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お金持ちになりたくて、医者を目指す高校生に向けて

こんばんは!野原俊平です。
今回は、「お金持ちになりたくて、医者を目指す高校生に向けて」というテーマで投稿します。


私はもともと小児科医として一生涯働きたいと思っていましたが、
日本の医師の労働環境が悪いことに耐えられず、
うつ状態になってしまいました。

その後、自分のことをよく知って、若い人の人生相談をしたいと思って、
今はキャリアカウンセリングの勉強や発信を行っています。


今日は、2023年9月の時に書いた文章を、そのまま共有します。

この文章は、私がカンボジア・シェムリアップにある「Angkor Hospital for Children」にて、現地スタッフと日本の医者の労働環境について議論したのちに、得られた感想や気づきをまとめたものです。

当初は、大学受験の時、駿台という予備校で英語を教えてもらった竹岡先生、ならびに駿台に通学している高校生に向けて書きました。

今日、思い立って、その文章を、SNSで世に公開します。

それでは、どうぞ!

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私はカンボジアの医療スタッフMs. Sreyleak SinnとのDiscussionで次のように言いました。


Japanese doctors work from Monday to Sunday, and they do not have enough time to take a rest, and some of them, mainly young doctors, decide to kill themselves.
(訳:日本の医者は月曜日から日曜日まで働き、十分な休む時間を得ることができません。また、その中には、若手医師が多いですが、自殺する人もいます。)

Some Japanese doctors think that it is a good idea to work for longer time.
(訳:日本の医者の中には、より長い時間働くことが良いと考える人もいます。)


すると、現地の医療スタッフは次のように回答しました。

This is not a good idea!!
(訳:それは良くないですね!)


カンボジアの医者は十分に休みを取れるので彼らは生き生きと働くことができるようですが、日本の医者は長時間労働が当たり前となっています。


私は日本で医者として働くことは本当にしんどいと思います。

労働に見合ったお給料をもらえないし、今後ますます少子高齢化する社会で医者として働いても大変なだけです。

そもそも医師国家試験をpassした人間が自殺に追い込まれる医師の労働環境がおかしいです。


医者になるということは、自分の命を絶ってしまう危険性が高くなるということ、
そして他の職種の方がはるかに仕事の効率も良いしたくさん稼げて休みも十分に取れるということを、
お金持ちになりたいから医学部を目指す高校生に伝えて欲しいです。


ちなみに私は初期研修をあと半年で終えてからは、医師の仕事を辞めて、本当にやりたい仕事で人生を楽しんでいこうと思っています。

もう、こんな劣悪な労働環境では、医者はやっていられません。


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文章としては、以上の通りです!

皆さんが、「Angkor Hospital for Children」のイメージが湧きやすくなるように、現地で撮影した写真を何枚か載せてみます。





私は、自分らしい生き方が分からない医療系学生や若手医療職が、
自分で納得して人生設計できる世の中にするべく、
日々キャリアやストレングス資質について発信しています😄

いいねやコメント、フォローを、お待ちしています!

ここまでご覧いただき、ありがとうございました😊

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