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才能に目覚めよう!

あなたにはどのような才能がありますか?
「私には才能なんてない」などと思っていたりしませんか?
私は人は誰しも才能をもっていると信じています。でもその才能に自分自身が気づいていない人も少なくありません。今日は、皆さんが自分の才能に目覚めて、自分に自信をもって生きていくための話をしたいと思います。


*この記事は、AJグループ各社(アーキ・ジャパン、アクト・ジャパン、AJホールディングス)社員に向けた社長メッセージです。noteで #オープン社内報 として公開することで、社外の方にも当社の文化社風、大切にしている価値観、経営者の考え方などが少しでも伝われば幸いです。


才能は強みにも弱みにもなる

自分の才能に気づけない理由のひとつは、才能があることは当たり前のようにできてしまうから、それがまさか自分の才能であるとは思わないためです。才能は天から与えられた特殊能力ではありませんし、他の人と比べて特別秀でていることである必要もありません。才能は生まれ持った資質や特徴のようなもの。例えば、「人の気持ちがわかる」ということや「何かに没頭できる」ということも才能のひとつです。

私は映画やドラマ、スポーツなどを見てよく涙を流します。子供の時からよく泣いていましたが、歳をとって、より一層涙腺が緩んできた気がします。勝手にストーリーの主人公になりきって、感情移入して、ぐっときてしまうのです。だから、相手がどんな気持ちでいて、何を伝えたらどう感じるかが分かります。これは共感性という私の才能から生じていることでしょう。

私の長男は小さい時からレゴが好きでした。特にスターウォーズシリーズが好きで、これまでの作品が部屋に並べられています。一度箱を開けると一心不乱に組み立てに集中して、話しかけても反応なし。邪魔をされるとイラっとしていました。好きなことをやっているときの集中力は桁外れ。彼には、一点集中の目標志向という才能があるのかもしれません。

スキルは努力して、学んで、習得するものですから、自分にそのスキルが備わったことを認識できます。しかし才能は、生まれつき、自然に、当たり前に、できること。私の共感性も長男の一点集中力も、努力をして身につけたわけではありません。だから、自分の才能に気づくことが難しいのです。

弱みの指摘は自己否定に、強みの認識は自己肯定に

もうひとつ才能に気づけない人には原因があります。それは、才能を強みとして発揮する場が与えられてこなかったということです。いまの教育(学校教育だけでなく、家庭での教育や社会人教育も)は、強みを伸ばすより、課題を克服することに比重がおかれています。そのため、どちらかというと出来ないこと、出来ていないことを指摘されることの方が多く、自然と弱みを認識するようになってきます。でも実は強みと弱みは、表裏一体。ひとつの才能が強みとして発揮されることもあれば、弱みとして表面化されることもあります。

例えば、「ひとつのことに集中して最後まで完遂することができる」といえば強みになりますが、「ひとつのことにのめり込んでしまい周囲が見えなくなる」や「ひとつのことに取り組むと、他のことに手がつかなくなる」というと弱みになります。でもこれらは、目標志向という才能によって生じる行動といえます。この時、「周囲に気を配ることができるようになりなさい」とか「複数タスクを並行してできるようにしなさい」と課題克服型の指導をすれば、せっかくの才能を封じ込めてしまうことになります。そうではなく、決めた目標に対して突き進むことができるという才能があることを本人に認識させ、優先順位のつけ方を指導してあげたり、それによってより短時間で目標達成ができるという気づきを与えたりすることで、もっている才能をさらに伸ばすことができます。

私は人も組織も、課題克服より強みを伸ばすことをポリシーとしています。それは、弱みを克服しても人並みにしかならないけれど、強みを圧倒的なレベルにすれば誰にも負けない優位性になります。また、弱みの指摘は自己否定に、強みの認識は自己肯定につながります。これは、今後の人生においてとても大切な考え方だと思います。

才能に目覚めて最強の組織に

こう考えると自分にどんな才能があるか見えてきたのではないでしょうか?
人には必ず才能があります。でもせっかくの才能を眠らせたままでいる人がまだまだ多いように思います。皆さんが自分の才能に目覚め、その力を解き放つことで、自分の可能性は間違いなく広がります。ひとりひとりが、才能を発揮させられる最強の組織をつくることが私のミッションです。


あとがき

  1. どんなものかと一度だけ「ひげ脱毛」で検索したところ、それ以降SNSやバナー広告にロックオンされています。デジタル広告って怖いね。

  2. 先日息子とキングダムの映画を見てきました。何万人もの兵士が闘う戦闘シーンの迫力はアニメの比ではなく、映画館で見るべき内容でした。キングダムは漫画では読んでいませんが、アニメはシーズン4までプライムビデオで全部見ています。敵味方に関わらず、ところどころ登場する濃いキャラクターを実写映画で演じるのはなかなか大変ですよね。そんな中で、大沢たかおの王騎将軍はさすが。特徴がしっかりと表現されていました。ちなみに私は、王騎将軍の副官の騰のファンです。

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