなら、今後も定期的に継続してなにかの形で取り上げてほしいなあ、と思ったのです。そういう意味で、HSCやHSPについてとっかかりが多いように、長々とメッセージを書いて送りました(たぶん1000文字近くは書いてたと思う)。
で、実際に、番組内で「こんなにたくさん!」とメッセージの束を紹介してましたが、たぶんそれくらい「生きづらさ」を感じているHSPやHSC当事者が多いってことなんでしょう。でも僕はそう感じている人は、こんな人数ではないと思っています。
自分の意見を申すことすら敏感な人がいるからです。僕はもう発信することにずいぶん慣れたフシがあるので問題ないのですが、HSP当事者会とかに行くと自己紹介と感想しか声を出さない人も多い(もちろんそのスタンスもOKです)。いくらなんでもどうぞとは言え、これを言っていいのかあれ言っても傷つけないだろうか、と逡巡してしまうのだろうと思います。
僕が子どものころは明らかなHSCだったけど、誰も、っていうか自分も「敏感だった」ということに気がついていなかった。今日の「バリバラ」で一番衝撃だったのは、その敏感すぎる一面をどう支援していくか学校と家庭で会議を開いていたことです。
あれ、僕が子どものころには1mmも考えられなかった。
HSCという概念が20年前、僕が子どものころにあれば今の人生はどうなってただろう、とかよく考えます。そういう意味ではいま「チャンス」だと思っています。
HSCの子どもは5人に1人、35人学級で計算すれば7人はいるということになります。これって絶対多い部類だと思います。たぶん電車で隣りに座った人もそこはかとない敏感さを持ち合わせている、ということが往々にしてあるはずです。
先述しましたが、いろいろ思った末逡巡して声を出せない、出さない人もいる中で、もしも自分が敏感なこと、それでたいへんだったこと、それを活かせていることを、誰かに共有したり話して役立ててもらえるのであれば、僕はこれからも発信し続けていきたいな、と思っています。