2021-03-27「イジらないで、長瀞さん」先行上映会(1回目)イベントレポート
※このレポートはメモと記憶に基づいたものであり内容や出演者の方の発言の正確性を保証するものではありません
※章題は筆者が勝手につけています。
会場:池袋HUMAXシネマズ
時間:17:00〜18:10
出演:上坂すみれ(長瀞さん役)、花井宏和監督、諏訪豊(キングレコード)
「イジらないで、長瀞さん」アニメ公式サイト
https://www.nagatorosan.jp/
アニメ公式ツイッター
https://twitter.com/nagatoro_tv
原作第一話(マガポケ)
https://pocket.shonenmagazine.com/episode/13932016480029136187
●開演
アニメ第1話の上映後、まずはトムス・エンタテインメント(本作のプロデュース会社)のキシダさんが登場。MCとしてのご挨拶と、撮影禁止などの注意事項に加え、「コロナの関係もありますので、皆さん大きな声を出したりは無いと思いますが、ぜひ拍手とリアクションで登壇者を迎えて頂ければ・・・」といったお話をされた後、登壇者の呼び込みとなりました。
キシダさん(以下:キ):さっそく登壇者の方をお呼びしたいと思います・・・どうぞ!
本作OP曲「EASY LOVE」をBGMにゲストが登場し、会場からは拍手。すみぺ、花井監督に続いて、すみぺの現音楽プロデューサーである、キングレコードの諏訪さんの姿もありました。立ち位置は上手側から諏訪さん、花井監督、すみぺ、キシダさん。
なおすみぺさんのお洋服は下インスタ画像に出ているニットワンピでした
キ:長瀞さん役をつとめて頂いた、上坂すみれさんです。一言お願いします。
す:(マイクテストの感じで)あ、あー・・・はい、長瀞さん役の上坂すみれです。よろしくお願いしま〜す!→拍手
キ:続いて本作の監督を務められた、花井監督です。
花井監督(以下:監督):「イジらないで、長瀞さん」の監督をさせてもらいました、花井です。よろしくお願いします→拍手
キ:そしてキングレコードのプロデューサー諏訪さんです。
諏訪さん(以下:諏訪)「長瀞さん」プロデューサーを務めました諏訪と申します。よろしくお願いします→拍手
キ:本日(上映会が)2回ありますが、1回目はこのメンバーでお送りしたいと思います・・・では皆さん、お座りください
ここで登壇者は用意されていた椅子に着席。座りながらもすみぺが早速・・・
す:すごい・・・(客席を見渡して)おじさんばっかりなんですね→笑い
諏訪:はい、すいません・・・
キ:僕も、入った瞬間戸惑ったんですが・・・男性比率が高い
す:しかも、登壇者も・・・
キ:今日は、全体的に濃いめのメンツでお伝えしていく・・・
す:お伝え・・・w
いえ、いいんですけど・・・わたし、来てよかったんですか?
キ:たぶん、上坂さんをみんなで観る会みたいな・・・
す:観てくれ〜!!→拍手
●久々の
キ:さっきも(裏で)話していたんですが、コロナ禍になって1年以上たっているので、有客でのイベントは、上坂さんはだいぶお久しぶりなんですよね
す:そうなんです! 本当に1年以上ぶりの有人イベントで、しかもみんな以前は「おー」だの「ぎゃー」だの「わー」だの、うるせえ・・・って思ってたんですけど→笑い
すごくお行儀がよろしく・・・でも、久々に皆さんに会えて、みんな実在してたんだ、嬉しい〜って思いました・・・
(潤んだ声で)なんか、嬉しい〜・・・→拍手
お久しぶりです〜・・・初めましての人もいると思うんですけど・・・嬉しいんですよぉ・・・ホントに・・・
キ:嬉しいですよね・・・我々も、有客での上映会をどこまで、どうしようかというのを、諏訪さんと悩んだんですが、緊急事態宣言も解け、劇場にもご協力頂いて、今回有客でできることになりました
す:ありがとうございます・・・
キ:お客さんも、上坂さんを生で見るのは久しぶりですか?
す:え、(挙手しつつ)わたしのオタクの人?
