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メンタルさんの働き方について

30歳。精神疾患あり。現在フリーランス。会社員を経てなんとなくフリーランスの編集者/ライターとして食いつないできたけれど、その働き方は全く健康じゃなかった。社会人9年目の私はこれからどの道を歩んでいけばいいのか。仕入れた情報から選択肢や可能性を探っていく。

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もう我慢しなくていいかも、と思った。普通の人のふりをして、こっそりしくしく泣かなくてもいいかもと思った。すこやかに働くためには、自分が嫌だと直感したことからは離れてみるのもいいかもしれない。精神疾患がありますって周りにオープンにして働いてみてもいいかもしれない。
私にとって働く定義は、自分の力でお金を稼ぐということ。社会と繋がりを実感すること。老後も続けられる仕事を見つけること。この3つ。これを叶える仕事はあるのだろうか。調べたことの整理を兼ねて記事にする。

わたしがやりたい働きかた

 
福祉事務所に相談に行った際に、好きなこと(=文章を書く仕事)はフリーランスで続けつつ、それ以外の仕事で定期収入を得るのはどうか。そう提案された。

今、本名のほうの仕事では連載を持っていたり、シリーズの書籍を手掛けていたりするのだけど、そっちはそっちで続ける。好きなことだから。で、それとは全く関係のない世界を別の仕事で持つ、ということだ。

それは派遣なのかパートか、障害者雇用枠で働くことなのか、就労支援に通うことなのか、障害をオープンにして働くのかどうか、まだわからない。とにかく今は9年やってきた編集/ライター以外の仕事にさわってみたい気持ちがある。それに、その仕事ではストレスを感じたくないと思っている。

 障害を受け入れ、持続可能な働き方は果たして何があるのか。

①障害者雇用枠で持続可能に働く


企業の障害者雇用枠で働くことも選択肢のひとつだと知った。病気ですということをオープンで働く最大のメリットは、周囲にわかってもらえることだ。「体調が悪いんです」「これ以上はできません」などと堂々と申告できるから楽だよと、オープンで働いている精神疾患の知人は言っていた。

NHKのバリバラという番組で、精神疾患をオープンにして働いている人のことが特集されていた。

2018年に障害者雇用促進法という法律が制定されたことで、これまで以上に障害者雇用枠は増えているらしい。

ただし、障害者雇用枠で働く場合、週に最低20時間は働かないといけない。たとえば、一日5時間を週4で。結構ハードだなー・・・と思った(やるんだったら週2の派遣とかパートでもいいかと思っていたので)

ちなみに障害者雇用枠で働く際、いわゆる障害者手帳(精神障害者保健福祉手帳)の有無は問わないらしい。必要なのは担当医からの診断書。

②精神疾患者にはA型/B型作業所がある


そのほか、障害をオープンにしながら働くのには、「就労継続支援A型」と「就労継続支援B型」というのもある。これは、就労継続支援という福祉サービスのひとつで、まあ企業とかで働くよりもちょっとライトなお仕事というイメージ。

●B型・・・雇用契約を結ばない形で働き、工賃という成果報酬(ギャラですね)が払われる(A型よりライトですね)
●A型・・・B型と違って、雇用契約を結ぶ形態。最低賃金はもらえる。

ちょっと体験してみたい気がするけれど、ここで働くのは現実的じゃない気がする。ここだったら障害者雇用枠で働く選択をとるかも。

③就労支援センターに通うのを選ぶのも一手


この前就労支援センターに行ってきた。就労支援は障害のある人(精神疾患含む)の社会復帰プログラム。履歴書の書き方とかストレスマネジメントとかを学んで、就活や面接もサポートしてもらって就職を目指すよ!という感じ。
今まで働いたことない人とか、昔の私みたいにパワハラで会社辞めちゃって次の会社どうしようか悩んでいる人とか、何かしら障害のある人達が集まって学校みたいな感じだった。

就労支援サービスを受けるには、「福祉サービス受給者証」というパスが必要。これは、各区から交付されるやつで、判断によってはもらえないらしい。私の場合、印税・原稿料の収入がある&結婚しているので許可降りにくいかも〜という懸念が。うーん。

あと、注意点としては最大2年しか通えないことと、基本無料だけどサービス受けるにはお金がかかる(私の場合たぶん2〜3万かかる)国の交付をうけるのに無料じゃないんかい!と思った。

この前就労支援の体験に行ってきたけど、基本的に会社に就職することを前提としているから、グループワークやチームプレイ系も多い印象だった。何年もひとりで働いてきた私にとってはちょっとしんどかったし、今後チームプレイを要求される会社には就職しないだろうと思うので、行っても意味ないかなあという気持ちも。

あとリワークプログラムっていうのもよく聞くけど、これは休職が復職するためのプログラムらしいので、私には関係なさそう。


調べれば調べるほどいろいろあった。わたしはまず保健センターと区役所に行って、そもそも自分は「福祉サービス受給者証」が取得できるのかどうかを聞いてみようと思う。

今色々動いているけれど、障害を受け入れるというのも大切だと思っている。自分はこういう人、ここに弱くて、ここが強い。障害は別に恥ずかしいことじゃないって元々わかっているけれど、それを国でも何でもいいから他者から認められたいというのもある。

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週末ひさこ
今度一人暮らしするタイミングがあったら猫を飼いますね!!