【オススメのドラマ作品:正直不動産】営業マンが大切にすることがつまった学びの作品
こんにちは。
今日はオススメの連続ドラマ作品である正直不動産を紹介します。
ビックコミックで連載しているマンガ「正直不動産」が2022年4月に「山ピー」こと「山下智久」を主役にNHKドラマ化した作品です。
現在では、Amazon Videoなどで視聴することもできます。
不動産屋の再現度が高い作品に引き込まれる
「正直不動産」は、不動産屋をとてもリアルに再現している作品です。
タイトルの通り、不動産業界にフォーカスした作品となってます。
その内容は、リアルな不動産業界の現状やその闇、不動産営業マンの働き方を再現している作品となっています。
メリットしか伝えない営業やフルコミッションでやっている営業の苦労など営業の経験のある私にとっては営業マンという観点でとても共感する作品で引き込まれました。
1話完結型のストーリーで、テンポよく進んでいくのあっという間にシーズン2まで見終わりました。
作中に出てくる営業マンのスタイルが様々で、大袈裟にやっているようだけど、リアルな世界でも起こっていることなので勉強にもなりました。
正直営業の葛藤やその現象が引き起こすリアル
物語の主人公である、「山ピー」演じる「永瀬 財地」は元々は嘘も平気で言う営業マンであり、営業の実績作りであれば、嘘も平気でついて営業成績を上げてきました。
そんな主人公である永瀬が、ある日を境に嘘がつけない体になってしまいます。
石碑を壊したことで、祟りがつき嘘がつけない正直もの営業マンになったところから物語が加速していきます。
ここだけ聞くと、良いことかもしれないが、今まで嘘や人を騙して営業してきた永瀬にとっては、致命的で、営業成績が一気に落ちたのであります。
心の中で思っている本音も全てお客様に伝えてしまい、どんどんお客さんが離れていくのであります。
自分も営業をやっていた時、本音と建前が共存しお客様にフルオープンに接せれないモヤモヤがありました。
ストーリーが進むにつれて、正直に営業することのメリットも現れてきます。
包み隠さず伝えることはお客様が判断に迷ったり、契約を取りやめることにも繋がりますが、そこに信頼が生まれ、お客様も冷静にメリットもデメリットも理解した上で決断できるようになってくるのです。
正直に営業することは、勇気がいることだと思います。
本編でも永瀬がお客様から怒られたり、怒鳴られたりしていましたが、実際の世界でも同じ状況であると思います。
全てを話すことは、お客様にとっては、メリットになるかもしれませんが、1件1件の契約に多大な時間がかかることにもつながります。
ここで正直に全ての営業をした方が良いと言うつもりもありませんが、目の前の実績のために動いてしまう営業マンは、信頼されないし長期的な関係値づくりは難しいと思われます。
目指す理想像は、正直営業?
営業の本質はお客様へ喜んでもらうことであると考えます。
嘘をついたり騙したりして、一瞬の喜びを与えるものではないと思います。
本編でも永瀬が過去に嘘をついて、契約をとったお客様からのクレームが上がってきたシーンがあります。
長期的なお客様との関係を築くためにはお客様とWin-Winになることが大切であります。
過去無理して売った契約は後からトラブルになって戻ってくるのです。
営業の世界をよく描いている作品だなと思いました。
物語が進んでいくうちに永瀬の元には、永瀬の正直営業を信頼したお客様がつくようになりました。
また、そのお客様が永瀬にお客様を紹介して営業成績が上がっていくのです。
お客様と良好な関係を築く姿は、営業の理想系に感じました。
作品の中で、「福原 遥」演じる「月下 咲良」が「カスタマーファースト」という営業を信条に営業活動していました。
実績や営業成績のためのお客ではないです。
お客様と対等な関係を築くことで、お互いにとって良い関係が続くのであると感じました。
ドラマとしても面白い本作品ですが、営業としても学びのある作品でした。