すみぺの問いかけに、会場のほぼ全員が挙手。
す:わわわ!うわ、うわ・・・→笑い
キ:あの・・・そういうことですw
す:そっか、みんなありがとうございます。
出かけるのにも気を遣う環境の中、大変な中来てくださって、ホントに・・・
わたしも、だいぶコメント力が低下してる気はするんですけど→笑い
鍛え直してがんばっていきたいですし、皆さんもう(アニメの)1話を観たと思うので、(トーク時間は)30分くらいしかないんですけど、「長瀞さん」のお話をいっぱいできればと思いますし、みんなの顔も思い出していくね→笑い
1年のブランクがあるので・・・w
●イジらじ!とあいにゃ
キ:「コメント力が・・・」なんて言いますけど、今「長瀞さん」のラジオをやらせて頂いていて・・・皆さん聴いて頂いてますか?
(※『上坂すみれ×鈴木愛奈のTVアニメ「イジらないで、長瀞さん」らじお~イジらじ!~』のこと)
会場からは拍手。
す:おお〜、ありがとうございます
キ:諏訪さんが一生懸命企画を・・・
諏訪:オールドスタイルな(※スミマセン、よく聞こえませんでした)をやりたくて・・・
久しぶりに「WEBラジオ」というものをがっつりやったなと・・・どうですか、上坂さん
す:そうですね・・・アニラジって、最近はそんなにたくさん・・・
ちょっと前までは、全部の作品にほぼ・・・
「タブリエ」とかさ・・・→笑い
「響」とか、「A&G」とか「ラジオ大阪」などなど・・・(※いずれもアニラジ系番組の発信プラットフォームやその運営元など)死ぬほどアニラジがあった気がするんですけど、最近って、生放送とかはあるんですけど・・・なんだろう、スターチャイルド感のある・・・→笑い
古き良きアニラジ・・・しかも、スターチャイルドお抱え作家こと田原(弘毅)さんが(構成を)やってらっしゃって・・・
ここで「イジらじ!」の相方である鈴木愛奈さんのお話に。
す:わたし、あいにゃ(※鈴木愛奈さん)とちゃんとお話するのも・・・別のロッククライミングするアニメ(※「いわかける! - Sport Climbing Girls -」)で一緒だったんですけど、そのときは・・・
(マイクオフで、小声で)「おはようございます!」「〜〜〜」(※スミマセン、よく聞こえませんでした)
・・・っていう感じだったので、とっても人見知りでおとなしい方なんだろうな、と思ってたら・・・
(やや野太い声で)「すこすこすこすこのすこ・・・」→笑い
「たまらないでふぅ」みたいな・・・
(※「イジらじ!」での鈴木さんのモノマネ)
あ、地声そっちなんだ、っていう学びを得て・・・
で、ヨッシー(※CV鈴木愛奈さん。長瀞フレンズの1人)のお声もホントに・・・2話以降、めちゃめちゃヨッシーは、一言しゃべる・・・w
ヨッシーは一言系のキャラなんですけれども・・・ガモちゃん(CV小松未可子さん。長瀞フレンズの1人)のあとをくっついて・・・
ラジオの話に戻って。
す:あいにゃさんの色んな面が知れる、良いぃ〜・・・ラジオ・・・ですか?あれは?
諏訪:はい、良かったと
キ:僕も、会社や家で常に聴いてます。複雑な気持ちになりながら・・・
諏訪:監督は、ラジオをお聴き頂いてますか?
監督:今日も、第4回を・・・
す:あ、最新回を・・・ありがとうございます
youtubeで配信されてるといつでも聴けるからいいなと思うのですが、朝から聴くような・・・?→笑い
こってりしてますよね
監督:そうですね
す:あれは、監督的には大丈夫ですか?
監督:全然OKだと・・・むしろ、アニメが負けないようにしないと、と
す:そんな、そんなに! ですか・・・?
