地図と羅針盤/足し算と引き算【人口4000人の町でインターンをする大学生の話_4日目】
今日やったこと
漁師の澤口さん
今日も今日とてヒアリング。プロジェクトには情報が必要不可欠。今日は漁師の澤口さんのお話をお聞きしました。
水産業だけでなく、まちづくりにも積極的に取り組まれている澤口さん。厚真町を盛り上げる際、どのような施策が取れるのか、どう漁師さんが動いているのかなどたくさんお聞きしました。
やはり、漁師さんは忙しい…本業以外に時間を取ることがなかなか難しい現状を知りました。漁村の冬を稼げる漁村に。ただ、漁師さんは忙しい。さて、今後どうするのかって感じです。ただ、厚真町の全体像を掴むために多くの方にヒアリングを繰り返し行っているので、確実に見えてきているものは増えています。それをどう活用するのか、楽しみです。
商品開発
今日は商品開発チームが早速試作品を。海産物と厚真の名物ハスカップを掛け合わせ、そこにめぐみ水産さんの商品をブレンド。僕もいただきましたが美味しかったです。ただ、インターン生は満足できていない様子。「普通に美味しいじゃダメ」らしいです。普通に美味しいだけだと、選ばれる理由になれないし、失敗でもないので大きく改善することも…となかなか難しい。
今日の帰りもスーパーで果物を買ってました。明日、新たに挑戦するとのことです。
ソースの比率も何度か試してみて調整。僕は好きでした。
燻製屋さんの山下さんにご協力いただいた場面も。このプロジェクト、本当に多くの人の力でできてます。
花屋さん
厚真を拠点(…?)にされている花屋さんのお話をお聞きしました。実は、フィッシャーマン・ジャパンもお世話になっているエンカレッジ株式会社の方です。
花屋さんの活動、プロジェクトのことから厚真町のことまで幅広くお聞きしました。美味しい焼肉屋さんで。
お話をお聞きする中で、プロジェクトの進め方についてたくさんアドバイスをいただきました。
地図と羅針盤。
プロジェクトを進める際にはゴールを設定してそこにどうやったら辿り着けるのかの羅針盤と、周りの状況を理解する地図が必要。ここ2日間は厚真町の方のお話を聞いて聞いて聞きまくり厚真町への理解を高める日でした。地図を集める段階です。ただ、プロジェクトの目的はゴールをにたどり着くこと。地図は全体を見渡すことができるけど、目的地じゃない場所も載ってる。何を目的としてどう辿り着くのか、計画すること:羅針盤が必要というお話。
足し算と引き算
商品開発がわかりやすい例なんですけど、自分らが持ってる素材・商品を足してできたものが必ずしもいいものではない。というか、足すだけでいいものであるのであれば、もうすでに見つかってるはずで外部の人たちが関わる必要がない…
そうなると、本当にいいものを作るってなったらお客さんが何を求めているのか、需要を考えるとこから。そこからは、引き算。持ってるものをたくさん使うだけじゃ万人受けしてしまうものができて、結局誰にも刺さらない商品が生まれてしまう。
勇気がいることだけど、出口というか、ターゲットを絞るってことが本当に必要。
今日のご飯
今日の気づき
まちづくりの中での役割、やったことないことをやってみて初めて学ぶ
自分はまちづくりに興味があって、ご縁をいただいて厚真町にきてます。いつかは自分も地域でのプレイヤーになりたいと思いつつ、今自分が興味があるものにはとりあえず挑戦をしてみる。学ぶというのは、やったことをやってみて初めてできること。
ふと、自分がまちづくりを地元でやってみるとしたら何ができるか考えてみる。
とりあえず、今自分ができること/今までやってて苦じゃない程度のことは、情報収集(キュレーション)と、文字ベースでの発信、インターンのコーディネーター的なの。部活の中での人間関係の調整とか。あと、死なない程度の英語力。そんなもんかな…
どの能力もある程度成熟しきった組織で必要とされていたもので、0から1を生み出す力じゃない。多分、情報収集とか発信はプロジェクト/組織の拡大期には大事なことだし、コーディネートも必要。今まで自分がしてきた行動は大半が成長している組織の一員としてやってきたことだからか、自信がないのか、能力がないと思っているのか。とにかく、一人で開拓できる力を持っているわけではないんじゃないかなぁ…ってなってる。
じゃ、どうするのって話だけども。大学卒業後
1.地域に早速飛び込んで挑戦する
2.どこか他で経験を積んでそれを地域に還元する
結局はこの二択になるってわかってる。けど、自分の中でははっきりとできてない。多分、まだまだビジョンが浅いし、自分の能力も自分で見える範囲のものしか見えてない。あ、これ僕できるんだったのが今になってもポロって見つかる。
えぇ、将来どうしよか。