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自分がしていることを愛するということ

皆さんは自分の仕事を愛していますか?
男女の愛、家族の愛はわかるけど、仕事の愛?愛社精神のこと?ピンとこない人も少なくないでしょう。今日は、自分がしている仕事を愛することが、自分の心を満たす唯一の方法だという話をしたいと思います。


*この記事は、AJグループ各社(アーキ・ジャパン、アクト・ジャパン、AJホールディングス)社員に向けた社長メッセージです。noteで #オープン社内報 として公開することで、社外の方にも当社の文化社風、大切にしている価値観、経営者の考え方などが少しでも伝われば幸いです。


自分がしてきたことが好き

前回、スティーブジョブスがスタンフォード大学の卒業生に向けて贈ったスピーチから「点と点を結ぶ」というテーマについて触れながら失敗しない生き方について話をしました。

今回は同じスピーチの「愛と敗北」というストーリーを見ていきましょう。

彼は自分が創業し巨大な企業へと成長させたアップル社を解雇されてしまいます。大きな挫折を味わい、一度はシリコンバレーを離れる覚悟をしますが、やっぱり「自分がしてきたことが好き」という気持ちが湧き上がり、もう一度このIT業界でやり直そうと決めたと言います。彼を挫折と屈辱から立ち直らさせたのは、自分自身の仕事に対する愛だったわけです。

彼はスピーチの中でこう話しています。

私のたったひとつの原動力は、自分のしたことをたまらなく愛しているということです。皆さんも大好きなことを見つけましょう。それは仕事でも、恋人に対しても同じです。仕事が人生の大部分を占めるようになります。真に満足を得る唯一の方法は、それを偉大な仕事だと信じることです。そして偉大な仕事をする唯一の方法は、自分がしていることを愛することです。

私自身が愛していること

私は2008年のリーマンショック直後、これまでのサラリーマンから経営者という立場になってある会社に入社しました。その会社は長年にわたり少しずつ利益を出す力を失っている会社でした。そこにリーマンショックという不況の波が襲いかかり、130億あった売上はあっという間に70億に下落、会社の存続が危ぶまれました。その時私がやったこと、それは社員ひとりひとりが自分たちの手で会社を再生させるのだという主体性の意識を持ってもらうこと、それとほんの少しの数字を読む力、考える力、伝える力を身に着けることでした。ただし、自社だけが儲かるのではなく、100社を超える協力会社、お客さまも、皆がwin-win-winにならなければならないという大前提の理念はしっかり伝えました。そしてリーマンショックから5年後に黒字転換、8年後には安定株主の元で再生を果たすことができました。

この時の経験は、”社員ひとりひとりの力が会社の力”なのだということを深く学ばせてくれました。ひとりの経営者の行動で会社を潰すことは簡単です。でも持続的な成長、いまどきの言葉でいえばサステナブルな組織を創るには、社員の個の力を伸ばし、組織としてその力を結集させることが必要です。 ”人と組織をつくること” が私の経営者としてのミッション(私が仕事をしている意義)であり、その仕事に誇りと愛を持っています。そしていま、まさに”未来を創るひとづくり”をミッションとしたアーキ・ジャパンで仕事ができることは、自分自身と会社のミッションが重なり合った素晴らしい環境に出会えたと思っています。
スティーブジョブスは ”未来を変えるモノづくり”
私は ”未来を創るひとづくり”
です。

誰もが仕事を愛することができる

スティーブジョブスが偉大な人だからとか、あなたは経営者だから、といった声が聞こえてきそうですがそれは違います。どのような立場でも、どのような仕事でも、自分なりのポリシーを持ってのぞむことで仕事を愛せるようになります。以前、この記事で「自分らしい働き方をすることが輝くための秘訣」について話しました。

自分らしい働き方、それは受け身になるのではなく主体性を持つこと、自分の仕事の価値観やポリシーを持つことです。そして自分のミッション(仕事をする意味や意義)を見つけましょう。日々の仕事はそのミッションにたどり着くための通過点でしかなく、まさに前回の記事で話したひとつの点にすぎません。

それらの点があとになって線で繋がった時に自分のミッションに気づき、同時にそれまでの自分の仕事を愛することができる瞬間なのだと思います。何を仕事の軸にしたらいいのかわからない、何を目指したらいいのかわからない、何のために仕事をしているのかわからない、そんな時は一旦会社のミッションに重ね合わせてみましょう。そうすることで、日々の点の行きつく先を見据えることができます。毎日下を向いて足元だけをみていては、どこに向かっているのかわからなくなってしまう。でも、たまに顔を上げて行き先を確認することで、視野が広がったり、新たな価値観に出会ったり、思考回路が変わってきます。そして自分がしていることの偉大さや、大好きなコト、自分のミッションに気づくでしょう。

Keep looking, and don't settle
妥協することなく探し続けましょう

あとがき

  1. 以前家族旅行で金沢に行ったとき、行列がすごすぎて入れなかった回転寿司店もりもり寿司。その後、出張の時にもトライするがやっぱりダメ。そのお店がなんと自宅近所の百貨店内にあった、、、回転寿司なのにネタがよくて、のどぐろやしろえびといった日本海のネタもある。普段のスシローよりは値段張るけど大満足なお店です。調べたら中部や関西にも何店舗があるみたい。もし近くにあったら行ってみて。
    金沢の「もりもり寿司」は絶対おすすめの名店!行列必至の人気メニューは? | jouer[ジュエ] (jouer-style.jp)

  2. 先日の次男の誕生日にプレゼントとして頼まれたのは、任天堂switch ポケモンのアルセウスというゲーム。そして、できれば、、、とお願いされたのが単なるゲームソフトだけではなく、ポケモンのぬいぐるみ3体付きのセット。この3体も加わってベッドの上には所狭しとぬいぐるみの数々が。4月から小学3年生になったのだけど、いつまでぬいぐるみ男子が続くのか。。。


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