監督:すごい、フェチズムの集まりみたいな感じが・・・
す:そうなんですよね。「イジらじ!」が始まったのって、それこそ「イジらないで、長瀞さん」って爆裂優良スケジュールで・・・
●わざとらセクシー
と、ここで他のスタッフさんから何事か告げられたキシダさんから「ちょっとだけ、よろしいですか・・・」と中断が入りました。
キ:上坂さん、椅子がちょっと危ないということで・・・
す:(ワザとらしい声色で、スカートを押さえつつ)やぁ〜ん♡あぁ〜ん♡→笑い
キ:(椅子を)前に出させて頂きます・・・
諏訪:上坂さんが落下しちゃうということで・・・
キ:そうなんですよ
どうやら椅子の位置があまり良くなかった様子でした。
す:でも、わたしこの座り方(※スカートが短めなこともあり、椅子にもたれかかるような感じでした)で合ってますか?
キ:(椅子に)乗っかっちゃって、足をかけた方がいいかも、と・・・
す:(座り直して)よっこい・・・はい
●会議は踊り、わりと進んだ
すみぺの座り位置も整ったところで。
諏訪:では、優良進行の話に戻して・・・→笑い
す:優良進行の・・・w
そう、すごいんですよ、アフレコ・・・始まったのいつでしたっけ
監督:去年の夏に始まって・・・
す:ほぼ、お休みも無く
監督:そうですね、最後のあたり僕のコンテが・・・っていう問題ぐらいで
す:w・・・監督の命はちょっと危険だったけど・・・
でも、2020年内に、ほぼ録り・・・
監督:アフレコは全て終わってますね
す:曲とか、色んなものも録り終わっていて・・・
なんなら、アフレコのときから色つきの絵があったりして
監督:ありがとうございます。一応、3話までは全部色がついて・・・
それ以降は徐々に、でしたけど・・・
す:いやいやいや!でも、色がついた状態で(アフレコが)できるっていうのは本当に恵まれた環境なので・・・
「イジらないで、長瀞さん」ってフリーダムな作品ではあるけど、真面目な人が作ってるんだなあって・・・ジャパニーズHENTAIの律儀さが感じられる・・・→笑い
キ:監督、めちゃめちゃ真面目ですよ
監督:監督がクソ真面目な方(ほう)だったので、他の皆さんにおちゃらけてもらって、バランスがとれたのかなと
諏訪:でも、シナリオ会議盛り上がってましたよね
キ:ひどかったですよ。トムスの会議室で、2人(監督と諏訪P)には毎回来てもらってたんですが・・・午前中から下ネタ話してるだけの会議で
諏訪:一昨年の夏からシナリオ会議を始めて、ほんとに順調に終わりましたね
キ:そうでしたね
諏訪:朝10時集合で
キ:で、13時解散という感じでしたね
す:w・・・すごい・・・そう、きっちりしてるんですよ
諏訪:結果、みんな真面目だった
●災い転じて
キ:あと、上坂さんたちが収録にいらっしゃった頃はコロナが一番大変な時期で
す:そうですねえ
キ:分散収録だとか、よりきっちりした進行をしていたので、そういうのも(優良進行の)印象としてあったかもしれないですね
す:なんか、すごい「こんな録り方もあるんだ」って発見があったのは、わたしは・・・ラジオとかでもしゃべったかもしれないんですけど・・・ナレーションブースみたいな、ちっちゃいお仕置き部屋みたいなところに入れられて→笑い
で、山下(大輝)さんとか、他のキャスト・・・マックス3人くらいが限界なのですが、おっきなブースに入られて・・・
(※このへんメモがあまり追いつかなかったのですが、内容的には
・長瀞さんとセンパイ(※CV山下大輝さん)のかけあいゼリフについて、お互いのセリフがかぶり気味なやりとりや、センパイがしゃべっている裏で長瀞さんが何か言ってる、といったセリフは同じスタジオ(ブース?)だと普通は同時に録れない
・しかしすみぺは別室でヘッドホンから山下さんの声を聴きつつ、同時に録ることができた。
・それはすみぺ的には逆にやりやすかった
という感じだったと思います)
す:・・・なので、大変なだけじゃなく・・・
大変な時期ではあったんですけれども。スタッフさんも毎回マイクを拭いたり・・・
あと、スタジオにごっつい空気清浄機みたいな・・・菌絶対○すマンみたいなマシンが置いてあって→笑い
アフレコスタジオって、本当は・・・全然関係ない作品で申し訳ないですけど、女子高生が戦車に乗るような作品(※「ガールズアンドパンツァー」のことでしょう)だと、キャストが50人くらいいるもんですから、すし詰めて、すし詰めて入ってたんですけれども・・・
少人数で集中して録るっていうのも、これはこれでいいのかなと思いました
キャストも、「長瀞さん」ではセンパイと長瀞さんと、長瀞フレンズぐらいだったので・・・あとは、PVに部長(※センパイが所属する美術部の部長。CVはこの時点で未発表)もちらっと出てましたけど・・・
なので、このコロナ禍の中でも、かけ合いの楽しさを感じられましたし、それが映像にも反映されているというか・・・アフレコ、楽しかったです
監督:良かったです、こちらとしても・・・(声優の)皆さんがやっぱり上手かったです
す:上手かった・・・w
監督:なので、収録時間も速かった!
