#想像していなかった未来へ:ただの薬剤師がボディビルチャンピオンに挑んだ軌跡
こんにちは、ボディビルディングをしている筋肉薬剤師の北川です。
薬剤師としてのキャリアを続ける一方で、2022年7月にボディビルという新しい挑戦に取り組み始めた私にとって、目の前には「筋肉」というテーマを超えた、まるで別の世界が広がっていました。
最初は単なる興味本位でスタートしたボディビルが、これほど自分を変え、人生観を豊かにしてくれるとは思いもしなかったのです。
挑戦の日々を振り返ると、努力がもたらしてくれた成長と、そこから広がった新しい世界への感謝の気持ちでいっぱいです。
小さな一歩が大きな変化を呼んだ日々
2023年8月初めての大会では、準優勝でボディビルという世界がいかに厳しく、奥深いものかを痛感しました。
悔しさや焦りが募る中で、次こそは、もっと高いレベルを目指そうと決意しました。
そこから始まったのは、肉体的にも精神的にも自分の限界に挑む日々。
2024年は大阪大会、関西大会とステップアップしていくたびに、自分が思い描く「理想の自分」に少しずつ近づいていく感覚がありました。
特に、関西大会では、試合直前の電車の遅延というハプニングも重なり、私のメンタルは崩壊寸前でした。
それでも、2023年コンテスト終了時からの1年間やれることは全てやってきた経験から「ここまで来たからには諦めたくない」という強い気持ちと、家族やコーチの支えに励まされ、なんとか立ち直り舞台に上がることができました。
この経験が、ただの薬剤師だった自分に「やり抜く力」が備わった瞬間だったように感じます。
「自分との戦い」を超えた先に
ボディビルのトレーニングは、自分との終わりなき戦いです。
何度も限界を感じながら、疲労や痛み、食事制限を乗り越える日々。
ある時は、「こんなに辛い思い経験は本当に意味があるのか?」と疑問を抱くこともありました。
けれど、負荷に負けず一歩ずつ前進するたびに、少しずつ自分が変わっていくのを実感できる瞬間がありました。
そして、その感覚は、他のどんな活動でも味わえない「達成感」となって自分に返ってきました。
その中で、最も大きな支えとなったのは、日本選手権を目指しているという自分の目標と、周囲からの応援でした。
自分一人の力ではなく、支えてくれる仲間や、励ましの声をくれる人たちのおかげで、自分がどれほどの力を発揮できるのかを知ることができました。
駅の階段を登るのもやっとの疲労の中でさえも、応援の力は私を前へ進ませてくれたのです。
日本大会は11位とう結果に終わりましたが、やれることはやり切れたので悔いは一切ありません。
広がる世界と共に見えた新たな可能性
この挑戦が、私に与えてくれたものは、単に肉体的な強さや見た目の変化だけではありませんでした。
ボディビルを通して、自分がこれまで知らなかった「自分の可能性」に気づくことができました。それが薬剤師としての自分にもポジティブな影響を与え、日々の業務での新しい発見や気づきに繋がっています。
ボディビルでの食事管理や栄養への意識が高まり知識が増えたことで、健康の維持や予防医療への興味を一層深めましたし、その知識を薬剤師としての業務にも生かすことができています。
また、同じ目標を持つ仲間との出会いや、試合会場での繋がりは、私にとって大きな励みであり、人生においてかけがえのないものとなりました。
想像していなかった未来がもたらす次なる挑戦
振り返ると、ボディビルを始めた当初には想像もしなかった未来が今、私の目の前に広がっています。
日本選手権の舞台に立った経験を通じて、
「自分の限界を越えてさらに上を目指す楽しさ」を知り、来年の大会に向けてさらなる努力を重ねたいと強く感じています。
挑戦することで、自分の可能性が無限に広がり、新たな世界を知ることができる。
そんな喜びを知ることができたのは、紛れもなくボディビルに取り組んだからこそでした。
私にとって、ボディビルは単なる競技ではなく、自己成長の旅です。
そして、その旅の途中で得た経験や出会いは、私の人生そのものを豊かにし、充実したものにしてくれています。
これからも、さらなる未来を目指して挑戦を続け、皆さんに少しでも勇気やインスピレーションを届けられるよう努力していきたいと思います。
この挑戦が、皆さんの心に少しでも響き、次の一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
想像していなかった未来は、すぐそばにあるのかもしれません。
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