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モロッコ・タンジェ〜アフリカ大陸上陸〜

スペインのアルヘシラスからフェリーでモロッコへ。
ジブラルタル海峡を越え、ついにアフリカ大陸に渡った。


初めて海路で国境を越えた

まだ空気が冷たいアルヘシラスの街を歩き、フェリー乗り場に急ぐ。

ホテルのスタッフによると目の前の道をまっすぐ進めばいいらしいので、その言葉信じて海の方角に突き進む。

途中通りすがった広場では何かのイベントの準備が行われていて、屈強な男の人たちがテントなどを立てていた。

アルヘシラスのフェリー乗り場にたどり着き、事前予約したチケットを引き換える。

インターネットで予約した場合はチケットが発券されないため、確認用のメールを印刷したものを窓口で提示した。

無事にチケットを手に入れ、チェックインの時間を待つ。

ちなみに海外では宿泊しているホテルに頼むか、コピー屋さんなどで印刷してもらうらしい。

私はマドリードでフェリーを予約したのだがホステルで印刷できなかったため、近くの文房具屋さんを利用した。

お店のアドレスにメールでデータを送ると印刷してくれる仕組みで、とても楽ちんだった。

いざ、チェックインする時になって確認事項が多数あり、少し待たされたりもしたがフェリーに乗ることができた。

船内での入国審査もスムーズに進み、順調にモロッコのタンジェ新港に辿り着いた。

モロッコ・タンジェ新港

タンジェ新港でフェリーを降り、スペインの若者グループと一緒にバスでターミナルに移動した。

見たところ中学生くらいの若者グループだったが、みんなほとんど手ぶら。

近所のゲーセンに遊びに行くような感じで国境を越えていることに驚いた。

このルートは地元民からすると身近なものなんだろう。

ターミナルでまずやることといえば、ユーロを現地のお金・ディルハムに両替すること。

レートのことはあまりわからないが、とりあえず最低限必要な分だけかえておいた。

新港と旧港

スペインからモロッコのタンジェに渡るルートは主に3つあるらしい。

https://photraveler16.com/spain-morocco-straitofgibraltar/

アルヘシラスからタンジェ新港、セウタに向かうもの。

タリファからタンジェ旧港に向かうものだ。

タンジェ新港と旧港があるが、どちらを選ぶかで結構違う。

新と旧で何が違うかというとメインとなる観光地へのアクセスだ。

タンジェ観光のメインとなるのは旧市街だろう。

その旧市街の近くにあるのが、タンジェ旧港なのだ。

タンジェ新港は、アルヘシラスからすぐフェリーに乗れる代わりにタンジェの旧市街まで遠く、バスやタクシーでそこそこ移動しないといけない。

そして、今回私が降り立ったのはタンジェ新港だった。

事前に上記の情報を調べてはいたが、アルヘシラスからタンジェのフェリーチケットを取ることだけ頭にあったので間違えた。

要するに割と適当に取ったのだ。

タクシーは相乗り客ですし詰め

そんなこんなでタンジェ新港から旧市街を目指すことに。

初めはバスで向かおうとするも地元民に英語というか、話が通じないから本当に困った。

おまけに港で待ち構えているタクシーはとても高額で嫌気がさす。

バス停にいた人のうち、一人の女性が少し英語を話せたので彼女と一緒にタクシーで旧市街に向かうことにした。

タクシーは見た感じ普通の乗用車だ。

道端で合図を出している人を次々と乗せていく。

そんなことをしているとあれよあれよと超満員になり、すし詰め状態に陥る。

そんな光景が面白くて、ローカルなタクシーに乗って良かったと思った。

旧市街あたりに入ると乗客や運転手が私のスマホの情報を頼りに、ホテルの場所や行き方を話し合ってくれている。

道端のおじさんに聞いたりしてちゃんと最寄りの場所まで送ってくれた。

料金を支払う時には、周りの人が払っていた金額を参考にしつつ払ってみた。

運転手さんもその金額に満足して笑顔。

結局、港に待機していたタクシーより料金も安かったし、とても満足だった。

アラビアンな雰囲気

タンジェ旧市街にあるホテルに入った途端、アラビアンな雰囲気に驚く。

ここにきて一気に文化が変わったことに気付かされる。

ちょっとした調度品や部屋の装飾、椅子の模様など全てが真新しい。

ホテルの上の階から見える景色、建物も知らないものばかり。

夕食のタジンがさらに心躍らせてくれる。

ここがモロッコなんだ。

あとがき

ついに旅で訪れる最後の国、モロッコに到達した。

ここまで2ヶ月以上にわたり旅をしてきて、この時点でかなり疲労感があった。

たくさんの素晴らしいものに出会い、見て、楽しく旅をしてきても全く疲れないというわけにはいかなかった。

しかし、モロッコに入った時、いよいよサハラ砂漠に行けるという高揚感が溢れてきた。

終わってみると良い意味でも悪い意味でもモロッコは鮮烈だった。

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