す:「声優さんが上手かったです」って・・・wこわい・・・w→笑い
キ:プロですからね、みんなw
す:よかったです、ヘタで舌打ちしまくりでしたとかじゃなくて、本当に・・・
監督:順調に、テイク数を重ねることもなく、スムーズに演出意図を汲んでもらえたので助かりました
●盗聴アグレッション
す:実は長瀞ブース、ヘッドホンからいろんな返しの音が聞こえてたんですけど、ときどき調整室の声が・・・「監督どうですか?」「うん、いいですね」みたいな声が聞こえてて・・・w→笑い
諏訪:一番聞こえちゃダメなやつかも・・・w
キ:コロナだったので、スタッフさんもzoomで遠隔で参加頂いたり、なるべく人を減らしていて、それでたぶんいろんな音が混線して・・・
す:傍受しちゃいました
キ:意図せず聞くことになってしまったと・・・
す:「このシーン、もうちょっと四つん這い感が欲しいですね」みたいな・・・→笑い
監督:あ〜、言ってました・・・音響監督といっしょに
す:「ここもうちょっと乳首にヒットした感じ出しましょうか」みたいなことを、えらい大人がまじめ〜にやってるから、狂ってやがる・・・って→笑い
キ:放送で見て頂ければと思うんですが、「四つん這い」は制作陣はだいぶモメたワードですね
す:あれどうなったんでしょう・・・そうですね、おいおい・・・
キ:放送を楽しみにして頂ければと
す:そうでした、四つん這い問題は、すごい・・・
キ:だいぶ激論を交わした四つん這い問題というのがありまして、どこのシーンかなというのを楽しみに見て頂ければ・・・
●コロナ状況下でのアニメ制作
キ:監督や諏訪さんはコロナの中、(コロナの影響が)ピークの中でアニメを作っていたわけですが、やりやすさ、やりにくさ、普段と違うところや心がけたことはありますか?
監督:やはり通常のアニメーション制作は難しく、特に人が集まっての(打ち合わせなどの)作業は支障をきたすので、できる限り個々で、ないしはオンラインで会議をやったりして、皆にスケジュール意識を持ってやってもらったのが一番大きいですかね。
特に演者さんに対して、少しでも良い状態でアフレコしてもらおうとか、後ろの作業の人たちにも・・・アニメーションってどうしても徹夜、徹夜のイメージになっちゃうんですが、そうならないよう調整して・・・特にそこは注意していました
諏訪:アニメってたくさんの人数で作っていくものが多いと思うんですけど、少人数制作でコンパクトにして頂いてるおかげで、監督やスタジオとのやりとりが逆に密になっていたというか、すごく意思の疎通がとれているチームだったという印象があります
●原作と、役を演じての印象について
キ:ホントは一番最初にお聞きしたかったんですが、そもそも皆さんは原作を(アニメ化の話が出る前から)お読みになっていたのかと、どんな印象を持たれていたのか・・・上坂さんはオーディションの前に原作をお読み頂いたと思うんですけど、いかがでしたか?
