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成長を実感できない人へ

自分が成長したと実感できると、また頑張ろうというモチベーションにつながりますよね。成長実感は継続的な成長の原動力といえるでしょう。でも、成長したい、成長は必要だという意識は高いのに、成長実感は感じにくいのが現実です。今日は成長実感が感じられないという人へのメッセージです。


*この記事は、AJグループ各社(アーキ・ジャパン、アクト・ジャパン、AJホールディングス)社員に向けた社長メッセージです。noteで #オープン社内報 として公開することで、社外の方にも当社の文化社風、大切にしている価値観、経営者の考え方などが少しでも伝われば幸いです。


どうして成長実感は得られにくいのか

働く10,000人の成長実態調査(パーソル総合研究所 2017年)によると、働くことを通じた成長を重要だと感じている人の割合が78.2%であるのに対して、成長を実感できている人の割合は49.4%とそのギャップが大きいことがわかっています。これでは「成長意欲」→「成長努力」→「成長実感」のサイクルがまわらずにモチベーションを継続することができなくなってしまいます。なぜ成長実感は得られにくいのでしょうか?

私は成長実感が得られない理由は次の3つのポイントにあるのではないかと思っています。

  1. 本当に成長していない

  2. フィードバックが不足している

  3. 他者承認に依存しすぎている

それぞれについてみていきましょう。

適切な成長機会がなければ成長はできない

成長していなければ、成長を実感できなくて当然です。成長とは「新しいことへのチャレンジを通じて、できることが増える」ことですから、すでにできることを繰り返していても成長にはつながりません。人は適切な成長機会や学びの場があって初めて成長することができるのです。大切なことは、「できること」と「できていないこと」のギャップを正しく認識することと、「やっていること」と「目指していること」がつながっていることです。これらがズレると何をやっているのかが見えなくなり成長につながりません。上司が部下を正しく評価して、適切な仕事のレベルをマネジメントをすること、これが成長の大前提です。

上司による人事評価とは、部下を格付けするためのものではありません。日常のコミュニケーションを通じて、成長のための気づきと場を提供することです。評価結果そのものよりも、目指すべきゴール設定とそのためにやるべきことをコミュニケーションを通じて合意形成することに重点をおきましょう。

伴走者からのフィードバックが成長実感のカギ

成長は「できていないこと」にチャレンジしているわけですから、そこに近づいているかどうかを自分で認識するのは困難です。本当は少しずつ成長しているのに、それを自分で認識することができないために成長実感が得られない。このパターンは多いのではないかと思います。成長実感は他者からのフィードバックがあって自己認識できるものですから、細かいフィードバックが必要です。

私はApple Watchを使って運動量を計測していますが、毎朝時計を腕につけると「昨日は見事でしたね、今日も頑張りましょう」と励ましてくれたり、事務所で座っている時間が長くなると「そろそろ立ち上がりましょう」と指摘してくれたりします。最新のバージョンでは、ジョギングしている途中で前回とのタイムの差を伝えてくれたりするみたいですね。普段の生活では、前日にどの程度の運動量があったか、どれくらいの時間座り続けていたかなどを意識せずに過ごしてしまいますが、Apple Watchがいちいちフィードバックをしてくれると運動への意識付けやモチベーションがうまれてきます。

仕事においても目標に近づいていることを実感するにはApple Watchのような伴走者による細かいフィードバックが必要です。内勤社員は上司が、技術者はCSが伴走者となって、こうしたフィードバックを心がけましょう。伴走者の重要な仕事はできないことを教育するのではなく、何ができていないのか、何ができるようになったかを自己認識してもらうためのコミュニケーションです。上司は部下に対して、あれができていない、これができていない、とできないことをアレコレ言いがちですが、日々の進歩を細かく見守ってあげることが大切です。

自分を褒めてあげよう

成長実感は他者からのフィードバックで得られると言いましたが、一方で他者に依存しすぎるのではなく、自分で自分を見守り、承認することもできます。人は毎日少しずつ確実に進歩しています。先月と今月、先週と今週、昨日と今日を比較して、何ができるようになったか、何が変わったか、変化のひとつひとつを書き出してみましょう。小さな変化であってもきちんと言語化してセルフフィードバックすることが、1年後10年後の成長への近道でもあるのです。自分で自分を褒めてあげるくせをつけてみましょう。

成長機会の提供、成長できる環境づくりは会社の責任です。なぜなら、一人ひとりの成長が会社の成長に直結しているからです。社員の成長を軽視するのは、会社の成長を放棄しているのと同じこと。当社では「社員一人ひとりの成長が会社の成長となり、一人ひとりの自信は会社の信頼となる」を人事のポリシーにしています。これからも皆さんのが立派なビジネスパーソンとして活躍できる成長環境をつくり続けていきたいと思います。

あとがき

  1. 私は和洋問わず栗を使ったスイーツが好きなのですが、先日ふるさと納税で中津川の一茶堂というカフェで出しているお重に入った和栗のモンブランを頼んでみました。商品到着まで3ヶ月… 待った甲斐がありました。和栗のペーストは洋栗とはまた違った奥行きのある風味、生クリームだけでなくカスタードクリームが栗ペーストとマッチしてとても美味しかったです。また来年リピ確定です。
    『栗cafe ISSADO』 2022/04/21 OPEN | 和菓子処 一茶堂 | 中津川 栗きんとん

  2. サッカーワールドカップは本当に興奮しましたね。ベスト8の壁はなかなか超えられませんが、どの試合もPKや僅差で勝敗がついていますから各国の実力差が縮まっているのだと思います。ちなみに、全日本メンバーには私が住む鷺沼という街の出身者が4人もいるんです!息子が通う鷺沼小学校には、鷺沼から世界への横断幕が。メディアでこんなに取り上げられるなんて、、、
    W杯スペイン撃破! 世界を驚愕させた日本代表「鷺沼兄弟」恩師が語る少年時代「頭を使う三笘」「意識高い田中」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース

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