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基礎基本は大事と言うけれど
本日はジュニア期の選手たちへコーチングを行う上で、大切であろう『基礎基本』について考えてみます。
ほとんどのコーチもトップ選手も『基礎基本』は大切と言う方は多いと思います。
ちなみに私も大切だと思っています。
ただ、基礎基本を養う『基礎トレーニング』は単調だったり、地味だったり。
いわゆる『あまり面白くない』そんなイメージを持つ人もいると思います。
ある程度カテゴリーが上がれば、『基礎トレーニング』を行う中で、積み重ねた競技経験から『この基礎』は『あの時に使う』というような『イメージ』ができ、前向きに取り組める。
しかし、なかなかジュニア期(特に小学生以下)では難しいでしょう。
そして、単調なパス練習やコンタクト練習を行う中で、なかなか選手達の気持ちが前向きにならず、声が出なくなってくる。
すると、だいたい『声を出せ』や『元気を出せ』ひどい時は『やる気あるのか?』なんて大人の大きな声。
そんな経験を選手としても、コーチとしても経験したことがある人は多いはず。
基本的に小学生くらいまでの子供の行動心理は、
『居心地が良いか、良くないか』と『楽しいか楽しくないか』
で左右されるものだと思っています。
いかにこの前提理解し、尊重しながらも選手たちの為の良いアクションを起こせるか。
こんなことをひたすら考えることが楽しくて、幸せなわけです。
私もまだまだチャレンジの最中ではありますが、選手から生まれる『楽しみ』や『ワクワク』、選手から生まれる『探究心』や『向上心』をいかに引き出すことができるかを意識しながらトレーニング案を作成し始めました。
私の場合も基礎トレーニングをしないわけではありません。むしろしていました。
実際に基礎が大切であることは、大学までのキャリアの中で痛いほど経験しているので。
ただし、今後はそのトレーニングまでの導き方を大切したいと考えます。
先ほどお伝えした、
選手から生まれる『楽しみ』や『ワクワク』
選手から生まれる『探究心』や『向上心』
ここを無視してジュニア期の育成は成り立たないと思っています。
子供達の心を掴み、成長へと導く。
そこで有効的なのは、みんなが大好きな『ボールゲーム』や『試合』を選手たちに委ねて『まずやってみる』を与えてみること。
選手はまず『楽しみ』感じる。
そして、失敗が起きればそれを改善する為の『向上心』や『探究心』が生まれる。
そこから、次はゲームの中で成功させたいという思いに駆られ『ワクワク』へと繋がっていく。
そんな連鎖がコーチの導き方や与えるトレーニングメニュー次第で、生み出せるのではないかと思うのです。
これをコーチ3年目の今年度、実践することが楽しみで仕方ありません。
基礎は大切。
でも、ジュニア期のコーチはその『基礎トレーニング』への導き方がもっと大事。
というのを、私自身も選手とともにチャレンジしていきます!