す:そうですね・・・キャッチコピーが「Sデレ少女」「あなたの中のなにかが目覚める」っていう・・・あやしい世界へのいざないだなあって・・・
(※「マガポケ」の原作掲載ページに記載のキャッチコピー。全文は「憎たらしいけど愛おしい。苦しいのに傍にいたい。あなたの中の何かが目覚める、“Sデレ少女”の物語。」)
でも、イジりたおすことで愛情を伝えるヒロインって、最近の新しい概念な気がして、ツンデレとも違う・・・属性でキャラクターを区別するのはあんまりよくないですけれども・・・「イジる」が相手への好奇心、興味、はたまたラブなの?みたいな・・・そういう作品はあんまり読んだことがなかったので、すごい衝撃的でした
特に序盤の長瀞さんは、クラスにいたらわたし泣いちゃうよっていう邪悪っぷりが・・・→笑い
なので、最近の長瀞さんを見てると、すごいかわいい顔をいっぱいしてくれるようになってうれしいな、みたいな・・・そういうちょっとずつイジり方も変わってくるかわいさとか・・・
ああいう女子・・・褐色で、運動ができて、ギャルの友達がいて、ファミレスのテーブル席とかを簡単に使うやつら・・・→笑い
っていう、すごい隔たりのある・・・わたしセンパイ寄りの人生を送ってましたから、どうしてもセンパイ目線で読んでしまって・・・
だから、くぅ〜、あ〜、くやしい〜、今日も負けた〜、っていう(気持ちで)読むんですけど・・・
でも、まさか長瀞さんのオーディションを受けるとなると・・・(首をひねりながら)ん?ん?って、演じる・・・長瀞さんを生み出すことにとても苦労しました
キ:現場としては皆さん(役に)しっくり来ていた印象でしたが、監督は上坂さんの長瀞さんは、印象とかどういうところが長瀞さんに合ってた、などありますか?
監督:声を聞いた印象は、もともとノリノリでやっていた感じがすごく・・・→笑い
あれ、「苦しい」じゃなくて、むしろ楽しんでるんじゃない?っていうのは感じていました
す:そうですか、わたし人をイジるだなんて、そんな失礼なことをとてもできるか心配だったのですが・・・→笑い
(いい笑顔で)やはり役になりきるというのは、素晴らしいことですね
キ:お客さんの反応を見てると、なんだか違和感がすごい・・・w
す:(客席に向かって)なんだァ?ちょっと・・・→笑い
ここですみぺ、何か思い当たった様子で・・・
す:あっ、それかなあ?
わたし、普段は大人しいんですけど、こういうイベント(仕事)になるとですね→笑い(※「イベントかっこしごと」と発音してました)
何かのスイッチが入るみたいで、人のレスを引き出すために、
「オマエ、TrySailのTシャツ着てるぞ!」とか、
「プーチンのお面かぶってるやつ!」とか、
「そのガスマスク前見えないだろ!」とか、
そういう雑なイジりを発動してたので、その因子がわたくしにあったのかもしれないですね・・・
監督:そうかもしれないですね・・・アフレコ現場でも、長瀞さんが乗り移ったかのようにやってもらってるんですけど、どうしても(コロナ禍で)みんなが休憩している間も、(すみぺは)別撮りでお一人ということが多かったと思うんですが
す:はい
監督:その間、こう(お腹のあたりに両手を持ってきて)お茶を持って隅の方の椅子に座っていて、静かな人だなあ〜と思ってたら、またBパート(の収録)が始まるとノリノリっていう、その落差が面白かったです
す:たしかにお茶はガブ飲みでしたね・・・長瀞さんはエネルギーめっちゃ使うので、お茶はいっぱい要るんですけれども・・・
あと、実はわたし、みかこしさん(※ガモちゃん役の小松未可子さん)ともしーたむさん(※桜役の井澤詩織さん)ともあいにゃとも、それぞれ今番組をやらせていただいていて、今ではすっかり仲良しなんですけれども、あまりにもアフレコが早くて、その頃はまだそんなに仲良くなる前だったので・・・(小声で)ちょっと何話していいかわからないっていうのもあったんですけど・・・人見知りなんですよね
キ:たしかに・・・さっきラジオの話があったんですけど、上坂さんと鈴木愛奈さんがあんなかけ合いをするとは思ってもいなかったので、聴いてびっくりするっていう・・・
す:いや。あれはホントにあいにゃがすごいと思います→笑い
キ:鈴木さんの方がw
す:鈴木さんがすごいです、本当に・・・
キ:そのへんは明日の上映会でお聞きしたいと思うんですが・・・
す:はい
●PVと海外人気
キ:(諏訪さんに)PVの第一弾、第二弾がかなり好評を頂いていると思うのですが、長瀞さん役に上坂さん、というキャスティングについて、どのようなところに注目していたり期待していたりっていうところがあったのでしょうか?
