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「胸のつかえ」を意識化する

私が学んでいるマインドフルネスコーチの技法の1つで、フィーリングフローというテクニックがあります。

この技法は、アメリカのiNLPセンターのマイク先生が私の師匠の朝妻先生に伝えられて、それをご伝授いただいたものです。

原理は、「思考」=「感情」=「感覚」という法則です。

この3つは完璧につながっていて、どんなに大きなことでも、小さなことでも、何か、思考が発生した時に、必ず、感情が動いて、同時に、体の中の感覚も必ず変化しているということです。

はじめて聞いたときは、大脳生理学や身体の機能への影響について、ここまで研究が進んでいるのかと驚きました。

さて、私たちは、嫌なことなどがあると、早く切り替えたいと思うことはよくありますよね。

でも、がっかりしたり、むかついたり、寂しくなったり、不安になったりした思いはなかなか切り替わらないものです。

同じことを何度でも、何度でも、思い返してしまいます。

でも、この原理を使えば、あれ、そんなに嫌じゃなかったとか、嫌だけれど、まぁ、頑張ってみようかという風に、切り替えることができます。

すごい技術です。

一番のすごいところは、胸のつかえがとれるところです。

私の場合は、かつて、いつも収入とかクライアントの課題とか、自分自身に対する自信とか、家族に対する将来とかに、頭の中のほとんどを持って行かれていて、胸のつかえがとれませんでした。

そして、この胸のつかえは、私にしかないものだと思いこんでいました。ですので、最初に、胸に塊について、口にしたことはセンセーショナルでした。

このワークでは、その「胸のつかえ」を意識化して感覚に置き換えて、それを見つめることによって変化させて、最終的に、悩んでいたことに大きくフォーカスしなくなり、思考を和らげるということを行います。

その胸のつかえの形や重さ、色、輪郭などを問いただし、それの変化を待ちます。

私の場合は、胸の中に、黒い綿のような塊の、胸のつかえを認識できました。

最初は全く変化しないのですが、しばらくすると、少しずつ変化してきました。

そして、かなり変化させて、そのあとで、気に病んでいた問題点を思い出すと、心の中で、問題のレベルが下がっていることに気が付きます。

これは「感覚を変化」させることによって、「執着した思考を外す」技法なのです。

私自身は、ジョンカバットジン先生のストレス軽減法の「ボディスキャン」の一種と解釈しています。

文章で説明すると、このようになるのですが、実際は、体験してみないとなかなか伝わらないのかも知れません。

でも、やってみると、すぐに「体感覚」でそれを味わうことはできると思います。

これがマインドフルネスのすごいところです。

マインドフルネスは、もともと、禅の修行を、大脳生理学を使って分解したものです。

禅は「あっ、、」という気づきを待ちますが、マインドフルネスでは、優れて勘の良い方だけでなく、多くの人に再現性があります。

はじめてフィーリングフローを行ったときは、まだ、その塊は残っていましたが、いまではほとんど消え去っています。

何十年も重かった胸の辺りの塊がなくなってしまっているのです。すごいことです。

その過程では、その塊を、排除するのではなく、優しく見つめることによって、変化が起こります。

私の場合は、だんだんと小さくなっていき、何度もその感覚に優しく寄り添いながら、見つめることによって、消え去って行きました。

こういうテクニックは、さんざん苦労した20歳代のときに知りたかったです笑。

現代は、混沌とした時代であり、aiやVRなど、大容量の情報化がこれまでの人類の在り方を変えて行っています。

そういった激動の中で、私は、人類が、自らの脳を分析することにより、人類の英知である優れた仏教や哲学を科学で補い、どんどんと進化させ、誰もが到達できる、最新の「幸せへの道しるべ」を作りつつあるのではと、ものすごく実感しております。

周りへの影響力の大きい経営者は、是非とも勉強していくべきものと確信しています。

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