今のうちに親子で確認！ひとり暮らしの親のためにやっておくべき地震対策5選

皆さん、こんばんは！

最近、日本各地で地震が多発しています。

特にひとり暮らしの親御さんがいる方は、
「もし地震が起きたら...」
と心配になることも多いのではないでしょうか。

今回は、
「親子で確認しておきたいひとり暮らしの親のための地震対策」
についてお話をします。

なぜ今、ひとり暮らしの親の地震対策が重要なのか

主に下記の理由から、地震対策は特にひとり暮らしの高齢者には
とても重要であると言えます。

・避難時の身体的な制限により、自力での避難が難しい場合がある
・緊急時の判断が遅れる可能性がある
・周りに助けを求められる人がいない

だからこそ！
親まかせにせず親子で事前の備えを入念にしておく必要があります。

ひとり暮らしの親のためにやっておくべき地震対策の具体例

ここでは具体例を挙げながら地震対策の解説をしていきます。

①    玄関や通路には物を置かない

⇒【玄関・通路の安全確保が最優先】

高齢者の方は、緊急時に大きな物をどかすことが困難です。
避難が遅れる原因となり、命に関わる可能性があります。

玄関や通路には絶対に物を置かないようにしましょう！

【具体例】
・傘立ては最小限のサイズに
・下駄箱の上に物を置かない
・廊下に装飾品を置かない

②    戸棚の上にストッパーを設置して固定する

⇒【家具の固定で危険を防ぐ】

地震の揺れで家具が倒れてくると、下敷きになる危険があります。
高齢者の場合、とっさの避難が難しいため、事前の対策が重要です。

特に背の高い家具や戸棚には必ずストッパーを設置して
固定しておきましょう！

【具体例】
・食器棚や本棚の上部を金具で固定
・タンスを壁に固定
・戸棚の扉が開かないようにストッパーを付ける

③    高い所に重い物や割れ物を置かない

⇒【物の配置を見直す】

地震の揺れで上から物が落下してくると、怪我の原因になります。
特に割れ物が散乱すると、避難の妨げになります。

高い場所には重い物や割れ物を置かないようにしましょう！

【具体例】
・花瓶やガラス製品は低い場所に
・本は倒れにくいように横置き
・重い装飾品は棚の下段に移動

④    非常用持ち出し袋・いつも飲んでいる薬の準備をしておく

⇒【非常時の持ち出し品を確実に】

押入れの奥など、取り出しにくい場所に置いていると、
緊急時に持ち出せない可能性があります。

非常用持ち出し袋と常備薬は、すぐに持ち出せる場所に準備
しておきましょう！

【具体例】
・玄関近くに専用の場所を作る
・常備薬は1週間分程度を非常用にストック
・持ち出し袋の中身を定期的に確認・更新

⑤    地域の避難場所・避難経路を家族と共有しておく

⇒【避難場所・経路の確認を親子で行う】

緊急時は混乱するため、普段から避難経路を把握しておく必要があります。

地域の避難場所と避難経路は、必ず親子で実際に歩いて確認して
おきましょう。

【具体例】
・避難場所までの経路を実際に歩く
・危険な箇所がないかチェック
・避難経路図を見やすい場所に掲示

今すぐできる対策から始めよう

地震対策は、一度にすべてを完璧にする必要はありません。

今回ご紹介した5つの対策を、できるところから少しずつ
進めていきましょう。

特に大切なのは、親子でコミュニケーションを取りながら進めることです。

対策を考える過程で、普段気づかない危険箇所が見つかることもあります。

まずは今週末にでも、親御さんと一緒に自宅の安全チェックをしてみてはいかがでしょうか？