諏訪:たくさんの方に(オーディションを)受けていただく中で、上坂さんの今までやられている作品(役)で見えたある種の狂気性が長瀞さんに合っているのかな、というのがひとつ・・・
逆に、長瀞さんのかわいいところを演じていく上で、上坂さんの中のそっちの部分が新鮮みのあるものになるんじゃないか・・・という、長瀞さんに宿る二面性を表現するのに上坂さんはぴったりなんじゃないかというのが、今回の配役になった結果と言いますか・・・いいこと言えました
す:ありがとうございます・・・いいこと言いましたね→笑い
諏訪:おかげさまで、第一弾、第二弾PVがめちゃめちゃ再生されていて、第二弾が公開一週間で100万再生を越えていて・・・実はこの2〜3日だけ年齢制限がかかっちゃったんですよ→笑い
す:ええ〜!?ええ?そうなんですか?
キ:僕も夜中に見ようと思ったら、あれ年齢制限かかってるぞって・・・
す:ええ〜!
諏訪:一日10万再生ペースで行ってたんですけど、変な話、濡れ衣なんですよ
そんな変なことはやっていないので・・・あまりに再生回数が多いのでyoutubeさんのチェックが入ったんですけど、異議申し立てにより解除されて→笑い&拍手
す:よかった〜・・・
諏訪:海外の方からの反響が本当に素晴らしく・・・コメント欄がとてもおもしろいですよね
す:おもしろいですね。海外の方が・・・なんだっけ、「Pog Pog」「wangi wangi」っていうコメントを・・・「NAGATOROOOOO」「SENPAAAAAI」みたいな・・・wどこの方なんですかね
(※「POG」・・・驚きや興奮をあらわすスラング。Twitchが発祥とか。「wangi wangi」・・・インドネシア語。日本語でいうところの「クンカクンカ」にあたるらしい)(※あまり詳しくないので、間違ってたらスミマセン)
キ:本当に海外の方のコメントも多く、多国籍なコメント欄になっておりまして、お時間あればぜひ見て頂きたい・・・今だと、グーグル翻訳とかで自動で翻訳してくれますので
す:すごい・・・「シャーマンキング」に勝てますかこれで→笑い
諏訪:実は、第二弾PVはシャーマンキングのPVより再生されてます
す:おお〜→拍手
キ:シャーマンキングも(「長瀞さん」と同じく)原作講談社さんで、(アニメは)キングさんがやられているので・・・
諏訪:同じく4月番組なので・・・
キ:難しいコメントを迫られるんですが
す:www・・・
諏訪:ライバルはシャーマンキングになってくるんですが・・・
(PVは)もちろん日本の方に一番見られてるんですが、実は次がアメリカで、それ以下がかなりいろんな・・・ペルーであったり、ブラジル、中南米系にめちゃめちゃウケていて
す:へ〜
キ:あと、意外に東南アジアでも少し見られていて・・・
諏訪:原作コミックが世界的に展開されていて、海外のアニメイトさんとかでは、平積みで置かれているらしいんですよ
す:へぇ〜!・・・大丈夫ですかねえ→笑い
なにが刺さるんでしょうね、特に海外の方に・・・
キ:(キービジュアルの映っているスクリーンを振り返って)やっぱり、こういう・・・
す:(後ろを振り返って)ビジュアルなのかな
キ:ビジュアルと、やっぱりマンガの中に登場するパワーカットがあるじゃないですか・・・センパイの上に乗っかっていたり・・・
す:たしかに、センパイをお馬さんにする回とか
キ:いっぱい問題のシーンがありますので
す:そっか・・・ああいうのがたまらないんですね
キ:そうだと思います
●ナナシ先生
キ:(登壇者に)皆さん、原作者のナナシ先生にはお会いしてますよね
上坂さんもアフレコ時にお話とか・・・
す:はい、すごいお忙しいと思うんですが、わりとアフレコに・・・初回とか最終話とか・・・いらして下さって、でも限りなく気配を消す技が強くて、あっ先生そこにいらっしゃったんですか?みたいな感じでした
こういうマンガを描かれる方なので、すごいハード&アグレッシブボーイなのかと思っていたら、とても物静かな方で
キ:穏やかな方ですよね
す:穏やかに喋る方なんだって思いました
キ:監督は先生と話したり、一晩いっしょに・・・ご飯食べたりする時期もありましたよね
監督:すごい意味深な言葉の言い回ししますね→笑い
キ:「一夜をともにした」みたいなことを言いそうに・・・w
監督、先生とお話されてみていかがでしたか?
