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最長片道切符【1日目】「ついに始まる」

割引あり

出発地竹松を目指して

11:46 博多バスターミナル着

予定時刻より30分ほど遅れて博多バスターミナルに到着。「九州島内各方面」という案内に新鮮味を感じつつバスターミナル内を散策した。最終的にJRの改札近くまで行っていたため昼食を調達する暇もなく次のバスの乗り場へ向かった。

12:16 博多バスターミナル出発

37番のりばから九州号に乗車。ノンストップ便と各停便が30分ごとに交互に走っているようだ。便ごとに経由地が異なり、結構複雑だ。恐らく九州号ののりばはこの37番のりばに固定されているのだろう。博多長崎間は高速バスと新幹線で競合するが、安さの高速バス、速さの新幹線と棲み分けができているのだろう。実際の所はどうなのだろうか。

ところでこの九州号は博多と長崎を結ぶ路線なのだが、なぜ九州号という名前になったのだろうか。

車内は2列+2列の4列シートで、トイレやWi-Fiを備える。

足元は広々としている。
USBでの充電が可能なようだ。
博多滞在は一瞬だった。

博多出発時は空席が目立ったものの、天神でかなりの席が埋まった。博多天神間は想像していたより時間がかかった。遅ればせながら天神にて乗り換えればよかったと少し思った。

博多ポートタワー

何度か博多を通ったのだが、この日が一番いろいろと市内を回った日だった。

市街地へのアクセスが抜群な福岡空港。

空港からは外国人観光客と思しき集団も乗車してきた。

「空港が市街地に近い」というより「市街地自体が小さい」と感じた。

13:59 多久西PA着

多久西PAにて10分ほどの小休憩があった。

九州号の外観。

14:54 大村IC着

10分ほど遅れて大村ICに到着した。17,8時間ほどの長いバスの旅も遂に終わり、いよいよ最長片道切符の旅が始まる。まだ見ぬ景色への期待とともにバスを降りた。

それにしても、到着時刻になってもバスの放送がかからないのには冷や冷やしたものだ。降車ボタンをいつ押せばいいのか、そもそも押すべきなのか、押していいものなのか分からなかった。放送で降車時にはボタンを押すという放送が流れたときは無事降りられると思い安心した。

他に2人降車客がいた。どちらもスーツケースを持っていたようだ。各停便が1時間ごとに停車する程度には地元客の需要があるのだろう。

バス旅は終わり。
残りは徒歩にて移動。

15:13 新大村駅着

大村ICから歩いて15分ほどで新大村駅に到着した。あまりの暑さ故か街中を歩いても人にすれ違わない。

時間には多少余裕があるので新大村駅に立ち寄ってみた。駅前にきてやっと地元民?に遭遇した。車社会なのだろう。

中に人が入ると市章が完成する。

駅舎の中の観光案内所の中にある先達たちの記録を見に行ってみた。営業キロベースでは終着地が長万部に変わってしまったが、運賃キロベースでは新大村がゴールのままである。なお2024年のダイヤ改正以降は終着地ではなくなったため認定証の配布は終了しているようだ。

東京新宿からここまでせっかく鉄道を使わずにやってきたので、最後の1区間も暑さにめげずに歩いて竹松駅に向かう。

西口も東口と似たデザインのようだ。

15:42 竹松駅着

15分ほど住宅街を歩き、ようやく竹松駅に到着。新大村駅のホームから竹松駅のホームが望むことができるため近そうに感じるものの、いざ歩いてみると意外と距離がある。

この辺りでは西九州新幹線が並走する。

竹松駅は現在午前中のみ有人で午後は無人になっている。竹松駅で入鋏印を押してもらいたい場合は注意が必要だ。午前中しか駅員がいないことは把握していたため、個人的には「居たらラッキー」くらいに思っていたので特に問題はない。

カッパのイラストは郡川カッパ伝説に由来するようだ。
奥には新大村駅が見える。

15:54発の区間快速に乗車する予定だがやってこない。出発前に全行程を予め組んでいたため、曜日の確認などのミスを疑った。しかし特にミスはなさそうだ。

やってこない。

放送がかかった。遅延している理由は聞き取れなかったものの、とりあえず岩松駅付近を走行しているらしい。まさか乗車1本目から遅延に巻き込まれるとは思いもしなかった。

運行情報などを調べているうちにメインのスマホの温度が上昇してしまった。カメラが起動しない。夏場のスマホの熱によるカメラの強制終了の対策はあるのだろうか。あればぜひ知りたい。

最長片道切符の旅 開始

15:59 竹松駅発

1本目 区間快速 シーサイドライナー 佐世保行(5分遅れ)

別の端末で慌てて撮影。

列車は結局5分ほど遅れて竹松駅に到着した。快速といいつつも竹松~佐世保間は各駅に停車していく。ホーム上も待合室の中も蒸し暑かったため冷房の効いている車内は心地よかった。竹松では高校生が一人乗車したのみであり、自分以外に最長片道きっぱーらしきひとはいない。やはり午前開始なのだろうか。一応無事に最長片道切符の旅が始まった

大村湾の縁をなぞるように走る。
ロングシートの背もたれが意外に高い。
トンネルを抜けたらハウステンボス

ハウステンボスはハウステンボスまちにあるが、ハウステンボス駅は南風崎町|《はえのさきちょう》にある。隣の南風崎駅もそうだが、「南風」と書いて「はえ」と読むそうだ。いわゆる難読駅名だろう。南風崎駅からはかつて引揚者がこの地から故郷へ帰っていったそうだ。

早岐駅到着。最長片道切符の旅はここまで。本日はこのまま佐世保に向かう。

早岐にて

列車が遅れていなければ早岐で発駅代入鋏印なり下車印を頂こうと思ったものの、乗り遅れを考え断念。きっぷは真っ新なままだ。

17:01 佐世保駅着

佐世保には時刻表通りの到着だった。写真は次の日にとればいいと思ってあまり撮っていなかった。

これくらいしか写真がなかった。
イラストは佐世保独楽と九十九島をイメージしているらしい。

端っこと言われるとなんだか特別な感じがするものだ。

日本最西端の駅(ただしJRに限る)

駅から歩いて1,2分のところにあるSASEBO⚓のオブジェを見に行った。写真を撮っているひとは居なかった。

奥には赤崎岳。

本日は佐世保で1泊。

次回:最長片道切符【2日目】(仮)


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