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今回の豪雨災害で感じたJリーグの価値

今までは、自分のパーソナルな部分や経験をnoteに記してきましたが、
今回は、今もなお予断を許さない大雨による災害から、僕が感じたJリーグの価値について書いてみようと思います。

今回の豪雨災害で感じたこと

先週、熊本県や鹿児島県で大雨による災害が起きていると聞いたときに、ロアッソ熊本と鹿児島ユナイテッドというJリーグのサッカークラブを思い浮かべ、各々の地域がどんな状況で2クラブがどんなことを発信しているのかを気にかけていました。
正直今までだったら、九州で災害が起きてて、大変だなというくらいだったと思います。

ただ、今回の災害は感じ方が少し違いました。たぶん僕がサッカークラブに転職して、Twitter上でサッカー関係の投稿を目にすることが増えたことが影響しているんだと思いますが、今までよりも確実に身近に災害を捉えていた気がします。
あとは、家にテレビがないので、情報源がネットニュースやSNSになっていて、Twitter上で流れてくるサポーターさんの投稿で知ること災害の情報を知ることが多かったのも影響していると思いますが…

僕以外にも、Jクラブの選手、スタッフ、サポーターの方で、災害が起きた時に、その地域にあるサッカークラブを思い浮かべる方が少なからずいるのではないでしょうか。

Jクラブにかかわる人たち(選手やスタッフ、ボランティア、サポーター、スポンサーなど)は、自分がかかわっていたり応援しているクラブではなく、他のクラブでも、Jクラブというだけで身近に感じている人が多いので、こういうことが起きるんだと思っています。

そして、他のクラブでも身近に感じる要因は、試合で対戦したことがあったり、選手が移籍したり、何かしらの接点があることが多いからだと思います。

非常に読みづらい文章になってしまったので、まとめると、Jクラブがあることによって、色んな人や地域を身近に感じて、つながりが生まれるってことが言いたかったです。笑

”Jリーグファミリー”

こういったことをうまく表現しているのが、この言葉だと思います。

まさしくファミリーなんです!

(Jリーグやサッカー協会では、サッカーに携わる人々すべてを”サッカーファミリー”と呼んでいますが、今回はJリーグの価値について考えてみたので、あえて”Jリーグファミリー”としてみました。
ちなみに、サムネの画像はファミリーを表現してました。)

どこかのクラブで何かが起きると、みんなの話題になり、時には称賛され、時には批判され、みんなが自分事のようにその出来事を考える。

家族や親戚で起こったことって自分事として捉えますよね?
例えば、家族や親戚が被災したら「へぇ、そうなんだ。」では終わらないはずです。

それに近い感覚がJリーグには存在しているんだと思います。
今回の災害も、Jクラブがかかわっていることによって、”Jリーグファミリー”たちは、何かしなきゃって気持ちが出てきたと思うんです。
まず、この気持ちが生まれることだけでもすごいことだと僕は思ってます。
あとは、情報を発信する、寄付する、ボランティアに行くなど、自分ができることすればいいので…

例えば、海外で起きている紛争や社会問題などのために何かしなきゃと思いづらいのは、距離的な問題もあるとは思いますが、シンプルに自分との接点が少なすぎて、自分事として感じられないからだと思います。
やはり何事においても自分との接点やつながりがあるのは、非常に大事なことだと思うんです。

Jクラブが全国各地にあるという強さ

色んな地域や人とつながりが作れるJクラブが、現在56クラブもあります。

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まだJクラブがない県もありますが、これだけ色んな地域にJクラブが存在すると、今回のように災害が起こった時に、Jクラブを媒介して、情報が伝わったり、支援が行われたり、そんなことが今後さらに増えてくると思います。

これは、全国各地にあり、地域とともに歩んできたJクラブだからこその価値だと思っています。

同じスポーツ界で、Jリーグよりも歴史の長いプロ野球もこういった活動を行っており、楽天が震災復興で東北を盛り上げていたのは記憶に残っていますが、プロ野球は12球団なので、どうしても全国各地でそういった活動を行えるかと言われると難しいような気がします。
もちろん各球団の影響力という意味では、Jクラブよりも大きかったりしますが…

プロバスケットリーグのBリーグも全国にチームがあり、地域での活動なども行っているので、今後Jリーグに近いような展開になってくるのでないかなと思ってます。(あまり知識がないので、詳しくは分かんないです。)

Jクラブの震災復興の事例

東日本大震災が起きた時、

復興のシンボルとして、地域の方々に喜びや活力を与え、支えてくれた方々に感謝を伝え、日本中に感動を与えたベガルタ仙台。

震災後初めてのホーム戦のことを書いた記事はこちら

自分たちが復興の先頭に立ち、被災者の人たちを引っ張っていきたいという強い決意。
サッカーのある日常を取り戻し、今後もサッカーができる喜びを感じながら、被災地のために、全力で戦い続ける。

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熊本地震の時、

地域の方々とともに復興支援に奔走し、熊本を盛り上げ、そして全国への発信を行い続けたロアッソ熊本。

震災の一年後に、当時の社長が震災直後のことを語っている記事はこちら

選手らは救援物資を避難所に届けたり、子どもたちを励まそうとサッカー教室を行ったりしていました。
震災を経験し、より一層の「地域密着」を目指しています。
「熊本は、やっぱり人の温かさ、つながりの強さが異常にある。人のつながりでしか、いろんなことが動かない地域だから」

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他にも、新潟県中越地震の時のアルビレックス新潟や、阪神淡路大震災の時のヴィッセル神戸など、様々なクラブが震災復興のために尽力してきました。

何十年に一度と呼ばれる災害が、毎年のように起こっている今の日本では、これからさらにこういったことが増えてくるのではないかと思います。

こうした状況の中で、地域に根差し、地域とともに歩んでいるJリーグだからこその価値が、さらに発揮されていくんではないかと今回改めて感じました。

まとめ

改めてJリーグの持つ可能性を感じました。
そして、さらにJリーグのことが好きになりました。

正直、今までJリーグをあまり見てきませんでしたが、サッカークラブに入ったこともあり、今では毎週末DAZNにくぎづけです。

「これがJリーグがある週末か…」と、何か少しうれしいです。笑


最後になりましたが、

これ以上の被害が出ることなく、大変な被害に遭われている方々の安心安全が確保され、生活が少しでも早く元に戻ることを願っております。

自分にもできることがないか模索しようと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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