監督:そうですね、アニメに対して、自分が原作でありながら人に託すという部分に寛容な方だったので、アニメ化するにあたって、けっこうなところでこちらの案にも理解ある対応をして頂けたかなと・・・
で、こちらとしても、できる限り原作のいいところや雰囲気を崩さないように・・・特に原作の一コマ一コマ、絵に関してもセリフ回しに関しても注意したので・・・こんな言い方は良くないかもしれないんですけど、非常にやりやすい漫画家さんだったと・・・
す:やりにくい漫画家さんもいるんですか?→笑い
監督:あっ
キ:(割り込み気味に)どうなんでしょうねえ?
す:あっ、Oh・・・タイヘンデスネ・・・→笑い
キ:色々な考えをお持ちの方がいらっしゃいますので・・・
ナナシ先生は本当に、アニメに対しても期待と、モチベーションを高く持っていただきつつ、けっこう制作サイドの意見も聞いて頂けましたね
監督:そうですね、こちらとしてもできる限り協力してもらいたいと思っていたところ、ナナシさんから「何かお手伝いできることがあれば」と言って頂いて非常に助かりました
キ:先生がどういう形で(アニメに関わっているか)というのは、おいおいのお楽しみというところですよね
諏訪:ナナシ先生が「こんなことまでやってくれるんだ」という、けっこう驚くような活躍をして下さっているので、TVシリーズ楽しみにして・・・
キ:なかなか無いようなことが仕掛けとしてありますよね
諏訪:僕も「マジですか」って言っちゃいました・・・先生そこまでやって下さるんですかっていう
キ:なので、本当にナナシ先生、原作の編集チームもすごく前向きに話をして頂いてみんなで一緒に作れた作品だったと思います
●本作の見どころ
キ:監督、今後シリーズを見て頂くにあたって、特に力を入れた部分やここを見てほしいという見どころがあれば、ぜひ教えて頂けますでしょうか
監督:この作品はどこまで行ってもセンパイと長瀞さんの関係性のお話になりますので・・・特に今日第一話を見てもらって・・・自分自身、作っていて心が痛いです。センパイの立場に立ったときにツラいんですけど、それが人によってはだんだん快感になるかもしれないし、こういう関係もアリじゃない?って思えるかもしれない・・・その関係値が、物語が進んでいくうちに変わっていくというわけではないですけど、ある程度それが心地良くなっていくように映像を作っているので、そこを見てもらえればと思います
キ:ありがとうございます
●告知タイム
ここで告知タイムとなりました。キシダさんからまずは放送情報のアナウンスがあり、途中で・・・
キ:・・・それから、アマゾンプライムビデオさんで地上波同時最速配信を行います
す:(力強く)アマゾンプライムビデオさん!→笑い
キ:復唱するかたちで・・・w
アマゾンさんは会員に入っている方も多いと思いますので、地上波で最速で見れないという方もぜひ・・・
続いて4/5の生放送特番の告知に。
キ:諏訪さん、こちらどんな番組でしょうか?
諏訪:アニメ放送の5日前ということで、改めてアニメの見どころやキャラクター紹介、そして大注目、MC山下大輝さんということで、山下さんの人のいいMCを楽しんでもらいたいなと・・・
上坂さんにもこちら出て頂きますが・・・
す:はい、がんばります!
(スクリーンに映った出演者画像を見て)いいですね・・・すごく華やかですね→笑い
キ:でもMCが山下さんなので、もしかしたら上坂さんにイジられてしまうんじゃないかと・・・
す:いや、わたしリアルで山下さんをイジったことないですよ!?→笑い
ないです、全くないです・・・
諏訪:上坂さん、小松さん、井澤さんにイジられないよう、僕らもがんばりたいなと・・・
キ:絶対イジられるんじゃないかと・・・
す:w・・・
なお、この特番では新情報(重大発表)もあるとのことでした。
続いて主題歌情報のアナウンスになり、OP曲「EASY LOVE」についてのやりとりがありました。
キ:上坂さんに主題歌を歌って頂きましたが、こちらどんな曲になっていますでしょうか?
