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チョー気持ちいい瞬間からみる自分の強み

ユニバーサルスタジオジャパンの再建で知られる森岡毅さんの本にこのように書かれています

成功は必ず人の強みによって生み出されるのであって、決して弱みからは生まれない

森岡毅著 「苦しかった時の話をしようか」

これは人も組織も同じこと。弱みを克服しても他者に並ぶだけで勝ち抜くことはできません。成功するためには強みを誰も真似することができない圧倒的なレベルに磨き上げなければならないのです。当社でも「強みを圧倒的な強みにする」を中期目標のスローガンに掲げていますが、これは他社に追いつこうとしているのではなく、唯一無二の価値ある会社にするのだという思いを込めています。当社の強みについては共通認識ができつつあるかなと思いますが、自分自身の強みについてはどうでしょう?今回は森岡氏の本を参考に自分の強みということについて話をしたいと思います。


*この記事は、AJグループ各社(アーキ・ジャパン、アクト・ジャパン、AJホールディングス)社員に向けた社長メッセージです。noteで #オープン社内報 として公開することで、社外の方にも当社の文化社風、大切にしている価値観、経営者の考え方などが少しでも伝われば幸いです。


強みは面接トークで終わらせない

「あなたの強みはなんですか?」「私の強みは・・・できることです」
面接でよく見るシーンですね。就職・転職活動時には、自分の強みについて過去のエピソードを交えて話をしますが、入社した後はあまり意識をすることがなくなっていませんか? むしろ、困難にぶつかるたびに弱点を気にするようになり、その克服に意識がいきがちです。新しい知識、技術を習得し、多くの経験を積む継続的な努力は必要不可欠です。しかし、あれができない、これができないと自分を追い込んで自信を失ってしまっては元も子もありません。努力の先に自信がなければ意味がありません。強みを伸ばし、発揮して、自信につながることが”成長”なのですから。

だから自分の強みについては、就職・転職活動時の面接トークだけでなく、社会人人生において常に意識を向けていることが大切です。自分の強みを理解していることが弱気になった自分を守ることも、他者に競り勝つこともできる強力な武器になります。では”強み”とはいったい何なのか、改めて自分自身を分析してみましょう。

あなたの特徴は強みにも弱みにもなる

強みの源泉はみなさんがそれぞれに持っている特徴です。特徴ですから他者と比べて優れているかどうなは関係ありません。他者と比較するのではなく、自分がこれまでの人生の中で培ってきた長所、短所、得意、不得意、性格、気質、といった自分自身が持っているものを考えてもらえれば結構です。その特徴が、組織や業務にうまくハマるかどうかで強みになるか弱みになるかが決まります。つまり、同じ特徴でも強みにも弱みにもなりうるということです。

例えば「飽きっぽい」という特徴は、同じことを定期的に繰り返すような業務には不向きですが、新規事業を開発することであったり、市場の最新トレンドを掴むようなマーケティングの仕事には向いています。「色々な人と話をするのが好き」という特徴は、営業職には向いているかもしれませんが、カウンセラーのようなじっくりと人の話に耳を傾けるような仕事は向かないでしょう。

私には「自分一人でコツコツと物事を進めることより、自分だけではできないことをチームや組織で成し遂げることにやりがいを感じる」という特徴があります。学生の時はバレーボールをやっていましたが、引退した後は監督やコーチとして後輩を指導してきました。メンバーそれぞれの特徴を考慮しながらメンバーやフォーメーションを考え、それがうまく機能した時には現役の時とは違う高揚感に包まれたのを覚えています。こうした私の特徴は、同じ経営者であってもある程度の規模に成長した組織を率いることは向いていますが、ベンチャー企業のようにゼロから会社を創り上げていくことには向いていないと感じます。

チョー気持ちいい瞬間に強みが発揮されている

このように自分の特徴が強みとして発揮されるか、裏目に出てしまうかは、組織や業務内容、人(お客様や上司、同僚など)が何を求めるかによって変わってきます。ですから自分の特徴をよく分析しておくことが大切です。自己分析ができていないと、どのような仕事で自分の強みを発揮できるのかがわからず、全て環境が悪いと思いがちです。この業界は自分に向いていない、この会社は自分に合わないと感じる人は、業界や会社分析が甘かったことより自己分析の甘さを反省することも必要でしょう。

自分の特徴がしっかりハマって強みとして発揮された時には何とも言えない気持ちよさがあります。これまでの経験の中で「チョー気持ちいい瞬間」を思い出してみてください。必ずあなたの特徴とそれが強みとして発揮される場の両方が存在しているはずです。それがわかったら、いまやっている仕事や当社内での他の仕事と照らし合わせてみましょう。これから圧倒的な強みとして磨きこんでいくべき特徴と、自分が最も強みを発揮できる場を皆さんと一緒に見極めていきたいと思います。

あとがき

  1. 先日少し足を延ばして代々木のイタリアンのトスカーナにランチに行ってきました。ここは、以前新宿南口サザンタワーに勤めていた時によく行ったお店で、日本一のミートソースパスタ(というメニュー名)が有名。パスタはもちもちの生麺、ほどよくチーズが絡んでいて濃厚なミートソースと絶妙に合う!テーブルに置いてあるハラペーニョソースは味変に。変わらず日本一の味でした。
    Uottoria TOSCANA 代々木店 (ウオットリアトスカーナ【旧店名】パスタダイニング&カフェバー TOSCANA) - 代々木/イタリアン/ネット予約可 | 食べログ (tabelog.com)

  2. 子供と映画 ドクターストレンジ -マルチバース・オブ・マッドネスを見てきました。マーベルシリーズはそれぞれ単品でも楽しめるけど、ちょっとずつストーリーに関連性があって、あれ誰だっけ?あの話はどの作品で出てきたんだっけ?とひとつの作品をみると3つは疑問がわいてきます。子供に聞くと「パパは全然覚えてないね」と馬鹿にされながらDisney+で復習。エンドレスです。。。


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