2024年10月11日のマーケットを読み解く
10月11日の日経平均株価終値は、224円高の39,605円で終えました。
アメリカの主要3指数が揃って下げたので、日経平均株価も下がると思いましたが、好決算を発表したファーストリテイリングといった主要銘柄が株価を押し上げました。
アメリカ株上がる→日本株上がる、アメリカ株下がる→日本株下がる、という単純な構造ではないことをまざまざと見せつけられた一日でした。
それでは今週末10月11日の業種別ランキングを見ていきます。
銀行業、保険業が連日ランキング入りです。
1位:銀行業(東証プライムのみ言及)
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が前日比26.5、騰落率1.74%、りそなホールディングス(8308)が前日比+12、騰落率+1.20%、三井住友フィナンシャルグループが(8316)が前日比+46、 騰落率+1.47%と日経225銘柄のメジャーバンクの伸びが目につきました。
地方銀行ですと、千葉銀行(8331)が前日比+18.5、 騰落率+1.64%、千葉興業銀行(8337)が前日比+21、騰落率+1.93%と千葉県の銀行が目立つ形となりました。
2位:小売業(東証プライムのみ言及)
最初でも触れましたが、日経平均株価に影響が大きいファーストリテイリング(9983)が前日比+3130、騰落率+6.09%と抜群の株高でした。
次に目についたのが、オフィス用品や梱包用品といった間接資材系のMonotaRO(3064)が前日比+141.5 、騰落率+6.00%、焼き鳥店「鳥貴族」を展開するエターナルホスピタリティグループ(3193)が前日比+195 、騰落率+4.93%、食品スーパーを展開するベルク(9974)が前日比+460、騰落率+7.36%でした。
3位:保険業(東証プライムのみ言及)
日経225銘柄で生保大手の第一生命ホールディングス(8750)が前日比+74、騰落率+1.93%で一番騰落率が大きい銘柄でした。
あとは、ペット保険で業界首位のアニコム ホールディングス(8715)が前日比+8 、騰落率+1.19%と目を引きました。
4位:非鉄金属(東証プライムのみ言及)
日経225銘柄で電線を取り扱うフジクラ(5803)が前日比+286、騰落率+5.53%という結果で、現在株価も右肩上がりと好調です。
また同じく日経225銘柄で電線を取り扱う古河電気工業(5801)が前日比+169、騰落率+4.66%と急伸しました。
5位:海運業(東証プライムのみ言及)
日経225銘柄で海運国内2位の商船三井(9104)が前日比+80 、騰落率+1.68%、同じく日経225銘柄で海運大手の川崎汽船(9107)が前日比+27、騰落率+1.35%が微増でした。
また、飯野海運(9119)が前日比+18 、騰落率+1.44%とこちらも微増でした。
●まとめ
連日ランキングしている銀行業や保険業は、今更気づきましたが、日銀の0.25%利上げが株価を押上げているのでしょう。
あと小売業では、好決算だったファーストリテイリングが好調で日経平均株価の株価を押し上げました。
明日から3連休のため、「マーケットを読み解く」は10月15日(火)から再開いたします。
※どなたも参考にされないと思いますが、念のために申し上げますと、特定の銘柄を推奨するものではないので、ご了承ください。