す:今回はOPテーマということで、しかも長瀞さん役もやるので、責任重大だなと思いつつ、作詞にも参加させて頂いたり、とても楽しく作ることができました
(曲は)ちょいちょい「イジらじ!」でも流れてたり、1コーラス分は解禁されているんですけれども・・・
これはライブをイメージした曲でもあり、聴くたびに長瀞さんを思い出すような曲にしたいなと思ったので、わたしの真心こもった詞とともに楽しんで頂ければなと思います!
発売週がホントに大事なので、発売週に買ってほしいなと思います→笑い
諏訪:よろしくお願いします!
キ:諏訪さんは上坂さんの音楽の担当もされていますので、お二人にとって発売週が大事ということで・・・ぜひ皆さんお願いします
す:お願いしま〜す!!→拍手
ありがとうございま〜す!!
キ:皆さん先ほどOPを見ていただいたと思うんですが、映像もビビッドな色づかいで、カッコいい、何度でも聴ける楽曲だと思うんですが、皆さんいかがでしたか?→拍手
キ:・・・これは発売週期待できますね
す:やった〜
諏訪:初回限定版、期間限定アニメ版、通常版、3形態ございます!お願いします!→拍手
キ:デジタルでの配信もありますのでよろしくお願いします
す:お願いします
続いてEDテーマについて。
キ:EDも、上坂さんも参加されていて、こちらは第二話から流れる予定です。
こちらも映像にかなりこだわって作られていますので、放送を楽しみにして頂ければ
諏訪:素敵でした
す:うんうん
キ:EDや、「イジらじ!」の主題歌は他の方と歌われたと思うんですが、いかがでしたか?
す:実はこの2曲の収録の方がアフレコよりも早かったんですね
なので、まずそこでキャラクターを構成しつつ録った思い出が・・・
「暴走アグレッション」は「イジらじ!」で流れている激しめのお歌なんですが、フルで聴くとより激しさを感じます。
そして「カラフル・キャンバス」は、意外な曲調というか・・・「今週の長瀞さん、いい話だったなあ」みたいな、なぜか優しい気持ちになれる歌になっているので、そこを注目してもらいたいです
諏訪:監督は、OPとEDの印象はいかがでしたか?
監督:OPは、「パンクっぽい曲」というテーマでお願いしていたので、それに合わせて映像を作っていて、「落書き」的な要素が楽しめるものになっているかなと
EDは、上坂さんの言っていたイメージどおりですね。発注の段階から、長瀞さんとフレンズのいつもの帰り道的なテーマで作ったものなので、最終的にほっこりして終わるというのを感じてもらえればと思っています
●ED
最後に登壇者から一言ずつご挨拶となりました。
諏訪:「長瀞さん」はすでに全話完成していまして、監督、スタジオの皆さん、キャストの皆さんのご尽力で本当に良いものになっていると思います
あとはより多くの方に楽しんで頂くだけと思っておりますので、引き続き応援をよろしくお願いします!本日はありがとうございました!→拍手
監督:今日、第一話を観て頂いて、放送が始まりましたらできる限り最後まで観て頂けたらと思いますし、こちらとしても皆さんが楽しめるような映像を目指して作りましたので、なにとぞよろしくお願いします→拍手
す:本日は本当に、まだまだ大変な状況の中、足を運んでくださってありがとうございます
先行上映会ができるよろこび、そしてこの(アニメの)クオリティの高さ、体感して頂けたと思うんですけど、2話以降も、原作のこのエピソードがここで出るんだ、みたいな・・・原作を読んでる方は照らし合わせて、読んでいない方でも楽しめる内容になっていますので、ぜひぜひ4月からの放送をよろしくお願いします。ありがとうございました!→拍手
最後にキシダさんからご挨拶があり、登壇者揃って「ありがとうございました!」と一礼されて退場。会場拍手で見送りつつ、先行上映会終了となりました。
参加された皆さん、お疲れ様でした!
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